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学ぶ(トレンドが目まぐるしく変わるバスケットで)後編
学ぶ(トレンドが目まぐるしく変わるバスケットで)の前編を読んでない方は
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なぜ学びを大切にしようと思ったのか?
今回の話はバスケット論やコーチ論とは全く関係なく、ただ僕の学生時代やプロキャリアの出来事の話です。
学びを大切にしようと思ったのはプロに入ってから。
学生時代は試合にがっつり絡む選手でもなく、しっかり試合に出たのは大学4年から。
試合に出ない期間が長すぎて、試合に安定して出るようになってバスケットが楽しくて仕方なかった。
選手の特徴として言えば華がある選手ではなく、ただがむしゃらに頑張る。
けど、覚えが悪すぎて当時めちゃくちゃ怒られてました笑
能書き垂れまくってたプロ時代
プロ生活をやっていく中でシーズンの序盤はプレータイムがかなりあったが、シーズン途中でコーチの交代により全く試合に出なくなったシーズンがあった。
プロの世界でもシーズンの途中にコーチが変わって、今まで出てた選手が全く出なくなる、なんてケースはよくある。
けど、当時能書き垂れまくってた僕はコーチにめちゃくちゃ文句を言った。
コーチと対立した僕は全く試合に出れなくなり、練習中もふてくした態度を取った。
※良い子は絶対に真似しないでね笑
年を重ねても学び続ける大切さ
そんな態度を見た僕を気にかけて先輩が昼飯に連れてってくれた。
二人でチームの事を話していて、その先輩が言った言葉が今でも僕の中で一番大切しているモノだった。
俺もベテラン選手だけど、今でもへぇ〜そんな考えあるんだーとか学ぶ事って沢山あるよ。一旦自分に聞き入れてみて、その中で噛み砕いて自分の中で良いか悪いか判断したら俺はいいと思うよー。最初から聞き入れない選択すると勿体無い事だってあるかもねー
もちろん会社でも若い子がそんな態度を取ったら、まずはやってみよう!とか上記と似たアドバイスを上司はすると思う。
けど、アドバイスにもタイミングがあって受け取るタイミングによっては、その人に刺さる事もあるし、刺さらない事もある。
ふてくした態度を取り続け、ちょっと時間が経ってバスケットに対して迷走していたタイミングにアドバイスをもらって、当時の僕はめちゃくちゃぶっ刺さりました笑
そしてぶっ刺さった僕はその言葉を大切に今もしている。
伝え方と伝えるタイミング、そしてあくまでもアドバイス
指導者として歩み始めて、子ども達への伝え方で日々探求している。
毎回ガミガミ言うのが良いのか?
優しく伝えるのが良いのか?
など、何がいいか毎日考える。
けど、今までもらって来た言葉で今でも心に残るものは全てアドバイスしてもらうタイミングが良かった。そして教えすぎない、押し付けない言い方だった。
〜の方がいいかもねー
〜の方が俺はいいと思うけどね
あまり教えすぎない伝え方の方が心に残ってる事が多いなと感じます。
〜だからこうだろ!
〜が正解だろ!
みたいな最初から正解を言う伝え方、正解を押し付ける伝え方って意外と心に残ってない事が多いと僕は思います。
いいタイミング、アドバイス程度で伝えられると、受け手は持ち帰って考える。
その考える事が成長する為に1番必要なんじゃないかなと僕は思います。
最初から答えを伝えるんではなく、教えすぎない事が意外と子ども達にとっていい事なのかなーと。
僕の中で大切にしているのは、子ども達が悩んでたり、迷走していそうな様子に気づいてベストなタイミングで個別にアドバイスをしてあげる。
僕の心にぶっ刺さったあの時のように。子ども達にも同じ経験を。
そしてどんな悩み、迷走にも答えれるように常に学び、準備をする。
怒って終わるんではなくね。
今日はここまで。
子どもは純粋だから先生の教えが絶対って思ってしまう。
伝える側も子ども達のベストを探求しながら一緒に熱くなって成長していくのが僕のモットーです。