スタディ算命学 第十三回 主星「石門星」について

スタディ算命学第十三回目は、陽占の主星「石門星」についてお話します。  
算命学の陽占はその人がこの世で生きて行くための役目であり、特に主星はその人の人間としての本質でもあります。
この世で生きて行くための役目を知る事によって、皆さんの行動や思考をコントロールし、自分に合った仕事を見つけ出す事も可能となります。
この役目、行動というのは人によって様々であり、時にそれは人とのトラブルの原因ともなり得ます。
中には人と違った行動思考で思い悩む人も大勢いるのも確かです。
しかしご自分の天から与えられたら役目、行動、思考が解れば悩みも解消し人との融和も可能となり、また世の中での成功者の近道ともな
るのです。
皆さんの陽占の主星が解らない時は、私のホームページの「算命学の命式を見る」をクリックしていただき、そこにご自身の生年月日を入力すると出てきますので是非参考にしてください。

では陽占の主星石門星についてお話します。

石門星は陰の東方の星。
東方の質は守りであり平和です。
石門星の本質は貫索星と同じ「守り、平和」が人生の根底にあります。
守りは自分を守る、家族を守る、友達、会社を守るといった全ての事象に対して、先ずは守るという本質が全面に出るのです。
しかし自分の守る物に対して、その平和を脅かす様な存在は人が変わったように敵意を剥き出しにし刃向かって行く習性をあります。
つまり守る為に戦う人となります。 
守り方も、貫索星の「独りで守る」ではなく「集団で守る」です。
集団も家族という最小集団から会社、そして国といった最大の集団まで様々。
石門星はそういった様々な集団の中に身を置き力を出して行く人になります。
そういった質が根底にあるため、頑固な質が本能の奥に押し込まれた状態となり、それとは逆の協調協和といった人との和合性が全面に出て来る事になります。
ですから石門星の人は、表面とても人と馴染み易く周りの人もとても扱いやすい人として有り難がりますが、言葉のハシハシでハテナと思うような頑固さが垣間見える事があります。
いつもは人に合わせるのに、あるところでは変に頑固で穏やかな表情をしながら自分の意志をテコでも曲げないといった感じです。
協調性と頑固の融合といったところでしょうか。
皆さんも「そんな人、確かいたなぁ」なんて思った事はないでしょうか。
そう感じた人はだいたい石門星を所有していることが多いようです。
基本石門星は協調協和ですので正に集団の中の重要な歯車として、なくてはならない存在となります。
会社を経営するにしても独りで立ち上げるのではなく、共同経営者と共に会社を切り盛りしていくと自分の実力以上の力を発揮し、会社自体も大きく飛躍する要因となります。
主星石門星の人が会社を立ち上げる時は、共同経営者と一緒に立ち上げて行くことをお勧めします。
また会社勤めの人も、独りでコツコツ仕事をするのではなく、集団でプロジェクトを進めて行くようなそんな部署がお勧めとなります。
また会社経営者であるならば、石門星を持った社員がいたなら独りで仕事をさせず、グループで仕事をして行くようにさせると素晴らしい力を発揮しメキメキ頭角を表して会社に大きく貢献してくれる存在となります。

石門星の質として協調協和と書きましたが、ここで勘違いしてはいけないのは、石門星の人は協調協和ではあるが人に対して従順ではないと言うことです。
これが石門星の扱い難い部分の一つでもあります。
つまり会社内でも皆平等、対等なのです。
協調協和は上司に付き従うと言うことではないと言うことです。
目上に対しても目下に対しても平等、それが現代で言うタメ口といった形で出ることがあり、それが先輩方や上司に反感を買う事になったりするので要注意となります。
つまり石門星の人は「縦社会の人」ではなく「横社会の人」という事ですね。
そこで無理に付き従わせたりすると、協調協和が崩れ反骨精神が露わになることがあり、それが派閥を作る要因となったりします。
それが良いか悪いかは別として、この様に石門星の人の質が解れば人生生きやすくなるのではないでしょうか。

そして主星石門星の人は、兄弟特に弟、妹の存在が人生の大きな重要ポイントとなります。
弟、妹の沢山いる主星石門星の人は人生を大きく飛躍させて行く事ができるのです。
逆に言うと末っ子の主星石門星の人は人生が伸びていけないということになるのです。 
でもこればかりはどうしようもないですよね。
親を恨んでも仕方ありません。
もし主星石門星で弟、妹がいない、末っ子だという人は改良方法として子供時代に部活動に入れて後輩を作らせる事です。
就職してからも頑張って早く部下を作る事です。
先ずは子供時代部活動に入れて後輩を作らせる、たったそれだけでその子の人生が大きく変わっていけるのです。
世の成功者と成りうる事もできるのです。
親御さんは大変でも子供の為に部活動に入れてその子の人生の改良を計って欲しいと思います。
 
石門星2つ所有した男性(場所は問わず)は外の世界、仕事仲間や友人相手には協調協和でとても仲間づくりが上手く人と仲良く行動して行くことができる人なのですが、一旦家庭に帰るとガラッと変わります。
協調協和でとても仲間づくりが上手い人から完璧なまでの亭主関白となるのです。
威厳たっぷりで妻や子供に厳しく、余計な事を言わずに「家族はつべこべ言わず俺に黙ってついて来い」という人に変わります。
外の世界の人達からみると誰もが信じられず、外ではあんなに愛嬌があり協調性があるのにどうして?
といった具合に家庭と外側では全く違った対応となるのです。
これがつまり内に秘めた頑固さからくるものでもあるのです。
家庭に入ると隠された自分の本質が出るという事ですね。
これは良い悪いではなく、こういったその人の質を知り参考にする事によって家庭円満に導ける手段になるという事になるのです。

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