私と大学院とキャリア
国内の製薬会社でMRとして勤務しています。
経営学の博士学位を取得して、MRになったわけではなく、
大学を卒業してMRとなり、40代で修士(MBA)、博士学位を取得しました。
現在、MRとして勤務している方は全国で4万6千人ほど。
その中でも博士号を持つMRは極めて少ないと思います。
MRの方なら当然ですが、博士学位を持っていてもMRの仕事内容が変わるわけではないですよね。
取得しても「よかったね」「これからどうするの?」周りの9割近くがこのような感想です。
私も過去そうでした。今からおよそ20年前の20代のころ、先輩がMBAに進学するから会社を辞めるといって会社を去りました。私の感想は「大学院行って飯食えるのか?大学院行ったら成績が良くなり、早く昇進できるのか?(いや、できない)」これが、正直な感想でした。
こう思っていた自分がなぜ、大学院に行こう、博士を取ろうと思ったのか。
昨今、社会人の学び直しが注目されています。現在のビジネスでは、個人的に大学教育では物足りない、こと足りないと考えています。私自身、文学部出身です。学部時代にマーケティングや組織論、戦略論を学んだことは一度もありません。社会に出てもマーケティングって何?賃借対照表を見ると何がわかるの?こんなレベルでした。それも当然の結果です。学んでいないのですから。
次号では、博士課程進学を決意したMBA時代のことを書いていきます。
学びたいけど、漠然としている方の勇気ある一歩に貢献できたらいいですね。