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Vroid hubで掲載した時に目のハイライトが消失する問題の対応備忘録

【概要】
brenderなどで編集したVRMをhubに掲載すると生じるハイライト消失とその対応方法。
【必要なもの】
uniVRM導入したunity


今回はハイライト消失の原因になったblenderの目閉じ処理からスタートする。
各ツールの導入関係の説明は省いた状態から話をしていく。

【簡単な目閉じ処理編】

必要なもの:blender+blender用VRMアドオン

目閉じ処理のやり方

まだblenderへの理解度が低いため、「目の形よりも閉じた白目が見えない状態にしたい」というシンプルな編集で挑んでいる。


右の項目からFace▶︎緑の三角▶︎シェイプキー選択


Fcl_EYE_Close、Fcl_EYE_Close_R、Fcl_EYE_Close_L の3つを編集していく

右の値を1.0に引き上げた後に左上のオブジェクトモードから編集モードに切り替え、メッシュを調整していく。

うまく瞼が選べない場合は右上の透過表示ボタンを押すと表面に隠れた点も選べるようになる。

つまつまと編集し、オブジェクトモードに切り替えて値のスライドを動かし、目閉じ時に白目が見えていないか確認する。

【注意】
次の項目を触る場合は値を0.0に戻してから選ぶこと。

【応用】常時糸目キャラの制作


値の0.0は開いている時、1.0は閉じた時(変形後)の形を指している。
VRoidstudioの段階で標準(Neutral)の表情から閉じた目を制作しても、hubなどで掲載すると頻繁にまばたきしてしまう事がある。
実際にMMDやVRMliveviewerなどで躍らせるとしつこいほどまばたきする(表情モーフと喧嘩してる)

糸目のキャラクターはレスト位置を追加・「Fcl_ALL_Neutral」を1.0にしてエクスポートすると常に目を閉じたキャラになる。

レスト位置を追加を忘れずに。

この3つの項目の編集を終え、全ての値が0であることを確認してエクスポートする。
これで目閉じが綺麗なVroidになったのでワクワクしながらhubにアップロード

…すると

問題なさそうに見えるが…
なぜか他の角度を向いた時にハイライトが消える。

hubで掲載した時だけハイライトが消失する問題。目の大きいキャラクターほど顕著に出ていた。
VRMliveviewerなどに入れるとハイライトが復活しているので、他のコンテンツで使う分には問題なさそうなのだがやはり見栄えが良くない。
同じ不具合になる人がいるのかどうか分からないが、ここに備忘録として書いていく。

【ハイライト消失の対応】

必要なもの:unity(uniVRM)
※今回の使用モデルは0.0

VRMを読み込める導入などはこちらを参照。


取り込んでFaceを選択

右側のFyeHighlight、EYEIrisに注目。
各パーツ項目の白い三角(詳細開くやつ)を押して一番下にあるAdvanced Optionsの項目を確認

瞳・ハイライトともに「レンダーキュー 透明 3000」になっている。
細かい説明は省略するが、簡単に言うとレイヤーのようなもの。今のままだと瞳とハイライトの数字が同じなので重なったり消えている状態らしい。

数値が上であるほど上にくる。右の数値は上限が決まっており、順番を入れ替えたい場合はこの数字より下の設定が必要となる。

瞳の方(EYEIris)を少し下げる。

アルファテストを選択。
ほんの少し数値を下げてくれる。

「瞳を下げたら今度は白目に隠れてしまわないか?」という不安があるかもしれないが、白目の数字は2450であった。

これより下でなければ大丈夫だと思う。

レンダーキューについて詳しく知りたい方はこちら。

エクスポートして再度Vroidhubにて掲載。


お疲れさまでした!

その他の解決方法

この方はVRM1.0のバージョンでした。解決の参考にどうぞ。


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