【展示】ガウディとサグラダ・ファミリア展

2023/8/13
国立近代美術館

すっごく良かった。

ガウディの自然から倣う建築姿勢や、スペイン特有のイスラム教建築とキリスト教建築が混ざった様式(ムデハル建築というらしい)。あのステンドグラスが色とりどりに光指す教会の内部空間が、大自然の中にいるみたいに感じられて、自然と共にいきてきた人間の在り方みたいなのも思わされた。

長い年月、多くの人の力で受け継がれ今なお建設されているサグラダ・ファミリア。きっといつか完成し時が経ったときに歴史に大きく名を残す建築物になるんだろう。そんな偉大な建築物がこうして出来上がっていく様をみることができて嬉しい。

過去、現在、未来へと流れ行く歴史の中にぽつんと佇む小さな自分という存在が、サグラダ・ファミリアを通して感じられるようだ。

いつか実際に見てみたいなぁ。

正直、こういう荘厳な教会は若干バベルの塔みたいで、天に届くようなものを人間が建てることに何か烏滸がましさを感じる側面もあった。
けれどそれ以上に、沢山の人たちが沢山の年月をかけて受け継がれ続いていく事の素晴らしさを感じ、ガウディが「終わらなくていい」と言った理由が腑に落ちた。

やっぱ建築物っていいな!ずっと残るもの。わくわくする。


ガウディが若き頃にノートに記した言葉

個別テーマ 歴史と自然と幾何学

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