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【プレイ日記#2024 下半期】

気付いたら2024年も終わりが近づいていた。
今年は年始から大作が何作か続いたため、駆け抜けるかのような一年であったように思う。
世間ではPS5の大幅値上げや、新型Switch発表のタイミングが話題に上がっており、来年は本体を一新する必要も出てくるのかもしれない。
僕のボーナスはおそらくこれで消えることだろう。

さて、やや早いが今年の締め括りとして2024年下半期に遊んだゲームたちをまとめておこうと思う。


【帰ってきた 名探偵ピカチュウ】

2024年10月プレイ開始
総プレイ時間:約15時間

【ストーリー】★★☆☆☆ 2
【ゲームシステム】★★☆☆☆ 2
【キャラクター】★★☆☆☆ 2
【音楽】★★★☆☆ 3
【総評】45点

本作はなんとヨドバシカメラにて1000円で投げ売りされており、流石に可哀想なので購入してみた。

ポケモンたちと暮らしているのが当たり前な世界観は非常に素晴らしいのだが、ゲーム性やストーリーは値段相応といった印象を抱いた。
扱う題材が素晴らしいだけに、人間たちではなく、ポケモンたちに焦点を当てたミステリー作品として売り出していれば、この評価もひっくり返っていたのではないかと、個人的には思ってしまう。
とは言え、児童向けの作品と言われてしまえば、大人は黙るしかない訳だが…。

【Refind Self: 性格診断ゲーム】

2024年10月プレイ開始
総プレイ時間:約2時間

【ストーリー】★★★★☆ 4
【ゲームシステム】★★★★☆ 4
【キャラクター】★★★★☆ 4
【音楽】★★★★☆ 4
【総評】82点

本作では、プレイヤーは見た目は人間のロボットを操作し、ダンジョンを探索する。
その際にプレイヤーが取った行動に応じてデータの採取が自動で行われ、最終的に自分の性格がどのタイプかを診断してくれるのが最大の特徴である。
探索の自由度は高めで、ゲームの説明書きにもある通り、基本的に何をしても自由である。
また、ゲーマーの心理や思考を逆手に取ったゲームデザインは斬新であり、短いながらも非常に丁寧にまとまっているストーリーや世界観は目を見張るものがある。

本作では周回プレイを要求されるのだが、それもまた作品自体の仕掛けとなっており、製作者のアイディアには驚かされることだろう。
手軽にプレイ出来て、上質なアドベンチャーゲームを探しているプレイヤーには打ってつけの作品だと僕は思う。

【未解決事件は終わらせないといけないから】

2024年11月プレイ開始
総プレイ時間:約5時間

【ストーリー】★★★★★ 5
【ゲームシステム】★★★★★ 5
【キャラクター】★★★★☆ 4
【音楽】★★★★☆ 4
【総評】91点

2012年2月5日、公園で遊んでいた少女・犀華(せいか)が行方不明になった事件――「犀華ちゃん行方不明事件」は、捜査の甲斐なく未解決事件となってしまう。
清崎蒼警部の退職から12年後、ある日訪ねてきた若い警官がこの事件を解決して終わらせるよう協力を要請してきた。
清崎はバラバラになった記憶のかけらを思い出して再構成するが、明らかとなったのは犀華の周りの全員が嘘つきだったということだけであった。

本作は、記憶のパズルのピースを探して組み替え、この未解決事件の謎を解くのが目的である。
プレイヤーは登場人物の嘘を見抜いたり、時系列を正しい順序に並び替えつつ、事件の真相を明らかにすることになる訳だが、事件の全容は勿論のこと、パズルゲームとノベルゲームを組み合わせたようなゲームシステムは非常に斬新だ。
謎解きは程よい難易度であり、全体的に高い完成度の推理アドベンチャーと呼べるだろう。
価格もゲーマーには嬉しく、1000円未満でこのクオリティの作品を遊べることには、製作者に感謝の気持ちしかない。

【妖怪ウォッチ1 for Nintendo Switch】

2024年11月プレイ開始
総プレイ時間:約30時間

【ストーリー】★★★★☆ 4
【ゲームシステム】★★★★★ 5
【キャラクター】★★★★★ 5
【音楽】★★★★★ 5
【総評】92点

僕には酒飲みで、毎日noteの更新をしている友人がいる。
しかし、どうやらその彼が酒を飲むことを忘れ、あれだけ毎日更新していたnoteの執筆を断っていたのだ。
そして、その原因がどうやらこの『妖怪ウォッチ』にあると言う。

そんなゲーム…気になるじゃねぇか。

という訳で、本作のプレイに至ったのだが、本作がかつて一世を風靡したシリーズであることは僕も承知している。
しかし、持っている認識と言えば”児童向け”の作品であることと、どうせポ〇モンのパクリだろうと高を括った先入観のみである。

実際に遊んでみるとそんな穿った先入観は粉々に砕け散っていた。
大人が遊んでも十分に楽しめるゲームシステムや妖怪の収集要素、そしてポ〇モンとはおおよそ似ても似つかない独自のゲームデザインに、僕はすっかりハートを掴まれていた。
優しい世界観と音楽に童心をこれでもかとくすぐられ、意外と奥深い戦闘には恥ずかしながら手に汗握る――このアンバランスさが非常に心地良い一作であった。

もし仮に僕が酒飲みで、noteの毎日更新を習慣にしていたとしても投げ出していただろうことは想像に難くない。
しかも本作はベスト版であり、価格もお手頃な上に画質や遊び易さが向上していて様々な点でとてもお得な内容になっている。

そして何よりもコマさんがかわいいのである。

【妖怪ウォッチ2 元祖】

2023年11月プレイ開始
総プレイ時間:約60時間

【ストーリー】★★★★★ 5
【ゲームシステム】★★★★☆ 4
【キャラクター】★★★★★ 5
【音楽】★★★★★ 5
【総評】95点

本作は上述した『妖怪ウォッチ』の次作であり、シリーズ通して最高傑作と呼ばれる作品である。
また本来であれば『妖怪ウォッチ2 真打』という完全版が存在するのだが、新品で入手するのが困難であり、中古ではエラーソフトが巷に出回っているという噂が囁かれているため、僕は仕方なく新品でこちらを購入した。

シリーズ最高傑作と謳われる本作は、システム自体は前作のものをベースとしているが、クエスト数や登場する妖怪の数がこれでもかと増大している。
やり込み要素も途方もないほど用意されているため、骨の髄まで楽しもうとするのであれば、途轍もない時間を要することになるだろう。

しかし、一日一回限定の要素やランダム要素など、引き延ばしと思われる仕様が多々あるため、ゲームのテンポ感はあまり良好ではない。
また、前作よりも更に”おつかい”要素が増しており、この部分はかなり好き嫌いが分かれるポイントだ。
所謂「リセマラ」を幾度も強要されるのもマイナス点として挙げていいだろう。

だが、日本全国のお茶の間にまで浸透した本シリーズの実力は伊達ではなく、総合的に見た際の本作の完成度は間違いなく”傑作”と呼ぶに相応しい出来である。
この素晴らしいIPを手放したレベルファイブの損失は決して小さくないだろう。

ちなみに現在プレイするのであれば、こちらは3DSのみとなるので、Switchなどでのリメイクが望まれている作品のひとつでもある。


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