鼓動高鳴る
僕は今海から陸に帰る道中です。久しぶりの海での生活はたのしく懐かしい友と多く出会い充実した日々を送れました。しかし今まさに帰ろうとしている時信じられないことが起こりました。目の前を歩く女性が僕の想い人に似ていました。しかし、顔はよく見えず、電車も来ていたため話しかけませんでした。すると電車に乗った直後、その女性から今駅いる?って連絡が来ました。やはり僕の今の想い人であり、初恋の相手でした。話しかけるべきでした。正直電車が来てたとか、顔が見えなかったとかは言い訳で話しかける勇気がなかっただけかもしれません。なぜなら僕はその女性を見た時から心拍が早くなり、異常なほどの緊張に襲われました。いわゆるドキドキというやつです。僕の想い人は元恋人で別れた後も友達で学校ではよく話す仲でした。しかし僕は振られた立場なので話しかける勇気がなくひよってしまいました。情けないです。本当に。社会のジェンダーレス化が進む中で言うべきことではないかもしれませんが、男らしくないです。いや、オスらしくないです。僕はあの頃から成長してませんでした。想い人に想われてない理由が少しわかった気がしました。