マルキーニョス29歳
今朝もCLセミファイナル。ドルトムントvsパリ。リーグでの戦績やグループステージの結果、タレントの豊富さからパリ優勢だろうと思っていたら、偶発的なチャンスシーン以外に攻勢は少なく、ドルトムントがしっかり勝ちを収めた試合だった。
もっとも胸を熱くしたのはドルトムントの右ウイング、アデイエミと、パリのサイドバック、ハキミのマッチアップ。
2人とも速さに強みがあり、特にハキミは常に高い位置をとりながら積極的にオーバーラップする攻撃的なサイドバックで、ここからチャンスを作れれば、前にエンバペとデンベレという特別な選手がいるので、パリにとっては最も高確率に得点できる攻め方だ。
ところがここを、アディエミが守備で蓋をする。ウイングはどちらかというと攻撃的なポジションなのに、開始直後の5分台から、ピッタリとハキミの上がりに戻ってきてやらせない。走り負けないし、最後はうまく身体を入れて倒してしまう。
おいおい
とばかりに両手でアピールするハキミを置いてサッサと自分の位置に戻るのもカッコいい。
初めて観る選手だったので少し調べてみると、ナイジェリア、ルーマニアにもルーツを持つ、ミュンヘン出身の22歳。昨年初めてドイツのフル代表に選出され、初出場初得点を記録したそうだ。
そして、速いはずだ!
昨年のブンデスリーガ最速記録保持者だそう。なるほどね!
グループステージの2節目は、パリが2得点で勝利しており、この時の得点者にハキミの名がある。試合は見てないのでわからないが、この時にはぶち切られて負けたアデイエミが、セミファイナルでやり返したのだとしたら面白いな。ハイライトでも確認しておこう。
一方ハキミは、モロッコ代表でカタール大会ではベスト4進出。まだ25歳なのにレアル・マドリード、ドルトムント(今日は古巣だったのか)、パリと、どのチームでも活躍しているすごい選手。
22歳と25歳のバチバチのマッチアップを見ながら、若手がしっかり躍動してて素晴らしいなぁと感心してたら、後半のパリのピンチをマルキーニョスが100点満点のシュートブロックで防いでいた。
やっぱこういうベテランがきっちり締めるのはいいね!と思って何の気なしにマルキーニョスの年齢みたら29歳って書いてあって、えええ?となった。
すごい。もう10歳ぐらい上でも納得する。