『俳優』という仕事。
『俳優』は『職業』というか【状態】に近いんじゃないかと最近思う。
『俳優』に免許はない。資格もない。
舞台や映像に【出演】したらもう、『俳優』なのだ。
どんな名優でも【出演】してない時は、無職だ。
いや、言い方を変えれば、本人だ。
何も演じていない個人の時間が流れる。
「土日はどっちか出勤してね」とか
「8時間労働(1時間休憩)」などという縛りもない。
「来てください。」と言われれば、夜中の3時だって、何曜日だって、行くのだ。
そして10時間くらい椅子に座って待機してたりする。
そして、次の仕事の保証はない。
すごく売れてるミュージカル俳優さんは
「4年後の仕事までいっぱい」らしいが、
それでも「4年後」なのだ。
5年後や10年後また舞台に立っているのかはわからない。
年齢や見た目や人気やタイミングで
どうなっているのかわからないのだ。
とんでもないことをやりたくなっちゃったんだなと思う。
『エキストリックスーパーフリーター』
と言ったところだろうか。
でも僕はまだ「エキストリック」でも「スーパー」でもない。
「フリーター」ではあると思う。
定期的に宣材写真をとり、資料を作り直し、
「永久就職活動」。そんな気分。
でもそう考えると夜も寝れなくなるので、
世間のお父さん、お母さんたちだってみんなそうだぞ。
「終身雇用時代」は終わったんだぞ。
みんな10年後は分からず生きてるんだぞ。
そう思うことにしている。
作り直した自分の資料を読みながら
「足りないところ」や「欲しいこと」を考えたり
「増えたこと」や「成長できたこと」を確認できるのはありがたいことである。
2020年は沢山の「宝物」を頂いたので
2021年は磨きに磨く1年にしたいと思う。
あしたから次の作品が動き出します。
ソワソワ。ワクワク。
きっと、すーーごく大変。
それが幸せ。
さぁ、無職も終わりです。
働くぞ。
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