[3]子供の便秘・恐怖の摘便

1歳2ヶ月の息子が冷や汗をかきながら、顔を真っ赤にして踏ん張り、それでも便が出なくて泣き叫び、小児科を受診。酸化マグネシウムという粉薬を処方してもらい帰宅しました。

処方される時に『飲みづらいと思うので、ゼリーなどに混ぜて飲ませてください』と薬剤師さんに言われました。それなら大好きなヨーグルトに混ぜてあげようと混ぜてあげてみたところ、最初の数口はニコニコしながら食べたものの、薬の存在に気づいたら吐き出してしまいました。何度かそういうことが続き、「飲ませないといけないし、大好きなミルクに混ぜてしまおう」と、今度はミルクに混ぜてしまいました。しかしこの行動が息子を苦しめることになります。

なぜならこの酸化マグネシウムという粉薬、水にほとんど溶けません。

つまり、薬がちゃんと飲めていなかったんです。母が無知だと子供が病気になるというのは、こういうことですね…。本当に息子に申し訳ないです。

ミルクに酸化マグネシウムを混ぜて飲ませた日が1〜2日続いた後、また便が出なくて息子が30分以上泣き叫びます。

浣腸をすれば便が出るという情報をInstagramで見て「いちじく浣腸」という小児用の浣腸を買っていたので、試してみることにしました。しかし便が肛門で挟まっていて便を出すに出せない状態で、なんとか浣腸をしてみたものの、薬が逆流してしまいました。

その日は夫もいてくれたのですが、息子の肛門を見て、彼が「少し便を掻き出してあげよう」と言いました。

「便を掻き出す?!?!」

どういうこと?!そんなことが出来るの?!もう私は泣いてる息子を支えながら更にパニックになっていました。その時、徒歩5分の距離にある義実家から義母が心配して来てくれました。なんと義母は数十年前に息子たちの便を掻き出したことがあるそうです。もう色々と衝撃が凄かったのですが、夫と義母に息子の肛門から便を掻き出してもらうことになりました。その間私は息子を支えていたので、どういうふうにやったのか、あまり見えませんでしたが、少し浣腸をしていたことで、肛門付近の便が若干柔らかくなっていたこともあり、なんとか便を少し掻き出すことに成功したと後から聞きました。

掻き出された便の状態を見て驚きました。軽石のような硬さになって水分がほとんど含まれていませんでした。

息子の場合、最初の方の便が硬くなっており、後半は自力で排便が出来ました。

後から自分で調べたところ、この便を掻き出すという行為は「摘便」と言って医療行為としても実際にあるものらしいです。ですが本来は病院で行うべきものだと思うので、自宅ではやらない方が良いと思います。

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