古い傷が疼く時
月一のセミナーに参加した日のこと。
グループコンサルの時に「斜に構えてるところがあるからねー」と言われた。
初めてではない。
そして、確かに私は「何言ってんの?」的に冷めた感じに見ることがある。
人の喜びを一緒になって喜ぶとか、
自分事を人が喜んでくれると、照れるので、クールなふりをしてしまう。
私は何歳まで、両手放して喜んだり、感情を爆発させていたのだろう?
保育園くらいで終わっているのではなかろうか?
そして思い出したことがあった。
そう言えば、20代半ばに付き合った4歳年上の彼に「お前は本当に子供だなぁ」と言われたことがあった。
それは、決して良い意味ではなかった。
その時も、どんなのが子供で、どんなのが大人なの?
そんな風に思っだけど、思っていただけで、そんな質問を投げかけてはいないと思う。
いや、投げかけたのか?
明確な回答を得られなかったのかもしれない。
私は子供なのかー。
斜に構えるようになったのは、こう言うのもきっかけになったのかな?
そんな事を思っていたら、さらに思い出した事があった。
当時、その彼は、私に車を運転させた。
免許を取得してから、一度も運転する事なく5,6年経っていた私に。
長野から東京までもあったし、青森から東京まで(ずっとじゃないけど)運転したこともあった。
東北道でパッシングされながら、走った事は、今でも忘れない。(真ん中の車線が詰まっていて、私の技術ではなかなか入れなかったんだよう)
彼の仕事仲間と2台で出かけ、東京に帰る時のこと、夜の高速でパーキングに寄り、その時、私に運転を変わった。
前を走る彼の仕事仲間が、ライトをつけたり消したりした。
私は何をふざけているのだろう?と思っていたが、私がライトをつけていなかった事を教えてくれていたようだった。
この時、自分で気づいたのか?
彼が教えてくれたのか?は、記憶にないが、
こんなことがあった後、どれくらい経ってからかな?
彼の知り合い数人と出かけた時、なぜその話になったのかも覚えてないけど
「こいつ(私のこと)、無灯火で高速走ってて、仲間が教えてくれてるのに、何ふざけてるのかな?って笑ってんの」と、
明らかに私を蔑める言い方をした。
長くなったが、こんな過去を思い出したのだ。
そして、涙が出てきた。
当時は、涙なんて出なかったのに。
無灯火で走ってる事に気づいてんなら、お前が先に教えろや!
自分の彼女のこと、人前で蔑むなんて、最低なやつだな。
今なら、そんな風に思うが、当時の私は、そう言う事を言われても仕方のない人間だと思っていたのかもしれない。(なんて、悲しいんだ!)
涙が出たのは、私自身の自尊心がちゃんとあるってことだと思った。
そして、悲しんでいる自分を癒してみた。
もう当時の彼の言葉は、私を傷つける事はできない。
忘れていた古い傷で泣くこともあるんだなと言う事を知った。