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【ちょっと敏感なふつうの人(HSP)のことシリーズ】〈その1〉

10年以上敏感な感性を持つHSPに向けた活動をしていますが・・・
最近、本来の繊細に物事を受け止めて深く思考するという性質そのものではなく、繊細さんという壊れ物ののようなイメージが独り歩きしてしまっているような気もしています。
どちらかというと芯が強く、我慢しすぎてしまう(ある意味忍耐強さを持つ)HSPの方々は理不尽な事や道理が通らない事が嫌いで、その辺りの世渡り下手な所に苦労している方が多いのかなぁなんて感じています。
どの方も素敵に個性を持ち、どちらかというと秘めた情熱を感じます。

以前Twitterでフォロワーさんに基本のあたりを発信して欲しいって言われて少しずつ発信はじめたものをこちらでも投稿しようかなと思います。

Twitterだと分が途切れちゃって短すぎて伝わりにくいかもと感じていたので・・補足も含めて⭐

【ちょっと敏感なふつうの人(HSP)のことシリーズ】
〈その1〉

世の中のおよそ5人に1人がHSP
(人間だけではなく100種類以上の生物で確認されています=長い地球の歴史の中で必然的に生き残ってきた性質ともいえます)

昔からある気質であり、長いこと誤解されがちだった性質を
1996年にアーロン博士が肯定的に捉えて提唱された概念ですが、特別なことではなくざっくりと敏感な傾向にある人と、タフなタイプの人を2つに分けただけのことです。

個性も性格もそれぞれですがHSPの基本性質として
ひとつひとつを深くうけとめる→刺激過多になりがち
ミラーニューロンが活発→他人の感情に影響されやすい
些細な違いに気がつくという共通の特徴があります

そして共感性としては、自分の事のように感じ取ることが出来るempathyが強く(ミラーニューロンが活発)

かといって同調するわけではなく冷静に俯瞰する力も併せ持っている方が多いように感じます。

感性の豊かさ、繊細な感受性を否定されることが多い環境に育つと苦労することも多いのですが、どんな環境にあっても自然の中や、本を読んで見つけた言葉、意地悪の人の中にある小さな優しさなどにも気づきやすく、そちらからの良い影響をより強く受けることが出来る差次感受性ということも研究によりわかってきているようです。

確かに・・・私は世間一般的にいうとかなり劣悪な環境に育っていて、いじめなどで暗い気分のことも多かったのですが、本や自然が好きで、例えば少女パレアナという本を読んだときには「幸せの遊び」を真似して日々の中で幸せな事を数えるようにしてみたりと、良い方向に感化される傾向が強かったように感じます。


わたしは実は産まれてすぐに置き去りにされてしまい
実の親の顔すら知らずに育っていて15歳迄戸籍もなかったのですが・・・

まぁ、若いころはわざわざ辛い道を選んでしまう傾向もあり、人を捨てるような親から産まれた私に幸せになる権利なんてないんじゃないかと真剣に考えていたこともあります。いつも闇の中を彷徨っているような寂しさと空虚さを抱えてもいたように感じます。救ってくれる人・・白馬の王子様を夢見ていたことも・・出生がわからないこともあり、時期がくれば、もしかして宇宙人とか?迎えに来るかも??と空想を膨らませたこともあります。

環境のせいで、考え込みやすい性格なのかと思っていたことがHSPという概念と出会い(40歳代半ばでようやく知るという)
また似た気質の方々と語り合う機会が増えるごとに・・・あっ、環境じゃないし暗かったわけでもなく感受性が豊かだからこそ、いろいろと感じ取ってしまっていたんだなと、日に日に気持ちが楽になっていくのを感じています。

心理学を合わせて学ぶ中、世の中のいろいろな教えはHSP側の感覚とは合わないものも多いのだなと感じることも多く、私なりに、出逢ってきたHSPの方々と話したりしながら、いろいろと考察を深めていくことは興味深く、閃きをまだまだ感じられることに感謝の日々です。


人生半ば過ぎ・・まだまだ未知の世界が待っているんだろうなと・・・20年前に離婚した頃には全く知らなかった世界に今、いることに感慨深いものがあります。そう考えると年を重ねることも悪くはないのかななんて思っています。

いつでも・・・・わたしたちは望む姿にバージョンアップしていける


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