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最初の資金調達活動、プロダクト名は「Smart Habit」に決定!

こんにちは。WizWeの森谷です。
2019年、WizWeはプロダクト開発に舵を切り、習慣化プラットフォーマーとして本格的に踏み出しました。

資金調達活動開始

「習慣化プラットフォーム」を開発することを決め、成長戦略として2019年1月より資金調達を開始しました。

開発資金の確保のために、ベンチャーキャピタルからのエクイティによる資金調達を目指しました。MBOを実行した際にWEICのオフィスにて、株主の皆様に私から、今までの感謝を申し上げるお礼のご挨拶の時間をいただくことができました。ベンチャーキャピタルの皆様も株主としていらっしゃり、お世話になったお礼をお伝えしました。

その際に、「また、森谷さんの事業でご縁がありました際にはご一緒しましょう」というお言葉をいくつかいただきましたので、資金調達の際に、WEIC時代の株主様にまずご連絡をしました。

最初にご連絡を差し上げたのが、WEIC時代のリード投資家であったモバイル・インターネットキャピタル様(通称MIC様)です。MIC様は年間1500件以上ご出資の話が入るベンチャーキャピタルで、投資方針としては、初期段階でリード投資家として資金を入れ、経営のアドバイスも含めて、しっかり入るハンズオン方式です。

MIC様は人気のキャピタルであり、WizWeの現状の事業だと、投資先として選ばれるのは難しいのではないか、という声も複数ありました。しかし、WEIC時代にMIC様の資本が入った後に事業が大きく伸びていった経験と、WEICで取締役を務めていた際に、MIC様に伴走をいただいていた時のご指摘の適格さから、縁があったら、MIC様にご出資をいただきたいという思いが強くありました。

MIC様の立場からすると、私は、投資先であったWEICから事業をバイアウトして抜けた身となりますので、WEICの株主としてのMIC様にはある側面では意マイナスインパクトをもたらしたとも言えます。ですが、WizWeの資金調達の話をすると、真剣に聞いていただけました。そして、投資検討の会議にかけていただけることになりました。

まだ習慣化プラットフォームも構想段階という状態でしたが、投資検討のプロセス(デューディリジェンス)では、WizWeの成長戦略や一つ一つの事業計画について、とても丁寧に見ていただきました。

鋭い質問も多くいただきましたが、質問の内容からも事業計画のロジックを丁寧に全て理解し、その上で、まだ詰めが甘いポイントについて質問をいただいた感触がありました。相手のご担当者様が投資検討のプロセスで、すごく時間を使っていらっしゃることが、質問と回答のラリーから自然と感じられました。

まだ中核プロダクトもない原生段階で、創業後半年くらいの状態のWizWeへ多くの時間を投下して投資検討をいただいていることを、大変ありがたいと思いました。

2019年最初の投資検討の結果は「今回は投資見送り」ということでした。その結果を私に伝える際に、MIC様はわざわざ弊社のオフィスまで出向いて、直接理由の説明をしてくださいました。

その上で、伸ばすべき主要数値と、その数字がどれくらいの水準になったら、投資検討ステージとなる点、そして、半年後くらいを目処に、その数字が仮にしっかり伸びてくるのであれば、そのタイミングでご検討ということを教えていただきました。

投資を受けることができず、当時はとても残念ではありましたが、逆に、年1500件の案件が持ち込まれるベンチャーキャピタルにおいて、投資検討のプロセスで、かなりの時間を投下いただいたことを、本当にありがたいな、と思いました。

WEICの時からのご縁もありますが、事業計画のレビューが大変丁寧で、お断りの際にもオフィスにて直接お話と改善点を教えていただけた、という点でも大変感謝しています。

最初のベンチャーキャピタルの出資については、見送りとなりましたが、同時に、取締役の細川の人脈から得た情報で、日本政策金融公庫様が、新規事業領域で有望なベンチャー企業には、「挑戦支援資本強化特例制度」を設けているということを知りました。

「資本性ローン」という借入と資本の中間のような存在の資金支援で、融資としての扱いのために返済が必要なのですが、5年間は返済が不要で、かつ、本来は借入なのですが、この資金は資本として金融機関が見なすことができるというものでした。

創業時に日本政策金融公庫様には創業支援ローンを受けており、そのご担当者様に資本性ローンのことをご説明しました。その結果、ベンチャーキャピタルからの出資が受けられるようなスタートアップであれば、資本性ローンの対象になるということでした。申し込みをして、ご検討をいただいた結果、3800万円の資金支援の適用を受けることができました。

融資ではあるものの、これにより、初期の習慣化プラットフォームの開発資金が準備でき、システム開発が本格化していくことになります。また、その間に事業は順調に拡大をしていきました。

プロダクト名は「Smart Habit」に決定!


システムのサービス名称を考えるにあたり、創業初期段階では、WizHeartというサービスのCloud版なので、WizHeart Cloudという名前にするつもりでいましたが、何も知らない人が聞いた時によくわからない名前のため、練り直すことにしました。

システム開発に関わるメンバーでのブレストを経て、社内に公募をかけ、サービス名称の案がいくつもあがってきました。メンターサポートが気軽にどこでも受けられるので、ポケットメンターやポケットコーチという案を私は考えましたが、商標としての登録可能性が低く、他の名称を考える必要がありました。

その中で、「最後までやり抜く」という状態をつくりだすのは、「習慣化の実現」であり、『習慣』が一つのキーワードになると分かりました。また、短期間で大きく成長することを志した際に、分かりやすいイメージが重要と考え、スマートフォンを通じてサービス提供することが多いため、「Smart Habit」という名称に決めました。

今の自分につながるきっかけとなった書籍として大学生時代に読んだ「心の習慣(Habits of the Heart)」という学術書がありました。点と点が線になるイメージですが、創業した会社の中核サービスの名前は、社員公募もかけ、皆で話あった結果、自分の原点も感じられる名称になりました。

「Smart Habit」は略して、“スマハビ”と呼ばれ、社内で略称も定着し、今も、愛着を持って使われています。

日本政策金融公庫様の新事業資金によって、本格的に「Smart Habit」の開発がスタートしました。


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