週刊少年ジャンプ2024年28号感想
前回の敗北。
えー、敗北が続いておりますが、当感想文は来週の月曜日までに書けた分のアップロードをする手筈になっております。ご理解ください。
呪術廻戦
作者急病によるまさかのページ数。お大事に。巻頭カラーでこのパターン初めてじゃない?少なくとも俺の記憶にはないな。先生もさぞかし苦心なされたことでしょう。
内容はページ数に比べてかなり濃い。乙骨、リカちゃんの顕現で満を辞してのかと思いきや共有されていない情報もあり、なかなか一筋縄ではいかない(まだいかないの?)総力戦だ。リカちゃんの心中もいかに。
夜桜さんちの大作戦
過去の師匠や先輩が敵として立ちはだかるなかなかにキツイ展開。龍さんを始めとして一部救いが見えているキャラクターもいるのでそれは安心だけど、全員そうなのかはまだ不明だから恐ろしいな。
最終決戦かと思いきや、まさかの夜桜会議勃発。暗殺者としてのクレバーで冷酷なイメージと、会議等の家柄を守るというイメージが両立しているのが夜桜節でよい。双子はどうした?
SAKAMOTO DAYS
ORDERにも新しい風が。敵サイド(厳密には最初の方は敵?くらいだったけど)に新メンバーが追加されるというのはNARUTOの暁然りアツい展開ではあるし、能力の全容はわからないけど強えことだけわかるみたいなシーン好きなので眼福でした。
そんな大きな声で坂本さんって言ったらバレてない?
アオのハコ
まだハグで留まっている2人。なかなかもどかしいけど青春だ。あとごめん、「ひゃくえ」が全然わからんくてTwitter(現X)を見てしまいました。10話くらいにあったのか…、あんま覚えてなかったごめん…。風景のカットとか目線のアップとかあんまりジャンプ感のないコマが多くて新鮮。
これからは友人恋愛にフューチャーしていくのかと思っていたけどオカンにもフューチャーするのか…丁寧で面白い。
僕のヒーローアカデミア
ねじれ先輩、卒業おめでとう。俺、寂しいよ。
ルミリオンもナイトアイの死や大規模侵攻を乗り越えて本当に強いヒーローになりそうで良かった。
そしてA組、青山くんはもう流石に雄英にはいられないよね。でも、それも乗り越えて弱さに寄り添える良いヒーローになりそうだ。心操くんも然り。
教科書に載る戦いの裏には載らない混乱が。新たなヴィランの予兆もありつつそれでも前に進んでいく様を見せるのかと思ったらまさかの轟家の問題に突入!?すまんけど、なんやかんや有耶無耶になるのかとばかり思っていたけど、どう展開するわけ?楽しみ。
願いのアストロ
殺伐とした(?)抗争から今回は街の賊を対峙する回へ。ここでは組の方は関係なさそうな感じだが一体どうなるか。ようやくヒロインのお出ましでまたお話がぐんと先に進みそうだ。
くっさ バラくっさ ←これ何?
そしてまさかのホラー要素。背景の描き込みとかすごくて流石だなと思った。あとやっと?アストロ能力とアイテムが合致してきて気持ち良くなってきたな。
あと、強いていうなら、なんかコマ割りずっと真っ直ぐじゃない?もっといろんな姿を見てみたい気持ち、あります。
ウィッチウォッチ
なんか入学とともにキャラクターのおさらい回。こういう時に仕込んでくるのが篠原先生節って感じがするな。お馴染みのキャラクターはもちろん、前作の主人公っぽいやつ、だいぶあるあるを詰め込んで来ていて期待通り。
なんなら先代との繋がりも見せて主人公ぽいやん→実際は違うんかい→やっぱりそうなんかいの三段重ねも良い。
さいくるびより
かわいい日常回だ…男主人公のパジャマ回て。実際に僕も学生の頃は部活ジャージで寝てそのまま朝の部活に行っていたので耳が痛かったです。
パジャマの可愛らしさはもちろんのこと、ことねちゃんのファッションショーも可愛くてとても良かったし、小林先生の地力が見れてとても良かった。最終的にめちゃくちゃ平和なギャグで本当に良かった。やっぱり、ほのぼのギャグ枠は必要だぜ。
失せモノ探し
普通にこのレベルの画力はスタンダードになっているのか?恐ろしいね。キャラクターのいわゆる猫目みたいなのが性癖なのかな?三白眼可愛いので良かった。バトルもキャラクターもストーリーも綺麗にまとまっていて読みやすかった。もう少ししたら本誌連載もあるんじゃないの?素人が強いていうなら突出したものがもっとあればより応援しやすいと思った。美麗絵師は俺が好きな天野洋一先生とかも言われていたけど、なかなか生き残ってくれないんだよね…もしくは出水ぽすか先生みたいに原作つけるのか、でもストーリーも悪くないと思うし、難しいところ。
僕とロボコ
こんなに本編に作者って出て良いの?単行本の幕間だけに許される存在じゃないんだ。言ったら悪いけど、だいぶおっさんだな。良い意味で。渓流釣りがなんか難しくて玄人好みというのはなんとなくイメージがあるけどなるほど、確かに大変そうだ…ってこの漫画で思うとはな。
真面目(?)な釣り回になるかと思いきやロボコ節もちゃんとあって面白かった。
鵺の陰陽師
VS輪入道。妖怪の中でも輪入道なんだ。いやここは作品の本質に全く関係がないから別にいいんだけど、輪入道って強そう?いや本当にどうでもいいんだけど、イメージの輪入道よりラッパーの輪入道の方が強そう。
バトル展開は言わずもがなだけど、「なんで私が2つお願い聞かないといけないんだ」っていう台詞回しが洒落ていて良い。なんというか、的確なセンスだ。その後の名を名乗るくだりも王道チックだけどやっぱりオシャレ。
超巡!超条先輩
まさかの格ゲー。俺は元々ストリートファイター見るだけエアプ勢だったけど最近は見てないな…。いわゆる専門用語は多少知っているし、出てくる単語は簡易な物ばかりだったから面白かった。知らない人もポンちゃんがいるから同じ気持ちになって読めたんじゃないかな。ブロッキングは梅原選手のパロかな?
あと、言葉の節々にまさかの細かい伏線が貼ってあるのは普通にびっくり。
あかね噺
軽口キャラのまいける兄さんがまさかの人情噺。確かに、長唄やらの芸は小器用というか達者で技巧的な面があったけど。やはり皆あの一件で悩んだら道を改めたりさまざまな変化が起こっているんだね。まあお父の人生はだいぶ変わってしまったわけだし、それも仕方なしか。
兄貴の背負っていたものも全て力にするような覚悟がすごい。
極東ネクロマンス
美人のJK?から手解きを受けるという超王道な展開や良し。いきなり出力をあげていく特訓回にするのは勇気あると思うけど結構すんなりと読みやすくて良かったし、女の子が見下ろす画角とか魅力的で良かった。と、いうか、シシがだいぶファニーなキャラクターになっているな。そっちの方向になるのかしら。めっちゃちゃんと意思疎通できているようには思えないんだが…
ラスト、大集合タイプの術もオタクは好きなので良かったと思う。
アンデッドアンラック
荒稼ぎ商店街なことある????!??
運がなくても人望で生きていっているの、本当に血縁って感じだな。元々は人を巻き込んでしまうほどの不運で人生を悲観していた風子とは対照的に運に私がついていけないというその真っ直ぐさが眩しい。
内容はまさかの歴史改変上等時空警察なんぼなもんじゃいのスパルタ肉体派トレーニング。スパルタ多いな。いつからムキムキ世界になったんや。
キルアオ
全体的にSASUKE。敵(?)が味方になって協力してクリアーしていく展開はもちろん熱いけれど。炊飯器ギャグは一体何…?
明らかに蜜岡製薬がきな臭すぎるというのはさておけるのか?もう?こんなもう軍備施設じゃんね。レーザーバイオハザードすぎるし、あとこんな物凄いこども体型キャラいじりまくりも珍しい気がする。良いんだけどね。
カグラバチ
両者戦いも大詰め。落ちこぼれだと思われていたハクリ君と、落ちこぼれだからこそ歪んだ愛情を持っていたお兄ちゃん、そしていつしかハクリ君自身が惹かれていた女性との歪な三角関係がニクい演出。
また、ちゃんと蔵のせいで出力ができていなかった、他作品を出すといかんのだけどそれこそNARUTOにおける九尾的なシステムがちゃんと腹落ちするのも丁寧で良かった。
逃げ上手の若宮
漢を見せるか新田。これまで無邪気な姿やお土産回など丁寧にキャラクターを作り上げているからこそのアツさ。またその中でも新田くん特有の軽さが戦いで両立しているのが格好いい。
一方、尊氏の神力によってパワーアップした敵軍&師冬(吹雪)。「ああそうだ俺が父上だ」にっこり。にっこりしてなさすぎる。
二度の父の死を受け入れ成長した若様が次は師を乗り越える番に。着実な成長とその裏の悲しみがとても面白い。
Dear Anemone
あまりマイナスなことは書きたくないけれど、順位が…まだ始まったばかりなのでもう少し耐えてくれそうな気はするのだけれど、頑張って欲しい。相変わらず鱗等描き込みが凄いし、コマを跨いだ演出など画力に目を見張るものがあって凄い。
作中でも述べられている通り本当に化け物同士の殺し合いだな…一部キャラクターがまだ覚えられていないので読み違えがあるかも、申し訳ない。だいぶデレたアネモネとの共闘と大ゴマぶっ殺しは爽快で良かった。
そしてまさかのもう善生くんとの邂逅。まだまだ謎満載なので次回も楽しみにしたい。
グリーングリーングリーンズ
お疲れ様でした。ジャンプ作品としては割と稀有な部分に入ろうかと思う本作だったけど、後半は全くルールを知らない俺でも楽しめるようになってきてとても面白かった。
具体的には、露骨な恋愛要素がなかったり、主人公にインターハイ優勝的な明確な目標がなかったり。それでも、王賀という目の前の高い目標に向かって一歩ずつ着実に進んでいく様、最初は生かすかなかった主人公の人間性の開示など丁寧に日常に即した描かれ方でジャンプとしては新しい面白さがあった。特に、キャラクターデザインは魅力的なものがあったと思うので、また期待したい。