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【読書メモ】残業学~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?~2

残業が発生しやすい日本の職場特有の2つの無限。

時間の無限性
協定を結ぶと、残業時間の上限が伸びる。
以下perplexityの出力。

原則的な上限
原則として、時間外労働の上限は以下のように設定されています:
・月45時間
・年360時間

特別条項付き36協定の場合の上限
臨時的な特別の事情があり、労使が合意する場合(特別条項付き36協定)でも、以下の制限を守る必要があります:
年間上限:時間外労働が年720時間以内
月間上限:時間外労働と休日労働の合計が月100時間未満
複数月平均:時間外労働と休日労働の合計について、2〜6か月平均で月80時間以内
頻度制限:時間外労働が月45時間を超えることができるのは、年6か月が限度

罰則
これらの上限規制に違反した場合、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります

例外業種
建設業、自動車運転業務、医師等の一部の業種については、2024年4月以降も異なる規制が適用されます。例えば、自動車運転業務の場合、特別条項付き36協定を締結する場合の年間の時間外労働の上限が年960時間となります

仕事の無限性
日本の職場はどこまでが誰の仕事かがあいまいな傾向にあるため、自分の仕事が終わっても、他の人の仕事を手伝うなど残業が発生しやすい。

日本型の雇用システムがメンバーシップ型が主なためそうなる。

まとめれば、「仕事」に対して人が雇われていないため、見つけようと思えば仕事を「無限」にでき、さらに仕事の「時間」にも制限がない、という世界にも稀な2つの無限を持っているのが日本の職場なのです。だからこそ、青天井の残業が発生します。

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