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ソロキャンプ 2021.12.3-4①ふじさんとカレーめん編

先週末に、6回目のソロキャンプに出かけてきました。

2021年のキャンプ納めのつもりで、ずっとあこがれていた『あの』キャンプ場にお世話になったのですが、最高のお天気に恵まれてすばらしい一夜を過ごすことができました。

今回も、のちのち自分で振り返ってニヤニヤするために詳細を記録しておこうと思います。例によって写真が多くなったり、無駄に長文化するかと思いますが、よろしい覗いてやろうぞという寛大なお心の方は、どうぞお付き合いください。



さて、6回目のソロキャンプ。今回の目的地は山梨県にある、本栖湖のほとりのキャンプ場……といえば、おそらくお察しいただけましょうや。



昨今のキャンプブームに一役も二役も買っているであろう、かの名作『ゆるキャン△』。その記念すべき第1話に登場する浩庵キャンプ場。主人公の志摩リンが、もうひとりの主人公とも言うべき各務原なでしこと運命の出逢いを果たした場所……



そう、今回は


念願の聖地巡礼ソロキャンプ!!!!!



ゆるキャン△は、星空を撮るためにソロキャンプをしよう!と決めてから読み始め、あっという間に全巻揃えた。私が所持する唯一のキャンプ関連書籍でもある。

あの世界観や、登場人物たちがほどよい距離感を保ちつつなかよくしている関係性に、たちまち虜になった。特に第一話の空気感がたまらなく好きで、舞台のモデルとなった浩庵キャンプ場にはぜひ1度足を運びたいと思っていた。

予約制ではなく、先着順で入場できるというシステムに尻込みしていたのだけれど、今年の夏に予約制になったことを知ってからは、なんとしてもここで富士山と星を撮るのだと決めていた。とはいえ、大人気のキャンプ場。ほったらかしほどではないにせよ予約はなかなかの激戦ぶりで、土日はあっという間に予約が埋まる。混雑を避けるため、有休を使って金土で予約を取ることにした。ちなみにチェックインは朝7時半からスタートし(開場は8時)、30分ごとの時間枠を選択するようになっている。


12/3金曜日、午前6時すぎに車に乗り込んで自宅を出発……しようとしたところで、結構な揺れの地震が来て大層ビビった。速報を確認すると『山梨県震源・震度5』の表示。oh……。前夜から地震続きでちょっと不安だったけれど、震度5って結構デカいのでさすがに怖くなる。わざわざ震源地に飛び込みに行って、果たして大丈夫かしらん……。

そのまま車中で道路情報等を確認し、とりあえず大きな被害が出ていないようなので、6時半におそるおそる出発した。東名高速で御殿場方面を目指し、富士五湖道路にアクセスして富士吉田方面へ。合間に休憩を挟みつつ、ちょうどチェックイン予約を入れた午前8時半に現地に到着。

溌剌とした爽やかなスタッフさんたちにチェックイン手続きをしていただき、いざテントサイトへ。

こちらのキャンプ場は区画分けがされていないフリーサイトなので、混雑状況を見極めずに車で乗り付けてしまうと、立ち往生してしまう可能性がある(受付でも注意がありました)。まずはサイト入口にある駐車場にいったん車を停め、場内をざっと歩いてみることにした。


湖畔側に向かうと、一気に視界が開ける。



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どんっ!


ワンピースの麦わら船長ばりに堂々たる登場。眺望最高すぎるぅ……!


評判通り、湖畔サイトの中でも水際に近い場所は、すでに一定間隔を置いてテントがびっしり並んでいる。元々水際サイトは諦めていたけれど、せっかくならやっぱり湖畔側で過ごしたい。

すると、ちょうど駐車場から降りてくる道の際にぽつんと空いているスペースを発見した。水際サイトから1段上がったエリアになるけれど、目の前に富士山はばっちり見えるし、マイテントと車を置くのにちょうどよい広さだ。隣のスペースにいらっしゃったキャンパーさんに「隣いいですか?」と声をかけると、快く快諾してくだすった。さっそく車を持ってきて設営開始。


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湖畔サイトは地面がかなりやわらかく、車がスタックしやすいと聞いていたけれど、ここは水際から距離があって整地もされているため、地面もほどよい硬さだった。ただ、そこそこ大きめの石が点在していたので、テントを張る前にある程度石を拾っておいた。夜中にテントの中で踏んづけたら、絶対泣くのでな……。

風がかなり強いので、ペグはいつも以上に念入りに深く打ち込み、ロープもしっかり締め付けておく。風を少しでもしのげるように、車は焚き火台の真横に駐車した。


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マイサイトの真正面に富士山!まさかこんないい場所が空いているなんで思ってもみなかったので、とてもうれしい。ビギナーズラックってやつでしょうねえ。にしても、私はなぜドアミラーにぶら下げたごみ袋を外してから撮影しなかった……(悶絶)

初めて出かけた身で言うのもなんだけれど、初めてここを訪れて「湖側に泊まりたい!」って方には、ぜひ湖畔上段サイトをおすすめしたいです。ある程度整地されているので、駐車も設営もしやすかったし、トイレや炊事場へのアクセスも容易でした。


設営が完了したのが午前10時。

腹が、減った。(井之頭五郎)


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この日の朝ごはん。風がびゅんびゅん吹いて乾燥してるから、水分補給もしっかりと。

やはりここに来たら、カレーめんを食べない訳には行きますまい。


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カップヌードルの新しい蓋、かわいいけど……使いやすさで言ったら前の方が絶対良かったと思う(笑)。だが蓋がかわいいのでヨシ。これ考えた人絶対ねこ好きだな?

念願の、聖地でいただくカレーめん。涙が出るほどおいしゅうございました。謎の芋みたいな物体が、相変わらず謎芋ぶりを遺憾なく発揮していて安心する。おんもで食べるカップ麺ってなんでこんなおいしんだろなぁ。


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朝ごはんを食べているうちに、富士山の雲も取れてきた。風は相変わらず強く、夜に焚き火ができるかちょっと心配だ。


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湖畔サイトの下段側はこの通り。湖に向かってかなり傾斜しているのが見て取れる。

現地に着くまでは、湖畔上段サイトだと眺めがいまいちかしらん……と不安だったのだけれど、高低差がかなりあるのでまったく問題なかった。写真を撮る時は、水際ぎりぎりまで降りていけばいいし。


腹ごしらえと水分補給(ロング缶2本)で人心地ついたのち、場内の散策に出かける。


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こちらは炊事場とお手洗い、シャワー棟。自動販売機が設置されている建物は倉庫かなーと思ったら、のちほど売店と判明。このエリアの右手側に林間サイトがあり、さらに右手側が湖畔サイトとなる。


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ぴかぴかの炊事場。凍結防止のため、水は流しっぱなしにしてくださいとの案内があった。


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こちらはお手洗い。センサーライト付きなので、夜更けに千鳥足でも安心して利用できそう。


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お掃除の行き届いたお手洗い。管理してくださるスタッフの方、ありがとうございます。


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こちらはシャワー室。


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林間サイト。夏に来るならこっちの方が涼しげで良さそうだ。松ぼっくりがたくさん落ちていたので、リンちゃんにならって焚き付け用に少し拾わせていただく。


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林間サイトからの富士山も素晴らしい。木々が額縁になって、一枚の絵のようだ。

富士山は神奈川にあるわがまちから毎日眺めているけれど、こうして出先でくっきり見えると、やはり鼻息が荒ぶる。山梨から見える富士山は、男前度も高い気がするな。


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テントサイトから管理棟までの道のりは、ご覧の通りかなり勾配がきつく、道幅も車が一台通れるくらい。凍結したらバチクソ怖そう……


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こちらは管理棟。受付と食堂(現在は休止中)、おみやげ屋さんがある。


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売店には、ゆるキャン△グッズがたくさん!


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熱いカレーめん推し。さすが聖地。


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こ、ここは……!しまリンとなでしこ、2人の出逢いの場所……!


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このベンチで眠るなでしこを、リンちゃんが見つけて。それが2人のめくるめくキャッキャウフフな日々の始まりになったんだよね……(じーん)


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管理棟前には小さめの駐車場もあり、ちょっとした展望スペースにもなっている。こちらからの景観もすばらしかったので、夜はここまで上がってきて星を撮ろうと思った。


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小一時間ほど散歩をしてからサイトに戻り、おやつタイム&水分補給(3本目)。さすがにちょっと呑みすぎたのか眠くなったので、この後2時間ほど昼寝をした。やはり朝からチェックインできると、時間の余裕があってよろしいですなあ。


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昼寝から目が覚めてトイレに行くと、さっきまで倉庫だと思っていた建物が売店になっていた。お店の方によれば、混雑時限定で15時~19時頃までオープンしているとのこと。

午後になって風もすっかり落ち着いたので、夜のために追加分の薪を購入する。いつもこうやって薪を買っては、使いきれなくて次回のキャンプに持ち越してるな。今日持ってきた薪も前回の長野で買ったやつだし……。

でもまあ、よいよい。ソロキャンプの夜に、酒と薪が切れることほど恐ろしい惨劇はないのだから。


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午後4時を回り、少しずつ太陽が傾いてきた。そろそろ晩ごはんの準備の時間だ。


晩ごはんと星撮り練習編に続きます。



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