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当事者のみぞ知る

母の肺がんの検査結果が出ました。
リンパ節転移あり、手術は不可能。
手術できない=ステージは4になってしまうそうです。
ただ、ROS1遺伝子変異というガンの種別は、薬による治療が可能で、いわゆる抗がん剤治療とは違うとの事。

引用文献
肺癌患者における ROS1融合遺伝子検査の手引き

治療を前提とすると、余命は5.6年。

脳への転移がなかった事、母の年齢(76歳)での余命5.6年が、私の中では最悪の結果を妄想していた事もあり、安堵をしてしまいました。

でも、母にとっては余命宣告自体もショックだし、まだまだ80歳で命を落とすなんて考えもしない、って感じだったようでした。

「年齢的に仕方ない」とか、
「脳とかに転移がなかったからいい」とか、安易な安堵をした事を反省しました。

母の怖さや不安、もろもろは、母にしかわかりません。
戦うのは母であり、どんなに叱咤激励しても、母にしかわからない怖さや、これからは痛みや不調が襲ってくるでしょう。

また、母の事を想う不安や苦しみも、私にしかわかりません。
みんなそうなんだろうな、と。

周りから見たら、ちっぽけな不安かもしれないけれど、当事者にとっては一大事。
それを理解して、自分の周りの人を励ましたり、支えたりしていける人間になろう!
と思います。

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