🇫🇮留学準備 pt.3 | 渡航前にすること（学費送金, アパート, kela, スマホ など）

学費の送金やアパート探しなど、
海外留学が初めての私にとって
頼れるエージェントがいないのはとても不安で、
この一年間リサーチしまくっていました。

そこで、留学準備をする中で経験したことや
物事の流れを一つにまとめてみました。
今後留学される方の参考になれば幸いです☺︎

フィンランド正規留学に必須の
「在留許可」については
前回の投稿にまとめています ↓

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1．学費の送金

大学が決まった後すぐ、
初年度の学費を大学指定の口座へ送金しました。

私は、普段利用している三菱UFJ銀行から
「外国送金」という形で行いました。

三菱UFJ銀行HP「外国送金」

各銀行のHPでも「外国送金」と調べると
海外の銀行口座へ送金する際の手順が出てくると思います。

■ 手数料

私の場合）三菱UFJのテレビ窓口*¹ で送金
　　6,500円（送金手数料）
　＋3,000円（支払い銀行手数料*²）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　＝9,500円　手数料だけで合計 9,500円かかりました。

三菱UFJ銀行「送金手数料一覧」

*¹　テレビ窓口を選んだ理由：下記「■ テレビ窓口」で説明
*²　支払銀行手数料：日本→フィンランドの銀行に送金する際に、中継銀行を経由する可能性があり、その場合の手数料のこと。実際に中継銀行を経由するかどうかは送ってみないと分かりません。こちらが払うかどうかは選択できますが、もし払わなかった場合送金する額から引き落とされることになるため、私は支払いました。

■ 上限金額

学費など「高い金額を一回で送金する場合」に
気を付けなければいけない点が、上限金額です。

三菱UFJ銀行「よくあるお問い合わせ」

上記の表のとおり、
三菱UFJダイレクト（ネットバンキング）では
１回あたり：100万円未満

テレビ窓口では
１回あたり：500万円以下　　と
設定されています。

そのため、100万円未満の額を送金する場合は
ネットバンキングがお得ですが、

「100万円を超える額（学費など）を送金したい場合」
そして「一回で送金しなければいけない場合」は、
テレビ窓口から送金する必要があります。

■ テレビ窓口

上記の理由から、
1年目の学費は
三菱UFJ銀行の「テレビ窓口」から送金しました。

テレビ窓口：外国送金 | 三菱ＵＦＪ銀行

当日は、webサイトに記載されている必要書類の
○ キャッシュカード
○ 取引内容を示す資料*
○ 本人確認書類
を持っていきました。

*取引内容を示す資料：
大学からメールで届いた
「Letter of acceptance（合格証明書）」と
「Instructions for paying tuition fee（送金先の口座情報が書かれた書類）」のPDFをコピーして持っていきました。

事前予約はいらず、ブースが空いていればそのまま入れます。
中に入ると、手続きのためのタッチパネルと電話があり、
オペレーターの方と電話をしながらすすめていく形でした。

基本的に、オペレーターの方の指示に従いながら、
書類提示を求められた時は、ブース内にある機械に
書類を置いてスキャンしてもらいます。
（このときタブレットやスマホなどの画面ではなく、
紙で提示しないといけないため、書類がPDFの場合はコピーが必要です）

分からないことがあればその場で
オペレーターの方に聞くことができるので、
安心して送金できました。

（ネットバンキングで送金する場合）

ちなみに、三菱UFJの「ネットバンキング」で
外国送金をする場合、
事前にHPからサービスを申し込む必要があります。

⚠ 郵送で申込書が届くまで約1週間以上かかるとされているため、
注意が必要です。

三菱UFJ銀行「インターネットで外国送金」

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海外送金｜他の方法はある？

一年目の学費は、銀行から無事に送金できたものの、
今後アパートの家賃などを考えると、
銀行の手数料の高さがどうしても気になっていました。

そこで他の送金方法を探していたところ、
見つけたのが

「Wise（ワイズ）」

という海外送金サービスでした。

銀行からの送金よりもはるかに手数料が安いと聞き、
試してみることにしました。

概要は、webサイトが一番分かりやすいので
そのままリンクを貼っておきます。

International Money Transfer | Send Money Abroad with Wise (ex-TransferWise)

◆ 安い手数料

下記は「日本円 10万をユーロで送金した場合」の手数料などを、大手の銀行・送金サービスと比較している一覧表です。

手数料だけでなく、レートもとても安くなっています。
中継銀行の手数料まで払った過去を考えると
もっと早く知りたかった…

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ちなみに、

　三井住友銀行を利用している方！

そして下記の「手数料優待」に当てはまる方は、
Wiseへの振り込み手数料が無料になります。

手数料優待 ： 三井住友銀行

Wiseは銀行ではなく、外貨を送金・管理するサービスです。
そのため、Wiseを使ってフィンランドの銀行口座などに送金する際、まずは自分の口座（例えば三菱UFJ銀行）→　Wiseの自分のアカウントに、日本円で送金額を振り込みます。

そのときに厄介なのが、Wise側はpaypay銀行の口座（paypayではなくpaypay銀行という銀行名）を設定していることです。そのため例えば、三菱UFJ銀行→Wise（paypay銀行）へ送金したい額を振り込む場合、少額ですが、他行への振り込み手数料がかかってしまいます。

それが、「三井住友銀行口座を持っている＋上記の優待に当てはまる方」は三井住友銀行→Wise（paypay銀行）間の振込が無料になるんです！

リンクにある①～⑨のいずれかを満たす方は、
手数料優待の対象者で、paypay銀行口座への振り込み
（ネットバンキング）が何回でも無料です。

満15歳~24歳というだけでも
⑨の項目が当てはまるため、
私も「三井住友銀行→paypay銀行（Wise）」間の振り込みが、
無料で出来ました。是非チェックしてみてください。

三井住友銀行「手数料優待」

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◆ すぐに送金

ネットの評判で早いとは聞いていましたが、
確かに想像以上に早かったです。
試しに一度、友人のフィンランドの口座に
送金させてもらったのですが、

1分もかかりませんでした…

「口座に反映されるまでに2営業日程」とありますが、
その日の2時間後にはもう振り込まれてたよ！と連絡が来ました。
爆速です。

◆ 上限金額は100万円

上限金額に関しては、
三菱UFJの「ネットバンキング」で外国送金をした場合と同じ、1回あたり100万円までです。

Wise「日本円JPYの送金についてよくある質問」

ですが「手数料の安さ」や
「送金回数の上限がない」ことを考えると、
100万円以上の額を２回に分けて送金しても、
銀行送金よりお得だと感じています。

ただ、学費の振込など、
「100万円以上の額を１回で送金する場合」には
利用できないため、注意が必要です。

今後、アパートの家賃や学生医療費など、Wiseを使って海外送金する機会が増えるため、問題点などあればまた別の投稿にしようと思います。

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2．アパートの契約

私の通っている大学は
生徒用の寮やアパートを持っていません。

そのため、大学のあるラハティという都市が管理する
「Lahden talot」という不動産サイトから、
Student apartments（生徒用アパート）に
応募するのが一般的な方法でした。

応募自体はとても簡単で、
ウェブサイトから application form（申請書）に
自分の情報と条件を記入して送信し、
後は返事を待つだけでした。

一連の流れ：
１．生徒用アパートを申請
２．希望に合った部屋があると、返信（オファー）がくる
３．Acceptする
４．契約書に電子サイン
という感じです。
送られてきたオファーが自分の条件に合わない場合、acceptしないことを伝えると、別の部屋が空いた時にまた送られてきます。

Phase 1｜生徒用アパートを申請

フィンランドに留学した日本人の方の
ブログなどを拝見していると、
「生徒用アパートは人気で、渡航日ぎりぎりまでオファーが来なかった」
「ほとんど空きがなく、他のサイトやSNSで部屋を探した」とあり、
申請したものの、
ちゃんとオファーがくるか不安でした。

また、クラスメートや担任からの
Lahden talotの評判も結構悪く、
「全然オファーをくれない」
「契約したのに最初の数週間はリノベーションで
トイレが使えなかった」など、、、

実際、申請してから1,2か月たっても返事は無く、
メールで問い合わせたところ
「今の段階では、まだ条件にあう部屋はありません。
もう少し家賃の上限を引き上げると、
候補があるかもしれない」と返ってきました。

条件といっても、元から生徒用アパートの倍率が高いことは分っていたため、なるべく広い範囲で応募し、
　・大学から近いこと
　・家賃の上限：€400/月
の2点だけをこだわりました。
一般的にフィンランドで一人暮らしの場合、家賃は€500以上することが多く、€400では無理だろうなぁと思いつつ、一応一人暮らし（studio）とシェアの両方で申請していました。

そのメールが返ってきた時点で
生徒用アパートへの望みは捨てて、
最悪の場合、最初の一週間はホテルに泊まりながら
現地で他のアパートを内見して決めようと考えていました。
（渡航が夏休み中の予定だったため、時間には余裕がありました）

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Phase 2｜オファーが…

渡航まで2週間を切り、
そろそろホテル予約しようかなぁと考え始めたとき、
まさかのLahden talotからオファーが届きました。

条件がぴったりで、しかも一人暮らし…！

家賃は数十ユーロほどオーバーでしたが、
光熱費・インターネット全部込みのため、
文句なしの物件でした。

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Phase 3｜Acceptする

事前にいくつか気になる点を質問し、
（今後のリノベ予定・最低契約期間など）
問題がないか確認した上でacceptしました。

このオファーの場合、有効期限が一週間で、
それまでにacceptする/しないの返信をしないと
次の人にチャンスが渡るというシステムでした。

それにしてもみんなが言っていたとおり
本当にギリギリでオファーが来るとは…

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Phase4｜契約書にサイン

契約はとても簡単でした。
acceptした後、
契約書とその他諸々の書類が
暗号化されたメールで送られてきます。
そこに電子サインして送りかえすと
契約は完了しました。

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＋α ｜フィンランドの物件探し

オファーがくるまで
生徒用アパートには住めないと思っていたため、
ラハティ市内の安いワンルームを、
この2つのサイトで探していました。

ラハティだけでなくフィンランド全体の
賃貸物件が探せるみたいなので、
是非チェックしてみてください。

Vuokrattavat asunnot ja asuntovuokraus - Vuokraovi.com

Vuokra-asunnot: 23826 kpl | Oikotie Asunnot

どちらもフィンランド語のみですが、
googleの自動翻訳機能を使うと
英語で内容が見られます。

また、生徒用アパート以外は、
水道・電気・インターネットは
家賃と別のところが多く、
自分で契約する必要があります。

ー2023.7.21 追記ー
2024年からラハティの生徒用アパートも、家賃と水道・電気の支払いが別になるようです。電気は個人で契約することになりました。

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３．kela｜学生医療費の支払い

フィンランドの大学・応用科学大学に在籍し、
bachelor/masterの学位を取得する学生、
そしてEU圏外からの学生は、
kelaに学生医療費（student healthcare fee）を
毎学期支払う必要があります。

料金は毎年変わるため、
下記からチェックしてください。

How to pay the student healthcare fee

期限を過ぎても払わなかった場合、遅延料金として
次回支払い時に５ユーロが上乗せされるため、
忘れないようにしましょう☺︎

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４．携帯キャリアの見直し

フィンランド到着後は
現地でsimカードを買う予定ですが、
問題は「今使っている日本のスマホプランをどうするか」でした。

調べてみると、留学に行く場合、多くの人が
「一時休止」手続きをしていることを知りました。

たしかに長期間日本でスマホを使うことはないし、
電話番号を保存しておきたいならその方法が良いのですが、
個人的に
　○ 休止中も手数料が毎月かかる
　○ 一時帰国をしたとき、わざわざ再利用の手続きが必要
の２点が気になりました。

そこで最終的に決めたのは、
「格安スマホプランに乗り換える」方法です。
もともとauの家族割を利用していたところを、
私は「LINEMO」のミニプランに乗り換えました。

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LINEMO ミニプラン

LINEMO 「料金プラン」
左の青い方がミニプランです。

格安スマホはたくさん種類がありますが、
個人的に
・３GB / 税込 990円という最低限のプラン
・LINEアプリの使用はデータ消費０
・長期間使用しなくても利用停止されない
という点が気に入りました。

月990円で日本の電話番号をキープできて、
一時帰国してもすぐ使えるなら
auで一時休止するよりお得…!

家族が長年auユーザーのため
正直、乗り換えはドキドキしましたが、
結果から言うと「すごく簡単」です。

webサイトを見てもそうですが、
UIデザインが考えつくされていて、
手順通りにすすめていけば
数時間ですぐ完了しました。

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他社からLINEMOへ乗り換える場合、
以下に気を付けてください：

• 事前に「simロック解除」を確認

自分のスマホにsimロックがかかっていないか
確認する必要があります。
私は、auのウェブサイトから解除の手続きをしました。
（ちなみにiPhoneの場合、
iPhone13以降は全てsimフリーで販売されていて
simロック解除は必要ないようです）

• 「eSIM」を選択

フィンランドでどう携帯/インターネットを
使うかにもよりますが、
私は現地でsimカードを買って使う予定のため、
日本のLINEMOは、物理的なカードが無く、
オンラインで使用できる「eSIM」を選択しました。

• 乗り換え前に「名義」を確認！

私の場合、家族でauを利用していたため
auの名義は私ではなく、父になっていました。
しかしLINEMOに乗り換える際は、
「現在契約中の名義と同じ名義で申し込む」必要があります。
そのため、事前にauショップで
父→私に名義を変更してもらいました。

その際、支払いの名義は変えなくてもいいようです。契約していたauプランの名義のみ私の名前に変更してもらい、支払い名義は父のままにしてもらいましたが、問題なく乗り換えが出来ました。

また、名義変更するには
auショップへ行く必要があります。

譲渡・承継 | ご契約内容の確認・変更手続きのご案内 | au

• 「MNP予約番号」を取得する

携帯キャリアの乗り換えには
「MNP予約番号」が必要です。
auの場合、webサイトから簡単に申し込めます。
（電話からでも出来るようですが、
私がかけたときは繋がらず、
webでやってみたところあっという間にできました）

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長くなりましたが、
留学準備はこんな感じでした。

大学合格後の流れとして、
１．パスポートの更新
２．在留許可の申請、
そして今回の投稿をシリーズにしてみたので、
良かったら他の投稿もプロフィールからご覧ください☺︎

何か分からないことや質問があれば
いつでもコメントしてください。

これから留学される方の役に立ちますように…!

わか