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繊細さんの中学受験

月1回のクラス編成テストを終えて塾から出てきた娘は肩を落として不安げな顔でした。

あー、できなかったんだ。

そう思ったけど、笑顔で「やっほー、お疲れ様!」と出待ちしてた場所から声をかけました。

「手応えがなかった‥」

ポツリと呟く娘の肩とぎゅっとしながら、横並びで駅に向かいました。

たった10年ちょっとしか生きてない子ども達が、3連休も遊ぶのを我慢して塾に通い連日テストを受ける。なんて世界なんだろうと塾から出てくる子ども達を見ると、いつもグッときます。

今日のテストで手応えを感じなくても明日もテストがある。
「本番も午前の入試で手応えを感じられなくても、午後の入試もあるし、翌日も入試の日もあるんだよ。だから気持ちを切り替える練習だと思ってさ、美味しいもの食べるとか楽しい事するとか、今のうちに気持ちを切り替える方法を見つけておこうよ」
「まだ1年あるから、今経験ができてよかったね」

そんな事を伝えながら手を繋いで歩きました。

もう辞めていいんだよ

そう言いたかったけど、頑張る娘の姿を見てたら簡単にそんな事は言えない。
娘の受験する意思は固いのです。

先月飛び級して2クラス上のクラスになり、日々のテストで結果が出ない。
授業もついていけない。「できない自分」を突き付けられてストレスを感じている子どもに親が出来ることってなんですかね?

私は寄り添って励まし続ける事かなと思っています。

勉強は教えられなし、代わりに受験する事もできない。
親が狂気に飲み込まれずに、いつも通りご機嫌に接する事かなと。

そしてもう一つ私がしている事
それは娘がつまづいてる時に「自走モード」に入れる様にサポートする事。

具体的に言うと
塾の先生に相談→現状説明→アドバイスをもらう→1つ1つ具体的な行動に落とし込む→1週間の大まかなスケジュールを組む(娘に確認しつつ)→自走モードに入るまで毎日声掛け

こんな事をしています。
自走モードに入ったら、あとは何も言いません。

残り1年ちょっと。あっという間だろうな。
私の中で娘の中学受験のゴールは合格する事だけに囚われず「沢山のしんどいを乗り越えて、やり切った!」って思える経験をする事。

皆さんはお子さんの受験にどんな風に寄り添ってますか?
どんな目的で受験を考えていますか?

教えて頂けたら嬉しいです😊


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