怖くないホラゲー【ルイージマンション2感想】
こんばんは。
今回はルイージマンション2の感想です。
念の為言っておきますが、世界最速のプレイ記事ではありませんステマ記事ではある。
3DSのルイージマンション2(以下LM2)です。
リメイク版とストーリーが同じなら普通にネタバレなので、これからSwitchでLM2をプレイされる方はご注意ください。
良かったところ
・ゆるホラー
オバケが出てくるゲームではありますが、ゲーム審査基準のCEROはA判定。
ホラー度低めで幅広い年代の人が遊べるホラゲーとなっています。
ゆるキャンならぬ、ゆるホラ
超ビビリなルイージを操作することで、お化け屋敷で自分より怖がってる人を見ると安心する感覚をも体験できます。
バイオなハザード等とは異なり、探索パートとお化けと戦うパートがキッチリ分かれているため、心臓にもやさしい◎
・オバキュームを駆使した操作
オバケを倒すアイテムとしてダイソンオバキュームという掃除機が登場するのですが、こいつがなかなか凄い。
ある時はRでオバケを吸い込み、ある時はAで闇を照らし、またある時はLで風を生み出す……。操作も直感的な頼もしい相棒です。
ゲームで特別な道具(ギア)が出てくると燃えるものですが、このオバキュームも例に漏れず良い働きをしていますね。
・シンプルに謎解きが楽しい
オバケ退治が注目されがちですが、各部屋(マンションだけに)の謎解きも面白い!
前項のオバキュームはオバケを倒すのみならず、数々の謎解きでも大活躍してくれるんですね。
例を挙げると……
このように、与えられた状況とオバキュームを組み合わせて活路を見出すのが楽しい。
謎解き成功時のチャッチャッラッチャラ〜♪って音が最高に気持ち良いです。通知音に欲しい。
問題だと思ったところ
・やらされ感のあるストーリー
オヤ・マー博士の依頼、という形でルイージは様々な幽霊物件マンションを訪れます。
が、ほぼ全てのステージにおいて(オバケへの恐怖から)ルイージは行き渋る反応を見せています。
これが彼らしいと言えばそうなのですが、主体的でない分、博士に無理やりオバケ退治をやらされている感は作品を通して強めです。
LMのMってその「M」だったのか……(困惑)
・ヒント機能に乏しい
前述の通り謎解きはとても楽しいのですが、難しいというよりクセがある謎解きが多い本作。
そのコツを掴むまでは「?」と詰んでしまう場面もなくはないため、念の為ヒント機能は欲しかったですね。
・テラータワー
通信限定のステージ、テラータワーには以下の問題点があります。
まず、テラータワー特有の操作に関してアナウンスが不足している点。
チームメイトを助ける操作を知るには、タワーをある程度登る必要があるという矛盾を抱えています。
これによりチームメイトに助けて貰えず罠に嵌まる方が悪いとか言わない時間切れでゲームオーバーになるケースが多発する事態に。
次に超低確率ではあるものの、扉の鍵が見つからないバグが発生する問題。
オバケの居る部屋に入れない=オバケ退治ができずこれもゲームオーバーになってしまいます。
極めつけは途中参加ができない点です。
テラータワー挑戦中にチームメイトが離脱or切断してしまうと最悪の場合
一人でタワーを登るハメになります。
ひとりで通信プレイとは……。
マリオカート7の様に途中参加可能なシステムであればこんな悲劇は生まれなかったと思います、はい。
総評 怖くない、愉快なホラーゲーム
総合評価 ★★★★☆
独自性 ★★★★★
ストーリー ★★★☆☆
音楽 ★★★☆☆
システム ★★★☆☆
荒削りなシステム周りはともかく、全体として非常に良い出来です。
ホラー✕謎解き✕アクションの配分がまさに黄金比。
アニメーションにも凝っており、特にボス戦の開幕&終幕シーンは緊張感と達成感に満ち溢れています。
ゲーム音楽好きとしてはステージ音楽が一貫して同じメロディーなのは物足りないものの、その分素晴らしい旋律となっており印象深さはひとしおです。
Switchではテラータワーが改善されると良いですね