趣味は考えることです。
図書館にて、『日々臆測』という本に出会った。著者はヨシタケシンスケ。
まるこいフィルムのイラストに、著者が独特の思考観を展開し、その世界は紡がれる。
児童向け絵本でも話題になった人物だ。
さて、ところで私の脳は思考を放棄しているのである。それに気づいたのはここ数日のことで。
とにかく後回しに、めんどくさいが積み重なってやらなきゃいけないことがドサッと目の前に詰めれてもなお、煮え切らず一歩を踏む出し切れない自分が自分で憎いのである。
自分への言い訳だけは達者なようで、人に聞こう・相談しよう。
自分で考える、思考すらもめんどくさがる。
どうしようも無く救いようのない奴だ。
それなりに好きとも言えて、耐性もある読書だけは、やる気をちょっぴり見せたようで、本を借りてみた。読んでみる。
驚いた。あと面白い。著者の頭の中を覗き見る感覚である。想像力のかたまりだ。
こんな思考回路をしているのだから、あの不思議な、時に奇妙な雰囲気の作品が生まれるのだろう。納得
序盤のページの思考マップとでも言おうか、視覚に入った一つの情報からどこまでも掘り下げられる思考。
柔軟性がある人とか、アイデアを持ってる人っていうのはこういう思考回路ができてる人なのかなぁとか。思ってみたり。
もっと主体性を・当事者意識をと言われている自分からすると、想像もつかなかった矢印ばかりである。
自分に足りていないのはきっとこういうところなんだろうなと思い、これから少しだけ、考えることを頑張りたい。思考にこだわってみたい。
そういうわけで、まず今度やってみることは本の逆さ読みである。
通常右から左へ捲るページを、左から右へ、捲ってみたい。文字を追うのはさすがに右から左
まあ実行力には不信な傾向があるので、こうご期待を。なんとか言ってみたり
いつか書く履歴書に、『趣味は考えることです。』と書くのは夢かもしれない。