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新しくなって過去と決別する私と、変わらずにあるもの。
2023年はどん底にいた。
いたはずなのに、それまでにないくらい私は幸福で、危うく感謝を忘れてしまう所だった。
自分に勝つ事よりも、自分を見つめる一年だった。
新しい波に揉まれても、不満や不自由さに息が詰まっても、打ち明ける場所が見つからなくても、私が笑っていられたのは、自分が強かったからでも、運が良かったからでもない。
人の優しさ、人を守ろうとする社会に、素直に甘えることができたからだ。
単なるシステムであっても、関わりの中で感じる思いや、なんとかなるという希望が持てた事で、やっと自分の中の強さが発揮できる。
大切にしたい人を、大切にできる。
大切な夢を見続ける事もできる。
諦めない姿勢は、決して自分が特別だからじゃなくて、助け合うシステムの中にいるからだ。
結局、深い関わりの間柄では、頼る選択はできなかった。
新しい関わりの中では、全く無関係の環境にいることが、自分を忘れて没頭できる時間になってくれた。
反発心や理不尽さにも、慣れるんじゃなくて、受け入れて気持ちを開くことが、唯一の答えだと学べた。
あなたは、どこでもやっていけるよ。
置かれた場所で咲きなさい。
この言葉に込められた、あったかい想いを、いつか自分も言えるように。
私はこれから何をしよう。
これまでは、当たり障りなく生きて、こっそりと夢を見続けていた。
誰にも分かってもらえなくてもよかった。
だから、ドロドロした自分がいつまでも纏わりついて、それが最後の自衛の棘みたいに、大事に思っていたけれど、今はどうだろう。
この棘を抜いたら、何かになるんじゃないかな。