グリーナパスチャー車椅子

磐梯山の麓で小さな車椅子工房を営んでいます。隣には更に小さなアトリエ。 車椅子の話から日常のきずき、出会い、想い。

グリーナパスチャー車椅子

磐梯山の麓で小さな車椅子工房を営んでいます。隣には更に小さなアトリエ。 車椅子の話から日常のきずき、出会い、想い。

最近の記事

もったいないくらい勉強になりました

先日 福島市で行なわれた 日本小児理学療法学会学術大会に参加してきました。 「学会」と聞くとちょっと恐れ多くなりますが、日々お世話になっている 理学療法士の皆さんがどのように勉強し鍛錬を続けているのか。 興味深いお話がたくさん聞けて、参加して良かったと思います。 どの分野でもそうですが、陰での努力や日々悩みながらの仕事という場面はあまり知られず表だけを見られがちですが、私たちはその裏側や、悩みの根底を共有していきたいと思います。 どんな立場の方でも。 その場にしかない空

    • 秋の風景

      朝夕にストーブを付けたくなる季節になりました。 今年は暑い暑いといってるうちに、秋を飛び越えて冬にぐんと近づいてしまった気がします。 先日、車椅子のメンテナンスに小学生のユーザーさんご家族で来てくれました。メンテナンスは勿論の事、お茶をしながら様々なお話をお聞きしたり、工房の森の周りを散歩したりして楽しいひと時を過ごしました。 車椅子を作って納品すれば終わりではない、その後も成長していく上で必要な支援はたくさんあります。私たちは小さな支援かもしれませんが、その後も一緒に走

      • 車いすの製作

        毎日暑い日が続くと思っていたら、時々急に涼しい風がふくようになりました。そろそろ秋の訪れでしょうか。 先日、「車椅子を試乗してみたい、工房に行ってもよろしいですか?」と ご連絡頂くことが数件ありました。 ありがたいことです。是非にと工房に来て頂きました。 車椅子が必要な生活になり、市販の車椅子を使用していたが自分の体に合わず苦労している事をお話して下さいました。 片麻痺の状態で通常の車椅子を片手で操作していたので思うような方向に行けず難儀されていました。 片手駆動の車椅子

        • いわき すぐれもの展 を終えて

          8月18日 開催の いわき スグレモノ展が無事終了いたしました。 ご来場いただきました皆様、ご協力頂きました皆様本当にありがとうございました。福島で福祉機器を直接みる、触れる、体験する機会が少ない。というお声を車イスユーザーさんのみならず、関わる福祉関係の皆様からもお聞きします。今回、この展示会を企画・実行してくださった いわき市 なないろくれよん様 には大変感謝しています。 私たちは補装具業者として参加したのですが、企画の段階から関わらせて頂きました。これが、大変良い体験

          福祉機器 スグレモノ展 inいわき

          福祉機器 スグレモノ展 inいわき 8月18日(日)にいわきにある、なないろくれよん福祉センターで 行われます。 様々な福祉機器、車椅子、姿勢保持用具にかかわらず医療ケアの必要な方向け商品、入浴介助機器、福祉車両、入力支援、、、等々書ききれません。 いわきでこのような展示会ができること、大変嬉しく楽しみです。 今回、開催までの準備からかかわらせていただきました。 私たち補装具業種だけでは広がらない視点を様々な方の発想と、ご協力で 意味のある展示になると確信しています。 福

          福祉機器 スグレモノ展 inいわき

          暑い夏になりそうです

          またお久しぶりの投稿です 福島は先日梅雨明け宣言されました。八月にすぐなりましたが。 暑い日々、皆さんも様々な対策をしてお過ごしかと思います。体調を崩して 申し訳なさそうにキャンセルのお知らせを下さるユーザーさんに、気になさらずゆっくり身体を休めてくださいとお伝えします。私たちも終始万全な事などなく、日々どこかしら不具合を感じながら生活しています。車椅子ユーザーの方ならなおさらその不調を調整するのが難しいことも想像します。 季節の変化や、体調の変化に敏感であるのは、私たち

          福祉のイメージ

          暫くぶりの投稿失礼いたします。 こちらに投稿していない間も、様々なご縁を頂き製作をさせて頂いたり、 補装具のご相談を頂いたり、また補装具以外のご縁も様々頂き嬉しい日々でした。私は、この後者のご縁も大切のして行きたい。そう考えています。 今回、猪苗代の写真を撮りたいという写真家の方々とお会いし、福祉、補装具についてお話しする機会があり、その間仕事の様子を撮って頂く機会がありました。 この度、その写真展を猪苗代KUUHKU ギャラリーで展示しています。 そこに私たち工房の写真も

          卒業シーズン

          久しぶりの投稿になりました。 今年は驚くほど雪の少ない年になったなあ、、 と思っていたら三月に入りふわふわと雪が積もってきました。 春の雪です。 卒業を迎えた皆様、おめでとうございます。明るい未来がこの先に広がっています。 関わらせて頂いたお子さんたちもご卒業の方々も。 新しい学校生活、社会生活が明るい社会でないといけないと思い日々仕事をしています。 先日、独立してからご無沙汰していたユーザーさんのご家族から連絡があり 天に旅立った事をお知らせ下さいました。 肩を落と

          今年も宜しくお願い致します

          ご挨拶が遅くなってしまいました。 2024年が始まって10日あまりです。 工房が始まって約半年。ここからです。 日々、精進していきます。出来るだけ投稿も増やせるよう 努力していきたいと思っています。 本年もどうぞ宜しくお願い致します。

          今年も宜しくお願い致します

          補装具について初講演会

          師走も押し迫り新年を迎える準備やら、大掃除やら、仕事納めもいつになるやらですが、今年ももう少しで終わりますね。 先日、いわきの事業所 なないろくれよん様にお招き頂き、講演会、、、とまでは立派な事はできなかったのですが補装具について、補装具、車椅子製作についての説明と思いを伝えてきました。 参加者は保護者様、ユーザー様、事業所関係の皆様、PT、OTといわれるセラピストの皆様。 私たち補装具業者はあまり存在を知られていない現状もあり、この仕事を周知して頂くことも仕事の一つか

          補装具について初講演会

          納品。。。いつも緊張と感動

          私は出来るだけ病院やご自宅に主人が行くときは付いていくようにしています。まだまだ、補装具について初心者なので学びの場である現場に行くと、やはり机上ではわかりえない温度を感じてきます。 それは、ユーザーさんの表情であったり、保護者さんや関わる方々の表情や想い。私たちも負けないくらい熱い気持ちでつくりあげていかないといけないと毎回思わされます。 また、楽しんで作る事も一つ。大切なポイントなのだと学びます。 それは、ユーザーさんに伝染する。。。気がします。 毎日乗るものが楽し

          納品。。。いつも緊張と感動

          秋晴れの一日

          磐梯山が紅葉しなんとも美しい姿です。 工房の周りも色づいてきました。 散歩しながら蔦を拾って飾ってみました。 今日は制作風景を少し。我が工房はかなり小さいので作業場が限られています。なので自分で二階を作りミシン部屋にしています。 今製作中の立位保持具。 様々なユーザーさんとの関わりで新しい発見があったり、発想が浮かんだり 難しい時もありますがそこを乗り越えると楽しさにかわります。 一人よがりにならないよう、ユーザーさんの声をお聞きしながら作成しています。

          会津鶴ヶ城マラソン

          先日、鶴ヶ城マラソンを観戦、応援に行ってきました。 4年振りの開催ということで、多くの参加者で賑わっていました。 天気予報は雨マークもありましたが、晴れ間が見えて後半は蒸し暑いくらいでした。 恥ずかしながら、会津に住んで初めて観覧したのですがお祭りのようで 皆さんの熱気と、様々なコースや参加スタイルがあり観ている方も楽しくなります。 その一つに車椅子の部門があります。 距離は短いですが、各々の自慢の車椅子を駆使してグラウンドを回ります。 走り切った姿はすがすがしいものがありま

          ありがとうございます

          工房をたちあげて数か月。 これまでかかわらせて頂いた車椅子ユーザーの方が遊びに来てくれたりします。 工房を建てる時に、できるだけ段差がない建物にしたいと考えていたのは私たちが車椅子を作っている所を見て頂くためにも。 小さな工房の中に大きなバリアフリーのトイレ。 私が外せなかった条件です。 たちあげて数か月。小さな男の子が歩行器製作で訪れてくれた時に残していってくれたメッセージ。 消えないように、注意しながら予定を書き込む私たち。 ボードを見るたびに背中を押してもらっています

          ありがとうございます

          車椅子とアートと創造力

          車椅子の工房のイメージはどのようなものでしょうか。 私たちは常々考えます。 車椅子の工房、、、あまり見たことがない。何をやっているのかわからない。 車椅子のイメージ、、、選びようがない。黒いイメージ。 車椅子に乗っている方のイメージ、、、大変そう。暗い。 だいたいわからないとこのようなイメージかもしれません。 でも、わかると違う世界が見えてきます。関心を持って頂く事から私たちの仕事は始まるのかもしれません。 車椅子とアート つながらないようで繋がる世界 車椅子は暗くない。

          車椅子とアートと創造力

          車椅子のオーダーメイド

          車椅子の工房 「GreenerPastureグリーナパスチャー」と申します。 2023年4月から開業致しました。場所は会津磐梯山の麓。 主人が宮城で8年、ここ福島で15年補装具の仕事に携わってきました。そこで学んだこと、出会ってきた方々のおかげで今新しい一歩を踏み出し、夫婦二人で工房を作ることになりました。 私はわからないことだらけ、車椅子だけでなく補装具にかかわる様々な事。 初めての事ばかりで疑問も多々。 もしかしたら初めて車椅子を必要とする方々その周りの方々も同じ気持

          車椅子のオーダーメイド