イベントの20分前に初めてのモデレーターを引き受けたら絶賛された話
みなさんお久しぶりです!
とっても久しぶり(1年以上ぶり)にnoteを書いています。私のことを知らない方もいらっしゃると思うので、まず自己紹介をさせていただきます。
改めまして岸畑聖月と申します。助産師を企業とマッチングさせ、従業員をオンラインで支援するサービス「The CARE」を提供しています。The CAREは、従業員が育児や健康に関する問題に対して、専門の助産師からオンラインでサポートを受けられるサービスです。詳細はぜひこちらをご覧ください。またXもしていますのでぜひフォローください。
さて、先日「Sushi Tech Tokyo」というイベントで、【地域別で探るスタートアップエコシステムの在り方:各地域のスタートアップはどのような戦略を描くか】というテーマでモデレーターを務めました。このイベントの詳細はこちらからご確認いただけます。
実は、直前まではパネリストとして登壇する予定だったのですが、開始20分前にモデレーターを打診されました。初めての経験でしたが、引き受けることにしました。その結果、他の登壇者から「とても素晴らしかった、才能がある」と絶賛されました。(一番褒めてくれたのは一緒に登壇した瀬戸内VCの山田さん)
今回は、この貴重な経験を元に、モデレーターとして意識するポイントやコツをまとめ、これからモデレーターを志す方々の参考になればと思います。
(と偉そうに言いましたが、他の人の参考になればというよりも自分の現在地や課題を書き留めておきたいのが大きいです。)ではいきましょう!
モデレーターを引き受けた経緯
今回のイベントは、弊社の顧問であり、ともに登壇したKIHARA Commons CEOの木原さんのパートナーでもある猪熊さんからのお誘いでした。
イベントの当日は、こんな大きなイベントで何かお話しするの始めてでしたので緊張と期待が入り混じった気持ちで会場に向かいました。また前日までに一緒に登壇する方のうち渋谷さんだけは、事前打ち合わせもできず話したこともなかったのでネット記事やYoutubeを読み漁りました。結果これが功を奏しました。
直前の顔合わせも終盤、開始20分前に主催者から急遽モデレーターの役割をお願いされました。もちろん正直驚きましたが、新しい挑戦を恐れずに受け入れることが成長につながると信じていたので、迷わず引き受けました。
(当日の様子がアップされたのでぜひご覧ください▼)
モデレーターとしての役割は、パネルディスカッションの進行をスムーズに行うこと、だそうです。登壇者さんの意見を引き出し、オーディエンスが理解しやすい形で議論を進めることが求められます。初めての経験ながらも、事前にスマホで確認し(笑)、全力で努めました。
モデレーターとして意識するポイント
①準備を怠らない
モデレーターとしての最も重要なポイントは、事前準備ということはなんとなくわかっていました。とはいえ、当日まではこんな大役任されると思っていなかったので、小さなイベントならしていなかったかもしれません。前述したように今回の「Sushi Tech Tokyo」のような大きなイベントは私にとっては初めての場だったので、自然とパネルディスカッションのテーマや登壇者のプロフィールを徹底的にリサーチしていました。結果的に急遽引き受けられたのはこの行動が大きいですね。これにより、議論が深まる質問を投げかけることができました。
②聞き手としての姿勢
モデレーターは、話し手であると同時に聞き手でもあります。登壇者の話に耳を傾け、その内容を深掘りする質問をスマホでメモをとりながら考えました。(ペンとノートの方がクールだったなと今では思います。)また急遽ディスカッション前にオーディエンスの属性を挙手で把握し、みなさんが何を知りたいのかを常に意識しながら、進行を心掛けました。また、これは無意識でしたが、今回のご縁をくださった真理子さんは以下のように振り返ってくれました。「勝手に意訳しない」はおそらく助産師として臨床で、対象者様がお伝えしてくださったことをそのまま歪めず受け取り記録に残すという経験が活きたのだと思います。強みとして磨いていきたいですね…!
③時間管理
パネルディスカッションの進行には時間管理が欠かせません。今回は45分で自己紹介から結論まで。また途中でモデレータが変わる!という演出を行なったためマイクを握った時にはすでに残り38分でした。この時間内に3つのテーマについて各登壇者に均等に発言の機会を与え、良さを引き出しながら、予定の時間内にオーディエンスに最も価値を提供できる結末で議論を収めることが求められます。もちろんタイムキープに注意を払いながら、議論をまとめました。がここは反省点も多かったです。たとえば1つ目の質問では、焦りが先行して回答の掘り下げがうまくできなかったり、すこし早く次の質問に移ってしまったりしました。
④柔軟な対応力
パネルディスカッションでは予期せぬ展開が起こることもあります。登壇者の意見が予想外の方向に進むこともありましたが、その都度柔軟に対応し、議論を整理しました。特に、今回は地域と東京都いう属性を隔てることがテーマだったので、どっちがいい悪い議論になりやすく、そういう方向性には持って行きたくなかったので細心の注意を払いました。また、柔軟な対応力という意味では、3つの質問をどれだけシームレスに繋いでいくか、が重要でした。(いちいち区切られたらその都度熱が冷めてしまいますからね。)なので、進行中の議論で次の質問につながりそうな登壇者の発言をメモし、そこを「私の好奇心において掘り下げる」ように持って行きながら次の質問に移るように心がけました。こういった思考が、上記の反省点である、(あ、もっと掘りたかったな‥)という点もリカバリーしてくれました。
モデレーターとしての経験を振り返って
今回のモデレーター経験は、私にとって大変貴重な学びとなりました。登壇者のみなさんの知見を引き出し、オーディエンスに価値ある情報を提供することができたと感じています。(多分)また最後に「エコシステムって愛なんですね」とまとめて金言を残しました。笑
今回の経験を通して特に以下の点が自分の成長につながったと実感しています。
自信の向上
初めての経験でありながら、登壇者やオーディエンスから好評を得たことで、自信を持つことができました。新しい挑戦を恐れずに受け入れる姿勢が、次のステップへとつながることを実感しました。やっぱり初めてを恐れず挑戦するという思考は続けて行きたいですね。(登壇者がよかったから挑戦できたのですが)ネットワーキングの強化
イベントを通じて、多くの起業家や専門家と交流する機会を得ました。終了後に駆けつけてくれて、お名刺交換をできたのは、本当に嬉しかったです。これにより、株式会社With Midwifeのサービスについても多くの方々に知っていただくことができました。自己成長の機会
モデレーターとしての経験は、自己成長の大きな機会となりました。また才能だね!と言ってもらえ、だとしたら今後も様々な場面でのモデレーターとしての役割を積極的に引き受け、さらなるスキル向上を目指していきたいと思いました。ぜひチャンスください!
モデレーターを志す方へのアドバイス
これからモデレーターを志す方々に向けて、偉そうですが今の私の思考を活字に落として、以下のアドバイスをお伝えしたいと思います。今の私のレベルでもあるので、きっと一年後にはもっといいことが言えると思います。
準備を怠らないこと
事前にしっかりとテーマや登壇者についてリサーチし、質問を考えておくことが大切です。今回はラッキーだっただけなので、次回以降さらに意識します。聞き手としての姿勢を大切にすること
登壇者の話に耳を傾け、その内容を深掘りする質問を投げかけることで、議論を深めることができます。またそこに自分の感情を乗せると、どんどん議論にエネルギーが立ち込めてきます。時間管理を意識すること
パネルディスカッションの進行には時間管理が欠かせません。タイムキープに注意を払いながら、議論を進めることが重要です。また急ぎすぎた時は、自然に前の議論を別角度でさらに投げかけたり、時間がキツくなった時には設問を割愛するのもテクニックだと思います。柔軟な対応力を養うこと
上記にも通じますが予期せぬ展開に対して柔軟に対応し、議論を整理する力を養うことが求められます。特に議論が誰かを否定したり傷つけたりしないように私は注意しました。あとは、無意識でしたがミラーリングを徹底し、意訳しないことも心地よい議論には必要だと教えてもらいました。自信を持って挑戦すること
初めての経験であっても、自信を持って挑戦することが大切です。新しい挑戦を恐れずに受け入れる姿勢が、成長につながります。失敗しても‥きっと他の登壇者が助けてくれるはず!愛嬌を養いましょう!
まとめ
今回のモデレーター経験は、私にとって大変貴重な学びとなりました。今後も様々な場面でのモデレーターとしての役割を積極的に引き受け、さらなるスキル向上を目指していきたいと思います。もし私に需要があるなら、勉強の機会を頂戴できますと幸いです。ここに書いたことを振り返り、全力で取り組み最高のパネルディスカッションに作り上げます。
では皆さんもぜひ、モデレーターとしての役割に挑戦してみてください。最初は不安が大きいですが、きっと多くの学びと成長が得られるはずです。気の置けない仲間たちとの議論から始めるといいかもしれませんね。これからも一緒に頑張りましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今後もnoteで皆さんと情報を共有していけたらと思います。よろしくお願いします。
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