「勉強ができない」の解決方法、どの子も同じではない!
「勉強しているのにテストの点が取れない」
「毎日、親御さんがつきっきりで教えているのに、学校のテストの点が取れない」「宿題をちゃんとやっているのに、点数が悪い」という子ども。
―それは、勉強の量がまだ足りていないのでしょうか?
「いくら教えても理解ができない」
「わかるように教えているつもりなのに、伝わらない」「何度教えても、少し時間が経つとまた聞いてくる」「なんでわからないの!?」と親御さんがイライラしてしまう。
―それは、「理解力」が低いからなのでしょうか?
「学校の授業についていけない」
「授業の内容が理解できていない」「先生の言ったことを覚えていない、聞いていない」ように見えるうちの子、周りより劣っているような気がする……。
―塾に行かず、家庭学習を親が見ていないことが、授業についていけない要因なのでしょうか?
やる気の問題ではなく、根本的な「苦手」があった
「勉強しているのにテストの点が取れない」というショウタさん(小学校3年生)の親御さんは、勉強を教えるためにたくさんの苦労をされていました。
学校の宿題だけでは足りないからと、塾に行き、塾の宿題もやります。また、自宅学習用にドリルも購入し、塾のない日も毎日1時間~2時間をつきっきりで勉強を見ます。
それでも、テストの点数は上がりません。「どうして? やる気がないの?」と、親子でけんか腰になることもしばしばです。
実はショウタさん、「言葉」「数字」などの「音」の情報を覚えるのが苦手でした。
それを知った親御さんは、「そこでつまずいていたんだ!」とすっかり納得したのです。
親御さんが「どうして読んでもわからないの?」と思っていた問題文。ショウタさんは、「読むだけで精一杯」だったのです。
問題を解くとき、私たちは問題文を読みながら、頭の中で自然とその内容を覚え、解き方を考えています。ところが読むだけで精一杯のショウタさんは、内容を覚え、理解し、解き方を考えることまでたどり着けていませんでした。
子ども自身の「学びの個性」に合った学習方法を
ほかのことが平均的にできていても、たった1つのひっかかりがあるだけで、全体ができないように見えてしまいます。
ショウタさんと親御さんは、学びの個性として「言葉」「数字」などの「音」の情報を覚えるのが苦手だとわかってから、その部分を補えるよう、学習方法に工夫を凝らしました。
まず「読めているか」を音読し、確認してから学習を始める。漢字の「読み」をじっくり覚えたり、語彙を増やす遊びを生活の中に取り入れたり。
それによって、毎日イライラしていたことが解消され、親子が笑顔になれたのです。
学習の妨げになっている要因を「ワーキングメモリ」で知る
では、親御さんは、ショウタさんの勉強ができない理由をどのようにして突き止めたのでしょうか?
ショウタさんのような「どうしても苦手」な部分は、脳のはたらきを調べるとわかります。
私たちは、普段から「ワーキングメモリ」を使って、学習や日常生活、仕事をしています。簡単にいうと、ワーキングメモリとは、見聞きした情報を一時的に覚え、考えたりする脳のはたらきのこと。
人によって「これは好き」「これは嫌い」があるように、脳のはたらきにも「これは得意」「これは不得意」という特徴があるのです。
その「ワーキングメモリの特性」を調べられるのが、HUCRoWアセスメントです。
HUCRoWアセスメントとは、わかりやすく言うと子どものワーキングメモリのタイプを見つけるもの。それが、子どもに合った学習方法を探す手がかりとなります。
HUCRoWアセスメント、4大メリット
1:自宅で受けられる
HUCRoWアセスメントは、自宅で診断テストが受けられるため、子どもの負担が最小限で済みます。
2:勉強方法のアドバイスを付けられる
さらに、アセスメント(評価・分析)には数値やグラフに加えて、解説・解釈、学習・サポート方法(案)を載せた報告書を受け取ることもでき、いまの勉強方法に限界を感じている方も、突破口やかかわり方のヒントが見つかる可能性が高くなります。
報告書では、アセスメントの結果だけでなく、保護者の方からいただいたアンケートや情報を踏まえて、より精度の高いものをご提案できるようにしています。
3:手の届きやすいプランから、丁寧なアフターフォローのあるプランまで
プランは3つあり、ニーズに合わせてお選びいただけます。
(※2022年12月現在)
4:フォローアップのカウンセリングも
HUCRoWアセスメントの結果や解説をもとに、その後も個別の相談が受けられるプランをご用意しています。
(※プランを参照ください)
HUCRoWについて、お申込みはコチラから
簡易版・HUCRoWお申込みのご案内 | 一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会 (ewmo.or.jp)
編集協力/コルクラボギルド(文・栃尾江美、編集・平山ゆりの、イラスト・北村侑子)