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うつ病などメンタル疾患での休職・復職~両立支援コーディネーター事例検討会

今日は、両立支援コーディネーター有資格者として、兵庫産業保健総合支援センターの『両立支援コーディネーターのための事例検討会(精神疾患事例)』へ参加しました。

会場の兵庫県医師会館(神戸市中央区)

両立支援コーディネーターって、何と両立するの??

なにと「両立」するのかですが、一言でいうと治療と仕事です。

両立支援コーディネーターとは、
両立支援活動の推進のため、支援対象者と主治医、会社・産業医などの職場関係者をつなぎ、両立支援をサポートする職種です。
参考:https://www.johas.go.jp/ryoritsumodel/tabid/1013/Default.aspx

今日の事例検討会には、両立支援に関わっておられる方や今後関わりたい方などが来られていました。職種としては、看護師や保健師さんなどの医療職、社会保険労務士さん、福祉職である社会福祉士や精神保健福祉士さんです。(私の想像以上に、社労士さんが多かった印象です)

本日のレジュメ。産業保健総合支援センター=愛称はさんぽセンター。

メンタルヘルス疾患からの復職が多い

今日、検討した架空事例(精神疾患からの復職)の具体的な内容は、全国で同じ事例を使うらしいので、ここでは控えます。ですが、先生のお話によると、全国的にうつ病をはじめとするメンタルヘルス疾患からの復職支援が多いとのことです。

両立支援の視点からみると、「復職当日からフルタイムで来てほしい」という職場や慣らし出勤制度がある職場など、企業規模や業種によって会社側の事情もそれぞれです。

ご本人の思いとしては、休職期間の金銭的不安だったり、心療内科では「5分診療」と呼ばれる状況があり、なかなか正しい病気の理解や発症に至るまでのプロセスの振り返り、再発防止への取り組みにつながりづらい、という課題もあります。
(企業にカウンセラーさんがいたり、復職支援プログラムがしっかりしていているところも、もちろんあります)

さんぽセンターの案内と名札に入れてた中身、
「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」

公認心理師・社会福祉士だからこそ、お役に立てること

私は、社会福祉士・公認心理師という対人援助の専門職として、ソーシャルワーク・カウンセリングの知識や経験知を使いながら、かれこれ10年ほど相談支援の世界で活動をしています。

メンタルの不調で出勤が厳しいけれど、休職もできない、もし休めたとしても復職のハードルが高すぎるという悩みを抱えている方も大勢いらっしゃいます。

今までの支援経験の中でも、休職、復職に関する悩みもたくさんお聞きしてきました。さまざまな社会制度の知識や制度利用を支援させていただいた経験、メンタルヘルス疾患の知識やカウンセリング経験、大学でハラスメント相談員をしていた中での経験など(ハラスメント被害を受けると、メンタルの不調につながることも多い)

【とくにメンタル疾患からの休職や復職が多いからこそ】

両立支援の分野でも、私がお役に立てることがあると思います。

今日の学びを自身の法人向け事業にも生かしながら、今後も学びを続け、深めていきたいと思います。

従業員の休職、復職でお悩みの事業主のみなさま、どうぞお気軽にご相談ください。(休職や復職に不安をお持ちの方の個人カウンセリングもお受けしています)




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