Robin note

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Startup界隈の片隅に生息しながらFIRE狙う/ex某上場企業部長←複数Startup←Big4←日系Global←JTC←東大←御三家/中途採用面談年100件以上/管理部門のキャリア相談も承ってますのでXのDMまでお気軽に。

マガジン

  • 投資関係書籍の書評

    私が読んだ投資関係の書籍の書評です。

最近の記事

VC vs ECFプラットフォーム論争について感じたこと

1.これはなに千葉道場の石井さんが書いたnote「VCが感じる株式投資型クラウドファンディング(ECF)の課題点」に対するイークラウド波多江さんの反論note「VCが感じる株式投資型クラウドファンディング(ECF)の課題点」の回答に対する、発行企業の実務サイドから見た疑問点をまとめました。 2.管理コストは株主総会に係るものだけではない株主増加に伴うコスト増加への対応として、オンライン株主管理ツールの開発及び提供を挙げています。 このような管理コストを減らしていただくため

    • 三菱サラリーマン(穂高唯希)のセミリタイア王道戦略

      三菱サラリーマンさんは著名ブロガーで、セミリタイアを目指したブログを書いています。実際に彼は2019年10月に30歳という若さで勤務先を退職し、念願のセミリタイア生活を手に入れています。 ブログ記事と彼のペンネームから、勤務先は三菱商事だったのではないかと思われます。(セミリタイア後、「穂高唯希」という名を開示しています)三菱商事といえば、平均年収も高く、グローバルな仕事をできるという期待から、就職活動生から根強い人気があります。新卒で入社して定年まで働けば、普通のサラリー

      • たぱぞうさんのセミリタイア後のほうが忙しというパラドクス

         たぱぞう氏は米国株を中心に投資している著名投資ブロガーです。2019年8月に、実はこっそりセミリタイアをしていたことを明かしました。セミリタイア時の資産は1億円弱だったとのことです。 たぱぞうの場合は、1億弱でセミリタイアをしました。セミリタイア組としては比較的少ない額かと思います。理由がいくつかありますね。 ・太陽光投資のインカムが大きい ・当然ながら、株式の収入もある ・民泊、ブログ、講演などのささやかな収入がある ・物欲が無い  こういうことですね。私はあまりハード

        • バフェット太郎は単なるアフィカスに落ちてしまった

          バフェット太郎氏は著名な投資ブロガーで、「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ」を執筆しています。彼の投資手法は非常にシンプルで、「米連続増配高配当株10社に均等分散投資を行い、毎月最後の金曜日に組み入れ比率最低銘柄を5000ドル(約50万円)分買い増す。買い増し資金は配当からね捻出することで、配当の再投資を行う」というものです。 2018年4月には投資手法を元にした本も出版されています。  一方で彼の投資手法が優れているという明確な根拠はありません。実際にS&P等のインデ

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        • 投資関係書籍の書評
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          【大募集!】クラウドファンディングの新株予約権をお譲りします。

          これはなに株式投資アルゴリズムの開発・販売プラットフォーム「Quantx」を運営する株式会社Smart Tradeがクラウドファンディング(エメラダ・エクイティ※現在はユニバーサルバンクに事業譲渡)を通じて発行した新株予約権をお譲りするものです。購入ご希望の方、ご質問のある方はtwitterのDMでお願いします。 エメラダ型新株予約権とは?エメラダ型新株予約権とは、株式投資型クラウドファンディングプラットフォーム「エメラダ・エクイティ」(2019年8月にユニバーサルバンク株

          【大募集!】クラウドファンディングの新株予約権をお譲りします。

          Fundinno137号案件を考察してみた

          エンジェル投資家コミュニティ「IFO Investors Club」で、「Fundinno137号案件のSuisonia株式会社ってどうなのよ?」と聞かれたことがきっかけで、自分自身もヘルステック界隈は興味があるので案件概要を読み進めたところ、ふつふつと書きたい欲にかられてきたので、書きなぐりに近いですが文字に起こしてみることにしました。ちなみに筆者はFundinnoプラットフォームを通じての未上場株式への投資は行ったことはありません。財務経理の専門性はある程度ありますが、医

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          徹底的な現実主義的投機家、塩漬けマンの魅力

          塩漬けマンさんは日本株の専業投機家で、ブログを毎日更新しており、日々の売買と日時の損益も公開しています。 塩漬けマンさんはいわゆるデイトレーダーで材料を元にトレードをしています。テクニカル分析はファンダメンタル分析や全く利用していません。塩漬けマンさんのすごいところは、テクニカル分析やファンダメンタル分析を十分知り尽くしており、その結果現在のトレードスタイルに行き着いているところです。 先日投資系Youtuberが運営するZeppy投資ちゃんねるでも、おすすめのブログとし

          徹底的な現実主義的投機家、塩漬けマンの魅力

          ろくすけカブスの実力

          ろくすけ氏は日本株式の長期投資家で、2019年に専業投資家になっています。彼の投資スタイルは日本株への中長期投資です。詳細な資産額は開示していませんが、10年あまりの期間で資産を10倍以上に膨らませており、数億円の資産を保有していると思われます。 資産推移のグラフ(著者ブログより) ろくすけ氏は個人ブログで自身のポートフォリオも公開しています。 2020年1月末時点のポートフォリオ(著者ブログより) 中長期投資家の名にふさわしく、彼のポートフォリオでは福利厚生のアウト

          ろくすけカブスの実力

          Origamiの次に危なそうな未上場メガベンチャー

          先日キャッシュレス決済のスタートアップOrigami(オリガミ)が、メルカリ参加のメルペイに買収されるというニュースが報道されました。より衝撃的だったのは、売却価額が1株1円、社員185人のうち約9割に当たる160~170人のリストラするというものでした。 スマートフォン決済の老舗であるOrigami(オリガミ)は1月23日、フリマアプリ大手メルカリのスマホ決済子会社であるメルペイに会社を丸ごと売却すると発表した。両社は売却価格を非公表としたが、複数の関係者は1株1円だった

          Origamiの次に危なそうな未上場メガベンチャー

          すぽさんの王道の投資手法に死角はないのか

          すぽさんは「成長、ビジネスモデル、割安」を軸に日本の上場株式投資を行っている著名な個人投資家です。現在は専業投資家として活躍しており、自身の投資手法について本も出版されています。 すぽさんはご自身のブログでポートフォリオを公開しており、売買履歴も公開されています。すぽさんの投資手法はファンダメンタル分析をもとにした、日本の小型株への集中投資であり、株式投資で短期間で資産を築く方法としては王道の部類に入ると言えます。 下記は直近の投資成績とポートフォリオです。ポートフォリオ

          すぽさんの王道の投資手法に死角はないのか

          プログラミング初心者が株式投資アルゴリズムを作って700万以上を売り上げた方法

          1.はじめにみなさんはQuantxというサービスをご存じでしょうか?Quantxは株式会社Smart Tradeが提供するサービスで、主に日本株の株式投資アルゴリズムの開発プラットフォームQuantX Factoryと、販売プラットフォームQuantX Storeから成り立っています。  QuantX Factoryではプログラミング言語であるPythonを利用して約200種類の金融関数を使用することができ、またバックテスト機能も有しており、株式投資アルゴリズムを簡単に開発す

          ¥1,480

          プログラミング初心者が株式投資アルゴリズムを作って700万以上を売り上げた方法

          ¥1,480

          【Fundinno案件】グッドラックスリーに投資する前に知っておきたいこと

           株式投資型クラウドファンディングプラットフォームであるFUNDINNOの104号案件グッドラックスリーがtwitter等のSNSで話題になっています。本稿ではFUNDINNOの開示情報をもとに、同社へ投資する際に気を付けておきたいことをメモしました。 1.前々事業年度は債務超過 「企業のリスク等」に記載のある通り、2018年度8月期決算は債務超過の状況でした。ただし、前期末事業年度ベースでは、債務超過を脱しているようです。 発行者の決算期末(2018年8月31日)におけ

          【Fundinno案件】グッドラックスリーに投資する前に知っておきたいこと

          家計の巨額な現預金を狙ったものの、瀕死のFintechスタートアップたち

          先日日経に以下の記事が掲載されました。 日銀が20日に発表した4~6月期の資金循環統計(速報)によると、6月末時点で家計が保有する金融資産の残高は前年比0.1%減の1860兆円だった。マイナスは2四半期ぶり。米中貿易摩擦を背景にした株式相場の下落傾向などが響いた。 家計の金融資産の内訳は、現金・預金の残高が1.9%増の991兆円、保険・年金・定型保証は0.5%増の527兆円、株式等は9.7%減の195兆円、投資信託は3.7%減の70兆円だった。 2019年3月末の現預金は

          家計の巨額な現預金を狙ったものの、瀕死のFintechスタートアップたち

          【副業】スポットコンサルのすすめ

          スポットコンサルとはスポットコンサル(スポットコンサルティング)とは、「個人の知見とビジネス上の課題をマッチングし、1時間からの対面/電話によるビジネス課題の相談が出来る仕組み」です。日本で有名なところですとビザスクが有名かと思いますが、実は専門家への短時間インタビューをマッチングさせるビジネスは、外資系企業を中心に存在していました。 ビザスクの場合従来フルサポート形式(ビザスク社員が相談したい人の代わりに適任のアドバイザーを探す)とセルフマッチング形式(相談したい側がアド

          【副業】スポットコンサルのすすめ

          証券アナリスト会員に申し込んでみた

          1年ほど前になりますが、証券アナリスト検定協会会員に申し込みました。2時試験自体は数年前に合格していたのですが、検定協会会員には申し込みませんでしたが、今となっては申し込んで良かったなと思っています。 検定協会会員になるメリット(※なお、私は検定協会会員の回し者ではありません①毎月証券アナリストジャーナルが届く月報として証券アナリストジャーナルが届くのですが、それなりの人たちが執筆しているので読み応えがあるし非常に勉強になります。(結構難易度高いですが)また、マイページから

          証券アナリスト会員に申し込んでみた

          為替アナリストの予想はなぜ当たらないのか

          先日の記事では傾聴するべき経済アナリストを挙げましたが、彼らの予想は当たるとは限りません。というより外れる場合がほとんどです。為替に関して言えば、期間をどれほどに取るかにもよりますが、ドル円が上がるか下がるかの2択(横ばいも入れれば3択ですが)で当てずっぽうでも50%の確率で当たるものですが、それでもなかなかどんぴしゃで当たる例は少ないかと思います。 ファイナンスの理論で効率的市場仮説というものがあります。これは「すべての利用可能な情報が完全に市場価格に反映されているとする

          為替アナリストの予想はなぜ当たらないのか