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Vol1「知識を詰め込めば勝てると思ったのに上手くいかない」人たちの共通点

このラインは強いはずっ!おっ?おっ?タッチした!反応した!さぁ!エントリーだ!……
……なんで素通りするんだよぉー!

綺麗なチャネルで推移中…トレンドは上昇中…
そして迎えるはチャネル下限!満を辞してローングッ!
……なんで突き抜けるんだよぉ!

皆さんこんちには。或いはこんばんは。専業トレーダーのdaiceです。(読んでる漫画バレるw)
トレードをしているとありますよねー。上のようなこと( ̄◇ ̄;) イラッとするし、シナリオを立てた意味すら失いかける出来事。自分の相場感に絶望を感じたり、センスが無いと疑ってしまうトレード。
でも実はこれ、ただの丁半博打に身を投じているだけで、あることをちゃんとするだけで改善される単純なものなんですよ。

今回は知人のAさんにFXを教えて欲しいと言われ、「本気でやるなら」とお伝えした上でのその実際のやりとりの様子が、多くの方のヒントになるのではないかと感じましたので、Aさんに許可を取り皆様に公開していくことになりました。
当時のAさんはFX参入1年目ぐらいでした。ある程度の知識はネットや書籍などから得ていて、全くの初心者では無かったのですが、収支はマイナスが続いていたようです。そんなAさんとの日々のメールを個人が特定できないよう配慮した上で、お見せしていきますね♪( ´θ`)

初心者が陥りやすいところ、勘違いしやすいところなど、例えを交えながら解説しております。なのでFXを初めて間もない方は参考になるかもしれませんね。

知識はたくさん詰め込んだはずなのに勝てていない方には共通点があります。そこに陥ってしまっていたAさんとのやり取りにフォーカスして内容を余すことなく掲載したのが、今回のVol1の記事です。
なかなかの長文になりましたので、ゆっくり読んでいただければと思います。Aさんに共感してしまう部分もあるかもしれませんし、そんなことも知らなかったの?と思われる内容もあるかもしれません。ただ、うろ覚えだったり人に聞かれた時に答えに詰まるようではダメです。それは知識であって知恵ではないからです。

「知っていると使えるは違う」

これを徹底的に叩き込んでみました。
どうぞ、ご堪能ください。
(文面では挨拶や世間話は全てカットしております。そのため急に話しが始まったり、話しが飛んだりしますがご了承下さい)

また、この記事はシリーズ化していきます。
Aさんにはそれぞれのテーマに沿って学習内容が進捗していくように課題を出しております。この記事を編集している時点での双方のやり取りの文字数が60万文字を超えておりましたので、テーマごとに文字数が5万文字~9万文字程度、画像や実際のチャートなどを掲載した記事をいくつかお届けしていく予定です。ぜひご自分のテーマにあった記事をご拝読ください。
なお、お互いのやり取り上、個人が特定できてしまうような画像、コメント、動画などは編集しておりますので文脈がつながらない場面も多々あるかと思いますのでご了承ください。

今回の記事の中には私の手法や相場への考え方が大いに記載されております。膨大な検証により培った独自の考え方も多くありますので、他の手法を持つ方とは違った相場の見方なども含まれます。
また細かい手法や解説などの内容が含まれますので有料とさせて頂きました。気になった方だけご購入頂ければと思います。

質問① チャネルタッチのエントリー

[初めてAさんからもらった画像への添削です。チャネル当たったからどうのこうのより、まずは相場への考え方からはじめました。
懐かしいです(笑)ここから始まったんでしたねー!では、ごゆっくりご覧ください]

1月4日のAUDUSD(H4)の場面です。
チャネルラインを引き、水色チャネルの下限でちょうどFib=61.8%と重なり、調整の売りは尽きたと判断し入りました。

画像82

 
結果、チャネルなんて無かったかのように素通りし見事に損切り。
最近は、本当にこんな感じになりことが多く、チャネルによる相場分析に自信をなくしております。

画像83


チャネルは、基本的には日足をメインで引くようにしております。
エントリーは、下位足の4時間ローソク足がチャネル上限下限にタッチしたら入るイメージです。

例えば、分析はそのままで、エントリーのタイミングは、下位足(15分、5分)のダウの切り替わりを確認してからエントリーした方が良いとか、なにか改善できることはありますでしょうか?

質問①へのdaiceの回答

チャートを見る限り分析も波の流れもある程度見えていると思います。少し線が多い気もしますが…
ただ今回の場合、ラインをたくさん引いているにも関わらず直前のトレンドの直近高値にラインを引いていないのは何故でしょうか?(添付の図、③の位置の黄色線) ここは前回のトレンドの高値ですのでレジサポのラインの候補として考えられる価格です。となると、ここを抜けたのならチャネルで止められる可能性は少し下がります。そういった左側の情報も加えるようにしましょう。
また、このチャネルのサイズ感なら日足ではなく4時間レベルのチャネルと判断した方がいいですね。日足で見るには少し小さすぎます。

ただいくら長期足のチャネルとはいえ、タッチで入るのは投資ではなくほぼギャンブルになりえます。チャネル下限で反転するというのは可能性であって確実性が無いものなので、しっかりと下位足で反転した、または水平線などが重複したという根拠を見つける必要があります。

また、日足のチャネルと判断してその下位足の4時間足で…とみていたようですが、時間足には相性のいい下位足というのが存在します。日足に対しての相性のいい下位足は1時間足、4時間足と相性がいい下位足は15分足です。日足と4時間足では少し近すぎると思います。
ですので、この場合は15分でのチャートパターンや高安値の更新が確認できてから入るといいですね。エントリーのイメージは添付したチャートの1と2を見てみるとわかりやすいかと思います。

さらに安全性を取るなら画像の中で書いていますが、ネックラインを抜けた後のリテスト(プルバック)が入るまで待てると勝率は跳ね上がります。小さな時間足でのレジサポ転換が行われた後になりますから当然ですね!まぁ…初めは待つのが苦痛ですが…

そして、ここが大事です。
もし、15分足でチャートパターンも何もなく反発したり、ブレイクしたりしてしまったら(V字で戻ったり、チャネルを割って急落した場合)、素直に諦めます。
もったいないと感じると思いますが、負けを減らす効果的な方法です。こういう動きは狙って取ることはできません。もう一度言いますね。「このような急落は狙って取ることはできません」

上でも下でもいいですが、何もなく行ってしまったということはその後にチャンスパターンが来ることが多いので、損切りになって資金が足りなかったり、ポジションを持っていたりして分析にバイアスがかかってしまうと、取れるものも取れなかったり、後から見てあーここ入れたーってやつとなってしまい、次のエントリー時に早め早めに入ってしまう原因にもなりかねません。

追記
フィボナッチやチャネルは先行指標なので根拠があるときの補助で使います。


チャネルライン下限
上位足水平線到達
+
フィボナッチ61.8%到達なのでエントリー

例2
フィボナッチ61.8%到達
チャネルライン下限到達
+
15分足ダウ転換したのでエントリー

みたいな最後のエッセンスか、根拠を他に足して使うものだと思ってください!

画像1


質問①への回答に対するAさんの返信

これまでずっと睡眠時間削って勉強してきたけど、結局何やってもダメで、気が付けば聖杯を求めて迷走をする始末で…。

チャートにラインを引くことは出来るようになってもラインが効いたり効かなかったりで、実はライン引く意味ってある?的な感じで、その先どうしたら良いのかも分からずって感じでした。
冷静になって今思えば、チャートのその後について「こうなったら必ずこうなるよ。ここにラインを引けば必ず反発するよ」って言う答えを求めていたんだと思います。
チャートのその後なんて、誰にもわかるはずがないのに。

【何か一つに絞る】
そしてそれを磨き上げる。っていうことも、全く意味が理解できずにおりました。

最近一から徹底的に検証をすることで、何となく今までのそういうモヤモヤが解消されつつあるような感覚を覚えております。
今までのように引いたラインがただのお絵描きになっていないか確認しながら、これがこうなっているのでこうなりやすい。だから最後こうなるまで待ってみよう!という考えが初めて出来たような気がしました。

質問②見ている時間足に対応する下位足って?

今狙いたいのは、10~30pipsの片波をサッと獲るイメージを考えております。
環境認識は、先ず4時間では明らかに引けるトレンドラインや、サポート、レジスタンスの水平線を引くだけでザックリ観る感じです。続いて、1時間で細かくチャネルや、レートが良く反発しているような抵抗を探し、ラインを引きます。
そして、そのラインを15分足で微調整し、エントリーポイントを探します。

最後に5分足を使ってエントリーみたいな順番ですが、前回教えてくれたみたいに、この時間足だったら執行足これ!みたいな、
例えば、H4→M15。H1→M5のように、必ず固定して観た方が良い感じでしょうか?

質問②へのdaiceの回答

無理に固定する必要はないとは思いますが、各時間足に対応したトレードしやすい下位足との相性というのが存在します。

4時間⇨15分
1時間⇨5分
の他に
日足⇨1時間とか
週足⇨日足など
その時間足の下位足として機能しやすい下位足があります。

ちなみに私は4時間足を環境認識として使って4時間の波を取りに行くなら執行足は必ず15分。環境認識が1時間で1時間の波を取りにいくなら執行足は5分と決めてます。これはブレないためのルールとして取り入れてます。
これは上記の通り、これから取りに行く波がどの大きさの時間足の波かというところに由来しますが、4時間の波を取りにいっているときに、5分足の上下のノイズなんかほぼ無視できますし、逆に1時間の波を取りにいっているときの15分足の大きな動きは損切り幅を設定するのに難しく感じます。

感覚にはなると思うのですが、殆どのトレーダーの方は同じような時間足の相互関係で見てるはずです。ですのでマルチタイム分析とはよく言われますが、実際は取りに行ってる波によってはそんな下まで見ないよ。とか、そんな大きな波じゃタイミング取れないよとかが出てくるのです。まぁ全部が全部、一つずつの時間足で分析しなくていいよ的な感じなんですが、それでも執行足よりも上位時間の足は重要なんでってとこが難しい。

例えば1時間の波を取りに行っているときに、節目の水平線付近で5分足のこのタイミングならロング!という判断ならいいですよってことなんですが、1時間の波を取りに行ってるのに、執行足を15分足にしてしまっているなら4時間の水平線とか、節目とかみてないとダメですヨってとこですね。損切幅と利確目標までの距離が変わってきてしまうからですね。
でも、5分足を執行足にして1時間の小さな波の10~20pipsぐらいしか狙わない小幅スタイルなら4時間足無視でも取れたりもしますしね。この辺がマルチタイム分析の悩ましいところです。

質問②の回答に対するAさんの深堀り

【環境認識と執行足の関係性】ということですね。いずれにせよ、最低限の上位足のレジスタンスを確認することは重要。
考えが少しずつ整理されていく感触があります

あと一つ気になるところがあるのですが、「このチャートの環境認識は4時間足を使うけど、あっちのチャート分析には1時間足を使う!」みたいな事があると思うのですが、環境認識をする上で、時間足を使い分ける理由って何でしょうか?

単純に、波形が綺麗に見えたから!というような理由でしょうか。

質問②に対する深掘りへのdaiceの回答

環境認識で時間足を使い分ける理由は、私は一つしかありません。超大事ですよ!

「いま、どの時間足が相場をリードしているか」

「リード」って言われてもですよね(^◇^;)
わかりやすく言うと…
例えば日足では大きなレンジの中で4時間足では上昇中、1時間足では保合い中という場面があった場合、上記の場面の相場を牽引(動意付いている)している時間足はどれでしょう?って言われたら、殆どの人は答えられますよね? もちろん上昇トレンドが出ている4時間足です。つまり、波を取りやすい状態にある時間足はどれか?ってことです。
なので、わざわざ保合いになっている1時間足で環境認識をして

「上か下か…うーん……じゃあ4時間足は…上昇中か…でも日足はレンジだからそろそろ反転かなー?いや、レンジ上限までは上昇続くのかなー?うわーっ!わからーん」

なんてやるよりは、
「環境認識をして各時間の状況を確認したら、揉んでいる1時間はほっといて4時間足が上昇中なんだから、節目まで落ちてきたら押し目万歳で日足レンジ上限までロング!タイミングは15分のダウの反転!ってした方がわかりやすいしシンプルだし、変な動きに騙されない。

もちろん絶対はないので、そこから反転したりすることもありますし、押しを作らないで行かれてしまったりすることもあります。でも反転して急落したとしても、そもそも自分が描いたシナリオの想定に入っていないなら取れない波だから。と気持ちも楽になりますからね。
アレもコレも取りたい!よりは狙い撃ちした方がいいですよ。アレもコレも取りたいなら、狙い撃ちが取れるようになった上で、その利益を吐き出す覚悟で他の波を狙いに行くっていうのならいいのかと思います。つまりアレもコレもってなると結局ギャンブルに成り下がるってことなんですね。

質問②の返答に対するAさんのさらに深掘り

なるほどです。環境認識の時間足を使い分ける理由はそういうことですか。

それに関しては直ぐに実行可能ですので、たった今から私もそうします。今までは、そういう意識ではなく、漠然と上位足から順々にっていうイメージだったので…
これからは、上位足から順々には観ていくけど、相場をリードしている、いわゆるトレンドが出ている時間足を見付け、それで環境認識を細かくする!という考え方で相場を観ていきます。

また、私は狙いを一つに絞るとか、狙い撃ちするという意味がイマイチ理解できていないんですが、具体的にどんなことを指すんでしょうか。

例えば、エリオット波動の3波を狙うならそればっかりを追っかける。
グランビルの法則の4番を狙うならそればっかりを追いかける。
レンジブレイクを狙うなら、レンジ相場のみで勝負する。
のような感じで、その都度 相場に合わせて手法を臨機応変に変えず、その手法が通用するポイントのみで勝負する!ということでしょうか?

質問②に対するさらに深掘りへのdaiceの回答

一つに絞るというのはですね。
例えばいつもの私のシナリオを例にしますね。大体押し戻り待ちの何パターンかが描いてあります。毎朝シナリオを必ず描くのは、それ以外の無駄トレードを無くすためです。(ちなみに私は朝一に監視対象の10通貨の中から、今日トレードできそうな3〜4通貨を選んで、すべてにシナリオを描きます)

そのシナリオに沿って、「こうなったからこうする」のみでトレードします。そしてそのタイミングを下位足で取っています。つまり、今日(2020年3月)の私で言えばオジ円はロング以外は考えてない。ということです。
なので、短期で直近の押し安値を抜いてもシナリオで描いた上位足のトレンドラインまでは押しが来ると想定しているので、まだまだショート目線にはならない。押し目のなるべく底から取っていくために待ちに徹する。みたいな感じです。
フラフラしないというか、あっちもこっちも取るのではなく、目線を絞って一度で大きく狙う感じですかね。

そうすることで損切りも単純になるし、今日のシナリオで言ったら「上位足のトレンドラインを抜かれてしまう」など、最後の砦を破られたら今日はもうやらないとか、翌日にはショート目線に切り替えられるとか、自分の軸を明確にする効果があるので、是非シナリオはたくさん描いてみてください。実際にエントリーしなくてもシナリオは描けるので、今のうちからたくさんやっておいてくださいね!

そして、使う手法はなんでもいいですよ。その日にエリオットの3波目が発生しそうならそこだけひたすら待つのもいいし、MAを使ってグランビルの2番が起きそうなところで再度MA抜いたら狙うとかでもいいし、ボリバンを使って傾きの方向へ1σや2σから入ってもいいし。
ひとつに絞るっていうのは単純に言えば、手法を絞り、その手法の優位なところまでただ待つということですね。

またシナリオの最後の反証というのは、シナリオが総崩れになるポイントです。そこを超えたのなら初めて下目線の疑い(まだ疑いというのがポイントです)、もしくはレンジ突入と判断するというポイントです。つまり、しばらくやーらないって決めるためのポイントも定めておくということですねー。

質問②に対するさらに深掘りへのAさんの返事

要は単純にまずは環境認識が前提ということですね。手法は何でも良いの意味がやっと分かりました。

ちょっと、オジ円を観てみましたが、ザッと観た感じでも3つ入れそうなポイントがありました!
これが、いわゆる手法(入り方)は何でも良いと言われるゆえんなんですね。で、仰る通り確かにこのWボトムなんかは、15分足だったら見落としそうです。

「1時間の対応下位足は5分足」

これも大納得です。


質問②の返事へのdaiceの返答

なんとなくイメージできましたかね。自分の手法による目線を固定したMTF。これだけである程度勝てるようになってきます。
その手法を心の底から信じてあげてください。自分でこれだっ!って選んだ手法なんですから!

質問③勝率とリスクリワード、そして1日に見れる時間

先程のオージー円の場合ですが、例えば損切りを置くポイントについての質問です。シナリオの崩壊は赤トレンドラインの実体抜けになりますが、置くならそのポイントですか?

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Wボトム抜けからは入れていたら、それでもいいと思いますが、直近高値付近への押しからのエントリーとなると、利益が100pips獲れたとしても、リスクリワード比=1:2くらいにしかならないと思うのですが、daiceさんは基本 1:2とかのトレードスタイルですか?

質問③に対するdaiceの回答

トレンドラインまで下落しての反転でエントリーなら、損切りはもちろんトレンドラインの下ですが、直近の高値への押しで反転したところでエントリーなら損切りは直近高値ラインの下におきます。
例えば、さらにその下のダブルボトムネックラインでエントリーしたのなら、そのネックラインの下に損切りを置きます。
こう言った場合、入る場所が目標に近づいてしまうほどリスクリワードがどんどん悪くなります。なのでその場所でエントリーした根拠が破られたのなら即切ります。大きな目線はまだ切り替わらないにしても、トレンドラインまで戻ってこない保証はないので、耐える必要性がないからです。
耐えるぐらいなら、最終防衛ラインまで戻ってきたときに再度エントリーしたほうが利益は取れますし、最悪その防衛ラインを破られてもポジションを持っていなければ眺めているだけでいいのです。

つまり、早めに反発すると想定したシナリオでエントリーした場合も、1番最後のシナリオ(防衛ライン)までは目線が変わらないからと含み損を耐えるなんてことはしないということです。もし、シナリオが総崩れになった時に大損害が出るからですね。その入った場所入った場所でしっかりと損切りはしていくイメージです。

また損切り位置はpips固定せずにエントリーの位置によって変えてます。

シナリオで描いている中で、浅い位置からのエントリーになればなるほど損切り幅はタイトになっていきます。目標までの利幅がなく、リワード取れないからですね。

ただし、まだ安定して勝てていない時期というのは環境認識が甘いことが多いです。なので少し多めに損切り幅を取ることをおすすめします。私も昔は損切り幅50以上取ってました。リスクリワード1:1とかでもやっていましたね。
もちろん、損切りした時はそこそこ大きな金額になってしまいますが、勝率5割ぐらいの勝ったり負けたりしてるトントンぐらいの人なら、もうある程度相場は読めてると思うので損切りを大胆に取ると急に勝率が上がります。これは損はなるべく小さくして大きく勝ちたいと思ってしまい、それぐらいは絶えなければいけない許容範囲よりも小さく損切り設定をしてしまって、切られた後に順行という現象がたくさん起こっているからです。いわゆる損切り貧乏ですね。これは損を許容することですぐに改善されます。その金額が許容できないのならば、ロットが大きすぎます。少し下げましょう。

今の私のリスクリワードは5:1ぐらいです。100pipsを狙っているなら大体20pips程度逆行したら損切りになる位置からしかポジションを持ちません。
なので、教科書的なダウの継続ポイントはすでに利確ポイントであることが多いです。
なので例えば20pipsぐらい狙うとしたのなら損切り幅は5pipsとかです。まぁスキャはしないので狙うことはないですが。

でも初めのうちはリスクリワードが1:1ぐらいでもいいので、負けないことを前提にしないと損切り貧乏で心が折れます。
※すでに経験済み。この話は私のことです(笑)

心を健全に保つために、当時の私はリスクリワードよりも勝率を選びました。この辺はどちらが正しいとかないので、どちらでもいいと思います。
ご自分が納得できる方を選んでください。

質問③に対する回答へのAさんの返事

リスクリワードが5:1もあって、それでも勝率を重視しておられるという考えにとても驚きます。
私は、5:1とかなら、負け覚悟のギャンブル感覚というイメージです。

実際20~30pips狙う場合の損切りは、5〜6pips・・・
5:1でするなら、ライン待ち構えでラインタッチで逆張りドンという感じですか?
基本、チャートに張り付いていられるのは21時~24時の長くて3時間しか勝負できないので、その間で100pips獲るのは難しく、どうしても20pips程度を狙うしかないような感じです。

daiceさんは朝一で通貨絞って環境認識されて、アラート仕掛けてそれが鳴ったら経緯を確認して、いつでもエントリーをされていると思いますが、私のように2~3時間の勝負なら環境認識を15分くらいでして1分足でエントリーするようなスキャルピング寄りで考えた方が良いのかなーと少し思ってきました

質問③の返事に対するdaiceの回答

いや、逆ですね。

2〜3時間しかないにスキャルピングをしようとすると、その時間で無理やりエントリーしようとするので環境認識を自己都合で解釈しがちになります。なんとか今日稼いでやろうと特にチャンスでもないのにそれっぽいとかでエントリーしちゃいます。そしてめっちゃ負けます。だってそんな場所ギャンブルですから。コイントスの裏表当てをやってるのと変わりません。(いや、裏表当てより負ける気がする・・・)
その日の限られた3時間をノーエントリーで余裕綽々でチャート見れるなら問題ないですが…まぁ普通の人は無理でしょう。私も無理です。

今はチャートを自由に見れるので監視通貨も多くほぼ毎日トレードしていますが、元々私は週に1.2回程度のトレードでしたよ。監視通貨が少なく1撃で100以上狙うならチャンスはそんなもんです。いや、1.2回あれば多いぐらいです。

1週間の流れとしては、土曜か日曜に環境認識をして4時間足ぐらいの波を取りに行くイメージを持ちます。なので4時間足での節目に到達までは特にすることもないので検証とか勉強したり、疲れたらドラマ見たり。
エントリーになったらTPまで放置。SL入れて損失を限定して、たまに状況見るぐらい。強めの指標なければ週持ち越しも平気でします。

ある程度の含み益になったら建値移動(私は狙う波の1/3を超えたら建値移動してます)、またはその時点で分割決済して残りを建値移動しておけば負けないですしね。建値で切られても損してなければトレードは勝ちです
だって殆どの人が損してるのにプラマイ0で逃げれたのなら勝ちですよね。
↑このマインド大事

損切り幅は遠ければ含み損の期間も長くなることもありますが、根拠崩れてなければどうせ上がりますしね。
↑と、自分の手法信じてあげてください。ただし根拠崩れたら即撤退です!

あとは、短期よりも長期の方が環境認識が簡単なんです。ちょっとした長いヒゲとか、市場スタート時間に反対側に少し振ってみたとか、そんなノイズの影響が少ないからですね。

ちなみに私もスキャルピングの勝率はよくないです。
損切り幅が狭いので即切られてしまうからなんですが、リスクリワードを1:1まで下げると、連敗したときのダメージが大きい。勝率7割ぐらいあってなんとかなるようなイメージです。
スキャルピングの勝率7割は専業レベルですね。界隈でスキャで稼いでる人は本当に尊敬します!

でもデイトーレド以上の長さなら私も勝率は7割ほどあります。
この違い、わかりますか?

私はわかるまでに1年かかりました。7ケタほど相場に年貢を納めました。
ちなみに1年で4回全損してます。(これは口座資金がではなく、投資用資金がです)

それでやっと気づきました。

「相場は私の都合で動いていない」

なので、見れる時間が短い人ほど環境認識に時間をかけて長期の一撃を取りに行く方が割りがいいのです。

ちなみに私は土日にチャート分析に時間かけるので、4時間足でこのチャートなんだ?って言われると通貨ペア答えられます。
その週の監視通貨内でですけどねw

そして私はチャートの前で待ち構えることはほとんどありません。逆指値が多いです。

今日の朝はちょうどガッツリ見てたので例外ですが、走りに行ったり買い物したりするときもアラートは入れてません。
どうせ走ってる時は見れないですし。車の運転中にアラートなると気になって危ないですし(笑)。
時間の概念(サイクル)でこの辺までは動かないだろーなーとか、もし動いても早過ぎるなーとか考えます。もし行かれてしまったら、まぁいっかです。またチャンスはいくらでもきます。

質問③の回答に対するAさんの返事

えっ、逆なんですか?

んーなるほどです。その時間で無理やりエントリーしようとしてます。確かに無理やりエントリーする為に、都合の良い通貨を選んでいます。

デイトレードを選択して、必ず一日に数回エントリーしなければならない!というマインドになっていました…
そうか!逆だったんですね!
時間制限の解釈を間違えていました。時間がないからその限られた時間でやろうとすると、どうしても自己都合の見方になってしまう。そうならない為に、もっと大きな時間軸で考えればその分の余裕が生まれるという訳ですね!

先ずはプラマイ0なら勝ちという、資金を減らさなければとりあえずOK的マインドと、狙う波を少し大きくしてみようと思います。

スキャルの勝率7割は専業レベル・・・それだけでどういう世界か理解できました。とりあえず、まだ入るべき世界ではないことは充分伝わりました。

先ずは4時間足などの大きめの足を中心に狙っていき、ある程度勝率が安定してきたらそこで初めて波のサイズを落としてトレードをするというようなスタイルを目指そうかと思います

アラートは入れてないんですね!
4時間足だと1日にローソク足がたった6本。そう考えると、確かに週末にしっかり環境認識をして逆指値を仕込んでおき、その注文を毎日夜に確認して微調整を行うという方法が成り立ちますね。

毎日絶対にエントリーせねばならない!と思っていたので、結構それがプレッシャーでした。そういう風に考えると自己都合で無理やりチャートを捻じ曲げて観ることもかなり減りそうなので、精神衛生上もとても良いと思います。

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