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ドワンゴ学園N高で、自分キャッチコピーのレクチャーをしてきました


高校生にはじめてのレクチャー

夏の話なのですが、気づいたら年が明けてました。
ドワンゴ学園のN高さんからyoutubeの授業コンテンツのおはなしをいただき、そのレポートです。

N高といえば、不登校生を中心とした通信制学校、位しか知らなかったのですが・・・・とても驚きました!何がって、その生徒数の多さに。そして、モチベーションの高さに。

N高といえば、不登校児が通うイメージがありました。けれどそうじゃなくしたい勉強があるから、とか会社を経営しているから等で、目的をもって通う生徒もいたりで、イメージはガラッと変わりました・・・。
N高は選択肢のひとつとしてはもう一般的になったのかもしれません。

自分キャッチコピー+自己紹介のレクチャー

今回は、元アナウンサーのかわばたあき先生と一緒に行うレクチャー。私は自分キャッチコピーをレクチャー。かわばた先生はそれを簡潔にまとめて人前で伝えるためのレクチャー。これはこれで、新しいなあと感じました。
わたしもナルホドと思えること多かったです。

高校生へのレクチャーって、考えたら初めてだったのですが。

そしてyoutubeに出る、みたいなのも初めてだったのですが。なんか妙に緊張しました(カメラの台数が半端なかった)・・・。で、終えた後にめちゃくちゃ凹みました。緊張するということは「よく見せたい」と思うことからくるものです。N高生のためにレクチャーをして、自分キャッチコピーを書かせるためにいるのにね。

よく見せたいなんて、そんなものはどうでもいいのです。(うまく書こうとしない、ということに繋がりますね。著書『ひとこと化』に書きました)

もうひとつ凹んだのは。N高というすこし特別感のある高校生たちに対して、どこまで踏み込んでいいのかすごく戸惑ったのでした。たぶん私が気を遣いすぎたんだと思います・・・反省

コピーライターという仕事

彼らはデジタルネイチャーです。そして、コピーライターたちが素敵に輝いていた時代を一切知りません。糸井重里も知らなければ、仲畑さんも知らない。そういう流れはどんどん加速しています。

当然だよなあと。

コピーライティング。特にキャッチフレーズは、時代とともに呼吸して書く仕事なので。求められなければ書けません。そんな流れがあるせいか、キャッチコピーなんてほとんどCM上に見あたらない印象を受けます。

そんななかで、自分キャッチコピーというレクチャーをしている私に興味を持ってくださるというのは奇跡的なことです。

自分を伝えること

当然なのですが、結局はそこなのかなあと。コピーが気を惹くためにある時代はとっくに終わっていて。「それって・・・・」と端的に伝えたい、それが情報過多の時代に”合って”いる。私の仕事はそっち、なので。

自分キャッチコピーを書くぞ!と集まる大人たち(N高の学園生もしかり)なのですが、「書く」ことが目的になっちゃっていたりするなあと思うことがしばしば。こっちも自分キャッチコピーを「書いて」ほしいと思っているので当然です。でも、ほんとうはそうじゃないことを忘れてはいけないと思います。改めて。

書くことは目的じゃない。目的は「あなたを伝えること」なんです。なのに、「うまく書くには」ということで私の前に座っていたりする。そうじゃないだろ、と。

ほんとうは、自分の本質的価値に迫ること

といっても、きっと難しいと思います。そんないきなり自分のパンツ(鎧)を脱ぐのは無理なんです。でも、やっぱりここを言葉化してほしいなあと思います。

そういうものが「わかって」いると、自分は唯一だとわかるから。そして、だれもうらやましくなんかならないから。

伝えるってむずかしくないのに、むずかしく考え出すとアブナイ

これは自分で自分に律することです。私は、自分ができるようになったことをできるだけやさしく伝えたいと思っています。だけど、むずかしくなっちゃうときがある。

小学生にはいっぱい教えてきましたが、社会人でもない大人でもない子どもたち、と考え出すからいけないのかもしれないなあと思ったりしました。

伝わるまで、伝える。

私はおいそれと諦めるタイプじゃないので。それなりにわかった人として、伝えよう。そんなことを思った年の始まりでした。


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