考察系マーケター

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最近の記事

ChatGPTと「魔法」の有用性について語り合った結果、ちょっと論破できた

多くの技術者がマーケターたちが、ChatGPTの実用化について熱心に動いている中、私は今あることにハマっている。 夜な夜な、ChatGPTと熱論をかわすことである。 例えば、「AIが倫理的思考を獲得する上での課題」とか「陰謀論にはまった人をどう説得するか?」とか、そういうことについてである。 今日はその中で、「魔法について、あなたはどう思うか?」と尋ねたところ、完全全否定の状態から最終的に歩みよることができたので、その一部始終をご紹介したいと思う。 「魔法についてどう

    • 「書籍マウント」というフレーズに「マウンティングハラスメント」を感じた件について

      最近、Twitterを漁っていたらこんな記事を見つけた。 冒頭にはこう書いてある。 コロナ禍で不要不急の外出がしづらくなり、アウトドアにおけるマウンティングチャンスが大幅に減りつつある中、インドアでも可能なマウンティング手段の一つとして、書籍を使って自身の知性をチラ見せする「書籍マウント」が一部のトップエリートの間で流行の兆しを見せています。 なるほどと思うと同時に、背中にツーっと冷や汗が流れた。 なぜなら僕の自室の壁の一面であり、ZOOMの背景となっているのがまさに

      • 美しい絶望を描くためには、大切な日常を描かなければいけない/『イリヤの空、UFOの夏』から僕が学んだこと

        今日は全国的にUFOの夏だ。 もう20年も前の作品にもかかわらず、いまだ6月24日を迎えると必ずイリヤの空の話題を見かける。 自分自身が最初に読んでからもすでに15年以上が経っているけれど、「プールという単語をみたとき」「バイクを弾いている女の子を見た時」「いい映画のエンディングをみたとき」折に触れて思い出す作品だ(きっと、そういう作品を名作というのだと思う)。 僕が『イリヤの空、UFOの夏』から学んだことは片手の指以上ある。 その中で、いまだに自分の文章、価値観に大

        • 『100日後に死ぬワ二』が、101日目に炎上した心理的背景を考察してみた。

          『100日後に死ぬワ二』がネット上で話題になっている。 100日目までは称賛と感動の声で溢れていたらしいが、僕が知ったのは101日目だったので以下のような声がメインだった。 「感動が覚めた」 「結局ステマかよ」 「応援してきた時間を返してほしい」 こちらの声に関して思うことは後述するとして、こういった一方に寄った声が溢れると大抵の場合、その半日後ぐらいにはその反対の論調が今度は流れ始める。 「アーティストはお金もらっちゃいけないの?」 「商業展開批判する人はほんとナン