08-2 能登半島地震 ボランティア報告 七尾市 令和6年4月28日(2日目)
テント村2日目の報告です。
七尾テント村の朝を迎えました。
早起きしてしまったので今日ボランティアの予定のない隣の中国のDさんに声をかけず。
私は携帯を充電しに白いテントに向かいました。中は既にストーブと電気ポットが点けてあり、テント内は温かでした。
一塁側ベンチの奥に行くと流しや無料で使える洗濯機などがあり、ホワイトボードにはテント村の情報や野口健の災害支援に関するSNSを印刷したものが置かれていました。
白いテントでコーヒーを飲みながら朝ごはんを食べていると、人が三々五々集まって来たので情報交換。
女性も多く初対面で意気投合し、ボランティア活動後一緒に能登を巡る予定という人達もいました。
温泉は和倉温泉総湯や能登島のひょっこりの湯も評判良く、今日の活動が早く終われば私もどちらか入浴しようと決めました。
グランドはよく見ると地割れがあり、通行止めに。
朝食後ボランティアセンターの集合時間まで余裕あるため、テントで横になっているといつの間にか3度目の寝落ち。
Dさんの「おはようございます」の声で目覚める。Dさんは今日は穴水町へと北上し、その後東京に帰るとの事。二人で記念写真を撮りお別れました。
私はテント村をチェックアウト、ボランティアセンターに軽トラで向かいます。
今日の班は10人で女性は私だけでした。リーダーは強面の感じの男性が立候補。ビシッとした話をする方で、こちらも緊張します。
他のメンバーは神奈川、宮城、兵庫など遠方から駆けつけ、韓国の方もおられました。昨日の中国のDさんといい国際的です。また今まで被災地の事がずっと気になっていたけれど、GWになったのでやっと来れたと言う初めて参加の方もいました。
ミッションの1軒目は海辺に住む高齢男性のお宅の冷蔵庫と洗濯機を仮設住宅へ運ぶ引越しのお手伝い。
被災した家の床が陥没し畳が歪んだ上に梁が低いため、背の高い冷蔵庫を何度も傾けて慎重に家から運び出します。
トラックに載せたあとは、仮設住宅まで遠い分移動時間がかかりました。
お爺さんは仮設住宅で他のお爺さんと冗談を言いながら、私たちにお礼を言ってくださいました。
ふるさとを離れてもお爺さんほ孤独にならないのか心配でしたがすでに仲の良さそうな友人がいるのが救いでした。
1軒目終わったところでリーダーが能食祭市場で昼休憩をするのはどうですかと提案されました。
GW限定の復興イベントで、屋台が沢山出るらしく、私も実はボランティア後に行こうと思っていたので賛成しました。
食祭市場は人と車でごった返し大変な賑わいです。
ボランティアに通うようになってこんなに人の集まる七尾を初めて見ました。
なかでもイカ飯や牡蠣の屋台は長蛇の列。休憩時間も1時間しかないので私はイカ飯を諦めて蟹汁や焼きちくわ、おにぎりを買って食べました。
デザートにジェラートをいただき、能登のお土産を買ったらもう集合時間の1時です。
慌てて集合場所に行ったのに誰もいません。
食祭市場の入り口で同じ班の男性が手を振っているので戻ると、「リーダーが牡蠣を食べ終わるまで待ってくれって。リーダーの所に行けば牡蠣をご馳走するって」
はっは〜ん、さてはリーダー最初から焼き牡蠣狙いで食祭市場にみんなを誘ったな〜。
行ってみるとリーダーと男性数人で七輪を囲み、プリップリの大きな牡蠣を焼いては口に放り込み、殻はバケツに入れ、めちゃくちゃ美味そうにほおばっている最中。
ボランティアは胃袋でも被災地応援です。
七尾湾遊覧船もGW中は運行しているようで頻繁に乗船を促すアナウンスあり。
七尾は観光客にがんがん訪れて欲しいのが伝わって来ます。
ボランティアなのか観光なのか両方なのかツーリングのバイクも良く見かけます。天気も良く風を切って気持ちが良さそうです。
昼休み後、ボランティア活動2軒目へ。
災害廃棄物を軽トラック2台に積み込み、集積所に置いて終了でした。
センターに戻り片付けと報告を終えて解散となりました。
午後2時半に終わり時間的余裕があったので、今日は能登島へ行き、ひょっこりの湯に入って経済を回して帰る事にしました。能登島につながる橋は二つありますが、この時は南側の能登島大橋だけ通行可能です。
気になっていた能登島水族館は被災のため閉館中でゲートのところで立ち入り禁止。
建物は見る事ができませんでしたが、ジンベイザメが2匹死亡し、無事だった動物達は国内数カ所の動物園水族館に避難しているということをネット情報で知りました。
北側の集落付近を通ると屋根や壁がブルーシートで覆われている家が多数あり、その率は半島側の七尾市より多く感じます。
ひょっこりの湯へ行く途中、新しくできたばかりの仮設住宅を見かけました。
田んぼに水が張られ、田植えが始まっていました。
ひょっこり温泉に到着。
辺りは風光明媚で、海や大地が猛り狂った事がまるでなかったかのように穏やかです。
露天風呂につかり、疲れを癒やします。
能登島バーガーのフグフライを注文し、かぶりつきながら富山市の我が家へ帰りました。車で2時間ほどで帰宅。
自分の体感ではこの一ヶ月で七尾市の賑わいがかなり戻って来ているようにも見えました。
それは季節が暖かくなり、GWで人が訪れやすいというのもあるのでしょうが、まだまだ要望はあるので、継続的にボランティアと観光客に来てもらい、復興を支える必要を感じました。
テント村については重装備は必要なく、無料でしたので、次回また利用するときは暖かいシュラフだけで十分だったかなと思いました。
これで七尾市テント村報告を終えます。
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P.S.のとじま水族館から避難した10羽のフンボルトペンギンたちのその後
隣県の富山市ファミリーパークに避難中です。ファミリーパークのペンギンとも仲良く暮らしているようです。
のとじま水族館が早く復興してペンギン達が戻れる日が来ることが待ち遠しいですね!