石井大六

Ishii Dairoku。1970年生まれ。文筆家。映画エッセイや絵本原作を中心に執…

石井大六

Ishii Dairoku。1970年生まれ。文筆家。映画エッセイや絵本原作を中心に執筆。このnoteでは「子ども映画で考える」と題し、自己・探求・虚実・無垢・永遠といった5つのテーマで、「自分」や「世界」をめぐる不思議を探ります(詳細は「序章」にて)。

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幼いころの心のまなざし

☆記憶のはじまりを目指して  (計約6,100字) かつて、大人は、誰もがみんな子どもだった。でもそのことを覚えている大人は、ほとんどいない。   『星の王子さま』の有名な献辞にもあるとおり、ひとたび大人になってしまうと大人は、自分が子どもだったことなど、すっかり忘れ去ってしまいます。なぜでしょう? あまりにも当たり前のことすぎて、考えるに値しないというのがいちばんの理由かもしれません。 それから「発達」や「成長」という概念も、一役買っていそうです。身体の大きさや運動能力

    幼いころの心のまなざし