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もやもやする想いは身体が教えてくれる不調和のサイン
【身体が教える不調和のサイン】
なんだか言葉にはならないけれど胸の奥で、何かもやもやすることってありますよね。
言葉にはできない…混沌とした感情
胸のあたりや胃の辺りがなんだかシクシク痛いような 苦しいような思いであったり、なにかがひっかかっているような感じだったり。
モヤモヤする感覚は
無意識のうちに、気づかないようにしている
気づきたくなくて、押し込めてしまっている沢山の想いで苦しんでいる
潜在意識の奥底からのメッセージです。
『いつものことだし』
『いちいち気にしてたらダメ』
と思考で抑えてふわっと湧いてきていたはずの感情を心の奥に押し込んでしまう。
そして『嫌なこと』だとは考えないようにしている。
あなたの潜在意識や身体は
違和感を感じて
「気がついて」「ちゃんと感情を大切にしようよ」と
メッセージを出してくれているのです。
もしあなたが
人よりも感受性が少し強いのかも?と感じたなら・・・
精神的にタフ(感覚がそこまで敏感ではない人)である人よりも
意識的に自分の直感や感覚に対して正直であることを心がける必要があるようです。
感性が敏感であるという事は、外に向けた感覚だけではなく、自分の内側の心に対しても敏感です。
本当は無理かなって感じているのに、期待に応えようと頑張りすぎてしまう。
気が進まないなって感じていても、相手に嫌な思いをさせないようにと、人に合わせて無理してしまう。
楽しくしている時でさえも…
なんだか言葉にはできない寂しさを感じたりモヤモヤした想いで胸のあたりが重かったりすることもありますよね。
なんだかはっきりと理由はわからない。
よくわからないけど胸がモヤモヤする。
胸の奥深くにある"本当のこころ"と身体が思考とのジレンマに悲鳴をあげてる不調和のサイン
このサインを
感じないよう
気にしないようにしながら
頑張り続けてしまうと・・・
急にやる気が出なくなってしまったりうつ症状に悩まさせてしまうこともあります。
〈大切なのはモヤモヤを大きくしないこと〉
もやもやした想いを溜め込まないように、うつ症状緩和に効果的と言われている認知行動療法のスキルやフォーカシングを日常に取り入れてみることは効果的です。
自分の心と向き合う時間
それも、少し俯瞰した感じで淡々と向き合ってみる。
私も以前はモヤモヤする気持ちがあったとしても、無視して考えない様にしていました。
考えちゃったら余計辛くなるようで怖かったのかもしれません。
感情も思考も押し込めて
淡々と振る舞っていたこともあります。
(感情の起伏に振り回されて辛い事が多かったので)
向き合ってしまうには怖い、辛く悲しい感情や思考・・何事もなかったように繰り返す日常。
繰り返し起こる悩ましい出来事や現実は、目を背けてきた心の深いところからのメッセージなんだと、ようやく気付き今があります。
今まで生きてきた人生の中
考えてもどうにもならない事が多すぎて
(捨て子だったり…etc)
心の目を瞑り仕事や他のことで意識をそらす事で乗り越えようと頑張り続けていました。
自分を否定し、違うものになろうと悪あがきをしていたのかもしれません。
挙句に、自分の気持ちすらわからなくて、人の気持ちに左右され望まない結婚をしてしまったりしていました。
感受性の高い人は、同時に直感も強かったりするので無意識のうちにもいろいろな情報を人よりも多く感じとっています。
実は、身体も心もしっかりメッセージを発信してくれているのです。
まだ意識まで登ってきていない身体レベル(無意識レベル)のメッセージとキチンと向き合う事が大切
『あっそうか、これは苦手なんだよね。』
『結構頑張ってるよね』
と労ってあげたり
こんなに心が無理しているならやめておこうかなって決断したり。
大きな痛みとならないうちに
小さなモヤモヤのうちに
しっかり痛みの芽をつみとること
そのことが大きなダメージを防ぎます。
モヤモヤとした感覚に意識を向け
そのモヤモヤした感じが何をうったえているのかを感じ取ってみましょう。
この「何か意味を含んだ漠然とした体の感じ・もやもやとした感じ」を
フェルトセンスといいます。
『なんか、変な感じだな』とか『嫌な感じだなぁ」と漠然と感じているものです。
<こんな感じてやってみてね>
最初はそのもやもやした漠然とした感覚にゆっくりと気持ちを向けてみて下さい
それはどんな感じですか?
温かいもの?
冷たいもの?
嫌な感じ?
ワクワクするもの?
『なんだか暗くて重い感じだな』とか
『灰色でモヤモヤしているな』とか
『悲しい気持ちだな』
『寂しい気持ちだな』
『あったかな気持ちかも?』
少しずつ言葉にしてあげる。
これを※フォーカシングといいます。
心の声に耳を傾けていく
形のない想いを言葉にしていくことで
『あっ そういえばあんなことがあったな』とか
『あの時の言葉が引っかかっていたんだ』って気づきがあります。
最初はモヤモヤする気持ちに名前をつけてあげることは難しいかもしれません。
このフォーカシングという言葉は英語のfocus 焦点を合わせるという意味の言葉がもとになっていて、
自分がどう感じているかに焦点を合わせ本当の思いをわかっていくこと
=自分の内側と繋がる
『あっ、あの時の〇〇さんとのやり取りの時の言葉がモヤモヤの原因だったんだな』とか
『本当にやりたいことじゃ無かったな』と気づき
『あぁ、私にはそれは嫌なことだったんだ』
『本当はこうしたかったんだ』と言葉にしてあげること
できれば紙に書き出してみましょう
慣れないうちは、カウンセラーや友人など誰か聴いてくれる人がいるとスムーズにできたりもしますが1人でも勿論できます。
モヤモヤに名前をつけ言葉にしてあげることで新しい気づきを感じることでしょう。
そして、問題が見えてきたら
『これは仕方ないな、このまま少し我慢してみようかな』とか
『この気持ちを、きちんと伝えてみようかな』
『これは改善してみよう』と環境を変えてみたりして、
ひとつひとつのモヤモヤを解決していくことが大切です。
モヤモヤした感じを無視して残し続けると、自分が何を思っているのか、何を求めているのかさえ分からなってしまいますよね。
私もその傾向が強いので一日の終わりや目覚めの時に身体からのメッセージに向かい合うように心がけています。(今はマインドフルネス瞑想呼吸など併せて行っています)
私の場合は 雑記帳のようなものに思いつくまま書いていったりしていますが書くというのはとってもいいような気がします。
日記でもよいし 絵でも良いですね。
できればノートに…ペンで書く方が効果的なような気がしてます。
私は小さめな薄いノートを利用して(携帯しやすいサイズ)
思いつくことを何でも書き留めたりしてます。
心に向き合うことに抵抗があるときには、感情に日記からはじめてみましょう。1行日記の感覚で、最初にその日気になった感情を書いて、出来事、考えていた事を簡単に書くものです。