相手の感情をただ受け止めるということ
現在、銀座コーチングスクールでコーチングを学んでいて、大変刺激を受けています。
コーチングの前提として、コミュニケーションの基本を知るのですが、そのなかで”相手の気持ちをただ受け止める”というスキルがあります。
コーチングセッションの対話のなかで、「どう感じた?」とか、「どんな気持ちだったのか?」などの質問をクライアントにすることが多いのですが、その答えを聞いてコーチは”ただ受け止める”ということをします。
コーチは、クライアントの気持ちに対して、もちろん否定してはいけないんですが、肯定もしません。する必要はありません。
どう感じたか、ただそれを受け止めてもらえるだけで人は「認めてもらえた」と感じられるものだと知りました。
普段の生活のなかで思いめぐらせてみると、「納得できない」「大事にされていない」「話を聞いてもらっていない」そんな風に感じる場面では、そういえば自分の気持ちに対して、ただ受け止めてもらっていないのかもしれません。
職場の上司や周りの方々を見回したとき、この相手の感情を”ただ受け止める”ということを普段から出来ている方というのは少ないなと感じました。
当たり前のようでいて、大変難しいことだと思います。そして、トレーナブルなことでもあるんだなと思いました。意識して実行しなければ、つい疎かになってしまうことに感じます。
コーチングでのスキルの一つですが、常日頃から気を付けたいと思いました。