最近、雨宮まみにハマっている。 彼女の肩書はAVライター。40歳になる前に亡くなってしまった。 私が知ってる本は主にエッセイだ。 これがまずぶったまげた。 この人のエッセイは自分の中にある陰と陽の間をさまよって、心が引き裂かれる苦悩が手に取るようにわかり、ぐいぐい引き込まれる。 太宰治なんてものじゃない。もっと複雑でリアル、そして信じられないくらい正直。 ありあまる欲望、それを押しつぶせない苦悩、自己嫌悪、そんなドロドロしたものから自由になりたい、という強い意志。昼間楽しく過
姉の思い出。 彼女は本質を理解できる人だった。 例えばお菓子作り。 うちに何もおやつがなくて困っていたら小麦粉からホットケーキを作ってくれた。ホットケーキミックスじゃなくても作れることを初めて知った。 例えば美容 顔の美醜がよくわからなくて、二重まぶたのことを絵を書いて説明してくれた。 例えば性欲 中学生になったらエロ漫画を貸してくれた。 その他いろいろ 無理やり写真モデルをやらされた(ぬいぐるみをもって笑顔) 歯向かうと蹴られた。 私は姉のこと全然好きじゃなかった
私には4歳年上の姉がいた。「いた」と過去形なのは彼女はある日、ぽっくり死んでしまったからだ。いつものように朝目覚ましが鳴っているのに全然起きない彼女に私は「もう起きなよ」と目覚まし時計を消して言ったのだが、全然目を覚まさない。私も出勤しないとなので、そのまま放っておいた。いつまでも起きてこない姉を母が心配して部屋に行った。部屋に行った母が「お父さん、A子が息してない!!!」と叫んで、父は慌てて部屋に行き、私は動揺しながら救急車を呼んだ。原因は心臓停止。もともと心臓に持病を持っ
初めまして。氷室さえみと申します。 この名前は私が昔大好きだった小説家、氷室冴子先生の名前が由来してます。ここでは主に日々感じたこと、くすりと笑える記事も書いてみたいです。うまく書けるかわかりませんが、おつきあいください。