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備忘録 2024/12月 後半、と2025/年始
ほぼ食べたもの記録です。
クリスマス
クリスマスといえば毎年うしにくを煮込んだシチューと赤ワイン、がお約束だったが、一昨年再婚してからはケンタッキーのパーリィ仕様のアレを食べるようになった。夫と息子殿が長年の定番にしていたそうで、今年も手配は夫にお任せ。
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それがうさぎ
ケンタッキーは私にとって貴族のファストフードなので(異論は認めます)、いわんやそのパーリィ仕様ともなれば血圧ブチ上がり不可避である。今年、アッもう去年か、ともかく今回も大変にわくわくいたしました。
プルャさんの奥に見切れているのは、サラダ代わりのカルパッチョもどき。サーモンを昆布締めにして、紫玉ねぎときゅうりの薄切りと共に、ヒガシマルさんのうどんスープとごま油で味つけしてみたが、これが男性陣に大好評だった。うどんスープとごま油は世界を救う。
大変にわくわくいたしたものの、チキン2ピースで私はギブアップ。チキンの大半は息子殿が、ラザニアとデザート(ホワイトティラミス)はほぼ夫が殲滅。
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こちらはクリスマスケーキ。狂った甘党である夫は10月後半からそわそわし始め、ああでもないこうでもないと悩みに悩んだ末「やっぱ色んな味が食べたいよね♡」と8ピースバラエティケーキ的なやつを手配していた。私よりも乙女してんな。
私は甘いものにほぼ萌えがないので、ケーキをメリーゴーランド食いする夫の笑顔を肴にワインをしこたまいただきました。
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ケンタッキーの2日後にはビーフシチューも作った。野菜と牛すじを3時間煮込んだのち、野菜だけ取り出してブレンダーでガーして、なめらかな舌触りを目指してみた。じゃがいも男爵は素揚げにしてから最後に加えたので煮崩れなし。我ながらなかなか良い仕事ができたと思う。
年末年始発熱奮闘記
寒くなってから、いつも以上に念入りに体内アルコール消毒をしていたにも関わらず、仕事納めの前日、何やら体調に不穏な気配。地味に発熱してしまう。
いつもなら「だりーしめんどくせーから」という至極真っ当な理由で病院には行かないのだが、何せ仕事納め&年末進行(大掃除やおせち(のようなもの)作り)を控えた身である。可及的速やかに病院へ行った。
インフル判定はまぬがれたものの、病院から帰ってきたら熱が39.5℃まで上がった。
本当にインフルじゃないのかしらん……と疑心暗鬼に取りつかれつつも処方された薬を飲み、餃子を山盛り食べて(発作的に、ものすごく食べたくなった)寝たら翌朝は微熱まで下がったので、厳重にマスクをして仕事納めに出かけた。
その翌日から冬休みに入ったが、再び熱が39℃まで上昇。……が、熱以外は全く問題なく、おまけになぜかやる気スイッチが入ってしまったので、風呂のカビ取りや台所ガス周りの大掃除に精を出す。
今思えば、これは高熱による脳の処理落ち現象だった。
冬休み2日目以降、熱は37℃後半~38℃前半で上がったり下がったり。
ここで大人しく寝ていればよいものを、「いや39℃越えても動けたからイケるっショ!」等と己を鼓舞し(大馬鹿)、両親の墓参り&墓掃除に行ったり、玄関周りを掃除したり、灯油のストック(18L×5缶)を買いに出かけたり、していた。
マスクと防寒着は装備していたものの、我ながら「無茶しやがって・・・」が過ぎる。
結果的に、おせち(のようなもの)を作り終えて無事大晦日を迎え
新年の宴で王族ののみもの(シャムパン)を1本空けたところで、どうやら限界を迎えたらしい。
その後まるっと3日間寝込んでしまった。
お正月の三が日に寝込むなんて、人生はぢめてである。
ふせっている3日間は、37.5℃程度の熱にも関わらず寒気が止まらず、咳も止まらず、食欲もまったくなく、ひどい倦怠感でトイレに行くのも一苦労状態。
どう考えても無謀の極みすぎた暮れのwknに「ギギギ・・・」と憎しみの呪詛を吐きつつ、ひたすら布団に潜っていた。
産直日記の効能
お恥ずかしい話だが、この寝込み三が日の間久しぶりにメンタルが荒れ狂っていた。率直に言うと、いつもの様にこたつから1歩も動かない夫に対して異様にもやもや&むかむかしており、しかしそれを本人に直接ぶつけることはせず(まあ気力もなかったんですが)、布団の中でぢっとりとモヤムカるという我ながら根暗が過ぎる所業にふけってしまった。
私の悪癖は、こういう時の自分が自分で許せない&誰かともめるのがだりーしめんどくさい、という理由でひたすらモヤムカを圧殺してなかったことにしよう、とするところだ。
その時はやり過ごせても、圧殺したモヤムカは澱のように自分の中に溜まっていき、ある時臨界点を越えて突然ブチ切れる羽目になる。
こんな自分は……みじめで弱くてかわいそうでだいきらい!(突然の花*花)
しかし今後はそんな自分を脱却しよう、と昨年暮れに心に決めていた。
そこで思いついたのが『産地直送日記』。
日常でモヤムカることがあったら、その感情を流さずにきちんと言語化することで向き合おう。うぢうぢしている私も私の一部なのだから、蔑ろにするのはやめて、ちゃんと対話をしてみよう。その上で自分なりの最適解を見つけよう。
とまあ、そんな魂胆です。これは昨年文フリで出会った素晴らしいZINEや、その執筆陣の方々が集うきっかけとなった方の影響が大きい。
どなたかに読んでいただくことを考えず、ありのままの自分の思いを書きなぐるので『産地直送日記』と名付けることにした。
泥も落としませんしゴミも払わない、当然袋づめなんていたしませんよ!畑から引き抜いてそのまんま、なんなら虫さんもうごうごしてる、そういう日記だ。
そんなわけで三が日、布団に潜って己のモヤムカをひたすら日記アプリ(普段ごはん記録に使っているもの)に書きなぐることにした。
結果的にこれは大変な効果があった。自分が何に対してモヤムカっているのか明確になったし、そもそもこのモヤムカは体調不良で思うように正月休みを過ごせていない自分への苛立ちじゃないか……!という気づきを得たし、それってつまり八つ当たりじゃん夫かわいそう&ごめんなさい……という反省の気持ちも芽生えたし、でも普段の休み(土日)ならともかく長期連休となると、ずっとゴロゴロしてる人間が視界に入るのは苦痛だな、かといって別に家事をやって欲しいわけじゃないんだよな(家事は全く苦痛にならない民)……あっそうか、1人でおんもに出かければいいんじゃん?!というひらめきに辿り着く頃には、すっかり気持ちが落ち着いていた。
4日には体調も落ち着いたので、相変わらずねこたちと転がっている夫(この時期の夫は「寒いから」という理由で本当にこたつから動かない)を残して1人で初詣に出かけ、帰りに書店で面白そうな本を購入し、ファミレスで遅い昼ごはんを食べながらそれを読み、実に清々しい気持ちで帰宅した。三が日のモヤムカはきれいさっぱり解消された。
2025年の年末年始も大型連休になるそうなので、ソロキャンプの予定でも組んでみようかしら、それとも思いきって近場の温泉とか行っちゃうか?等と今から思いを巡らせている。なんなら日帰りで初売りとやらに出かけてみるのも良い。
夫の名誉のために言うと、本当に私にはもったいないくらい良きパートナーだ。やさしいし寛大だし菩薩だし。でも、だからって何でもかんでも思い通りになるわけじゃないし(当たり前だねぇ)、休みだからってずっと家に一緒にいる必要もない。夫がのんびりとこたつでみのむし化を楽しんでいるなら、私は私で自分の楽しみ方を満喫すればいい。そして夫は絶対の絶対に、そんな私に文句をつけない。気持ちよく送り出してくれる、そういう人だ。
そんなことを思いながら今年の正月休みは終わった。体調を崩すと本当に心身共にろくな状態にならないので、もう今年はうかつに体調を崩すものか……風邪とか腰痛とか全力で回避するための努力をしよう!と新たな誓いもできた。
産直日記はその後も続けている。正月明けからの記録を読み返すと、「鼻をかみすぎて鼻の溝のところに傷ができてるけど、このかさぶたを剥がすのが楽しすぎてなかなか治らない」みたいなことばっか書いてる。平和。
12月後半のごはん記録
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ひゃくまんねんぶりにおでんを煮たが、家族には大好評だった。大根が飛ぶように売れた。
おでんのお供は炊き込みご飯と決めています。
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セルフ牛丼デー。小松菜とあぶらけの味噌汁に、ちょっとだけごま油を入れたらむちゃくちゃおいしくなった。
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息子殿のリクエストで作った鍋焼きうどん。ちゃんと下にいます、うどん。
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かぼちゃの素揚げがある……ということは冬至の日の晩ごはんだな。
鶏ももと大根の煮物、里芋煮転がし、大根葉とじゃこのふりかけ等など、自分の好きなものばっか並べてる。
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ケンタッキーの日の前日。めかじきの煮つけとかれんこんのきんぴらとか、とにかくヘルシーにしたかった模様。
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ケンタッキーの翌日、たぬき蕎麦。とにかくヘルシーにしたいという乙女心が垣間見えるが、翌日にビーフシチュー食べてりゃ世話ないですなあ。
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うつくしき鍋奉行・夏木凛さんのお宅で知ったきのこのとろろ鍋。
これ、すご・・・くおいしかったです!!!基本的にはきのこ類と豚バラをめんつゆで煮て、仕上げにとろろを入れるだけなんだけど、ちょっと予想の斜め上なおいしさだった。ただのめんつゆ味じゃない、なんとも深みのある味わい。とろろがまた、物凄く良い仕事をしている。これは本当におすすめです!!!
これ、山梨とか長野あたりの産直で仕入れたきのこを使ったらトべる鍋になるんじゃなかろうか。
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大晦日の年越しそば。年末のバイト連勤を耐え抜いた息子殿のために、はりきって夜更けにかき揚げを揚げました。
なんだか途中でお見苦しいところもありましたが、今回も長文&乱文にお付き合いいただき、ありがとうございました!
改めまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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