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【フリーランス】昔、それから2013年の頃のフリーランス事情とフリーランス時代へと変貌した現代。生き残るためのコツは?

こんにちは、加藤若菜(@wk624)です。私は2013年に独立し、フリーランスになりました。その頃はライバルも少なく、クラウドソーシングの単価もそれなりで、仕事の獲得も容易でしたが、フリーランス時代となった今は一体どんな感じなのでしょうか。

昔のフリーランスといえば・・・

そもそも19歳の頃から、フリーランスという働き方に憧れていた私ですが、そのきっかけはSOHOと呼ばれる「在宅ワーク」というものでした。

その頃一番単価が高かったのは「キーワードに沿って記事を書く」というもの。1文字1円が当たり前だったため、10000文字で1記事書くことで10000円もらうことができたのです。

当時はPhotoshopやIllustratorが高かった

私が初めて触ったAdobe系のツールといえば、Photoshop。当時CS3くらいでしたが、確か30万近くした気がします。流石に手が出せなかったので、その頃流行っていた「Pict Bear」という無料のソフトを使っていました。

今はサブスクで月額課金になったので、これから勉強したい人にとってはとにかく手軽に使えるツールとなりましたね。

学生がWebサイトや素材屋さんを作っていた時代

「ふみコミュニティ」全盛期の時代に、小学生でもいろいろな技を駆使してサイトを作っていたのが衝撃的でした。中でも写真素材といえば無料が当たり前。自身で撮影した写真を加工して配布する、いわゆる「写真素材屋さん」も流行っていました。

また、ホームページランキングや素材屋さんランキングなど、様々なランキング形式のまとめサイトがあり、私自身も加工したバナー土台やボタン、アイコンや壁紙といった種類を配布する素材屋さんをやっていたこともあります。

直リンク禁止です!という感じで、入り口を分かりにくくしているサイトが多かったのがとても懐かしいです。

ブログはヤプログやJUGEMなどを使っていました。特にJUGEMはカスタマイズがとてもしやすいブログサービスだったので、よく使っていました。逆にアメブロやFC2のようなサービスは使っていませんでした。

2013年以降のフリーランスといえば・・・

私は以前女性雑誌「Oggi」にて、「次世代のフリーランスという働き方」というテーマで紹介されたことがありました。それほど、世間一般的にフリーランスという働き方が浸透していなかったのです。

というのも、既にフリーランスという働き方をしていた方もいらっしゃるでしょうし、先輩方は沢山いました。フリーランスという名前が人がったきっかけはやはり「クラウドソーシングの普及」にあるのではないでしょうか。

「クラウドワークス」リリース1年目に新規登録した私

クラウドソーシングといえば「クラウドワークス」「ランサーズ」など、様々なサービスがありますが、ちょうど盛り上がっている頃に私は登録しました。瞬く間に案件が舞い込んできて、フリーランスになりたての頃からてんやわんや。

しかも、割と大手の企業さん方がアウトソーシングツールとして使っていたため、大きな仕事も容易に取ることができました。

当時、実績がないものの、スピードとやる気と根気だけで仕事が取れていたので、運が良かったんだと自分でもそう感じています。

「クラウドワークス」のおかげで私がメディアに露出できた

沢山仕事をこなしているうちに、クラウドワークスの広報の方と仲良くなりました。様々な取材を受けさせていただき、それに伴ってセミナー講師としても活躍するようになり、本当に波に乗れていたんだなと痛感しています。

また、クラウドワークスが上場する際にもお声がけいただき、「東証で鐘を鳴らすのは社員ではなくて、当時使っていたワーカーさん5人に鳴らしてもらいたい」ということで、その一人として選ばれたのは一生忘れません。もう今後一生ないのではないかと思っています。

サイトにもその当時の写真を載せていますが、よくクライアントさんに「なんでハンマー持ってるの?」と聞かれることが多いですが、あれば鐘を鳴らす際のものなのでw

近年のクラウドソーシングについて

ここ最近、アウトソーシングという方法で人件費を減らす企業が増えていたり、「好きなことを仕事にしたい」ということでフリーランスになる方がどんどん増えています。

そして、未だに私はクラウドソーシングでも仕事をとっていますが、単価がどんどん下がってきているのが目に見えて分かります。とはいえ、20万程度の仕事なら容易に取れているのも事実。こればかりは過去実績と評価制度、あとは応募メッセージの書き方によりけりだとは思いますが…。

でも、これから参入するクラウドワーカーさんにとっては結構厳しいものがあるのではないでしょうか。ロゴもバナーも、サイト制作も、実績と評価によって決まることが多いため、いくら募集してもなかなか獲得できない方も中にはいると思います。

もちろん、前職で制作会社にいた方や、人脈がある方にとっては、クラウドソーシングを使わなくても仕事が取れるわけで。私は制作会社に勤めたことがないので、そういうコネは全くありませんし、今はクラウドソーシングで出会った方々の人脈を駆使して、クラウドソーシング以外の仕事も取れているので嬉しい限りです。

2020年以降はフリーランス飽和状態になり、伴って仕事がとりにくくなるかも?

フリーランスの需要が高まりつつある中、実は結構飽和状態にあるのではないかと私は思っています。それに伴って、仕事がとりにくい状態になるのではないかと危惧しています。

価格競争はもちろん、クオリティや技術、制作スピードの差によって、「この人に頼めば安く済むし、すぐ上げてくれる」という企業が増えつつあるためです。

もはや、今ではフリーランス歴10年、15年以上の方も多く、安定して仕事が取れている方が多いので、ここから先、新規参入するのはなかなか容易ではありません。

オンラインサロンを始め、「デザインだけできればフリーランスになれるよ!」とか「3ヶ月であなたもWebデザイナーになれるよ!」といった謳い文句がどんどん増えてきているのは、それだけWebでフリーランスになりたいという人が多いから、釣れているんだと私は感じています。

さいごに・・・

フリーランスの醍醐味は「いつでも、好きなときに、好きなだけ仕事ができて、自分の時間が作れる」というもの。しかし、それはあくまで「仕事が取れていて、来月の収入も見込めて、安定していること」が絶対条件です。

毎月不安定な状態でフリーランスを続けていくのは結構厳しいでしょう。そのためにも、技術だけでなく「仕事の取り方」を会得するのが、フリーランスとして生き残るコツだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。 ご興味がありましたらサポートしていただけると嬉しいです!