ドッグトレーナーになるまで⑤
1回観ただけで憧れました。
エル君が我が家に来る前の私が小学校2年生位の頃、母の実家でたまたま再放送していたTVドラマ。
『 刑事犬カール 』
その時の回は、シェパードが犯人の車を追跡して道路を猛ダッシュ!していて、肉球から出血。というシーンが鮮烈に残っているのですが・・・
この時に、カールと一緒にいたお姉さん。とってもカッコ良くて、一瞬で憧れたのを覚えています。
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中学卒業後、
『高校に行かず専門学校に入りたい!』と懇願したのですが
『高校だけは行ってくれ』と両親に言われていた私。
今度こそ本当に犬に関わる道にいきたい!と、高校卒業後の進路を決める時がやってきました。
中学卒業と同時に考えた(よぎった)トリマーという職業。
トリマーには絶対!向いていないだろうな。と確信出来たのは、高校生になっていたから。中卒でトリマーの専門学校に入れて貰っていたら、
多分続いていなかったと思います。・・・自分。不器用なもので。
そこで思い出したのが子供の頃に見た『刑事犬カールの女訓練士』
そうだ!私は訓練士になりたいんだった!と思い出したのでした。
訓練士になるには住み込み?!
当時訓練士になるには、訓練所に住み込みで生活しながら、先輩訓練士さんのお手伝いをしつつ技術を見て学ぶ。という徒弟制度のような世界。
見学に行った訓練所では、休みは月に1度。給料は殆ど出ない。と言われました。
それでも訓練士になるんだ!と思い込んだ私は、そんな厳しい世界でもきっと大丈夫!頑張れる!と母に言い、卒業後はその訓練所に入所するぞ!と、意気込むも・・・内心は不安でした。・・・自分。根性ナシなもので。
*****
導かれるように・・・
そんなある日。
押し入れにあった古い犬専門雑誌。
『愛犬の友』
これは、何年も前(多分小学生の頃)に、マルチーズが表紙って理由だけで母にねだって買って貰った雑誌でした。
それを何気なくパラパラとめくっていると、沢山の犬に関する広告ページに交じって『日本訓練士養成所』という広告ページが目に飛び込んできました!
訓練所付属で、訓練士を養成する日本初の専門学校とある。
しかも我が街川越から電車で2駅の所にある!!
これだ~!!となり、即!!両親にその広告ページを見せて、ここに入学したい!と懇願し、そこを目指す事となったのです。
ここでも、エル君のおかげ!
マルチーズの表紙でなければその雑誌は持ってないし。
思い返すと、こうなるようになっている自分の人生がスゴイって思います。
お導きに感謝しかありません。
つづく・・・
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