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子供にとって「遊び」は最大の学びの場ですね。


■越谷SSC(新チーム)にて屋外練習

9月16日にやっと越谷SSCの屋外”初”練習を行いました。
正直今日まで「なんで自分がこんなことしてるのかな?」、「人集まってくれるかな?」、「練習内容愉しんでくれるかな?」と、悩まなかった日は一度もありません。
にもかかわらず当日は6人の子供が遊びに来てくれ、まだ1回目の屋外練習にも関わらず、私自身本当に学ぶことがたくさんあったので、今日はそれを文章にします。

  1. 「子どもたち」の意見を取り入れながら練習スケジュールを立てたら休憩時間中もボールを触っていた。

  2. 「褒める」ことに注力したらドンドン失敗して練習に取り組んでいた。

  3. 初心者の子供たちに野球ルール説明をせず(※1人経験者あり)に置きティーゲームをしたら最後は「野球」になりかけた。

  4. 結局「えぇ~もう今日の練習は終わりなの?」と言わせて1セットw

上記で伝えたいことは箇条書きしましたので、以下からは駄文にて。
ぬるりと行きましょう。

■「やれ」と言わなくても”やりたいこと”は勝手にする

これはよくよく考えれば自分たち大人も同じなのですが、子供たちは「やりたいこと」は止めてもやり続けるんですよね

今回、1回目の屋外練習ということもあり、野球初心者の子供たちの体力的な限界が分からなかったので、様子を伺いながら対話をして私の方で準備した練習メニューを組み立てていきました。
これが実は結果的にとても功を奏しました。

キャッチボールなど”基本的”な部分は半分強制的にきっちりやったのですが、それ以降は
「(キャッチボールでの)ボールの投げ方が少し気になるから、集中して投げ方練習しようか?」
「少し集中切れてきたから、バッティングする?」
といったように状況を見据えながら、子どもたちに納得してもらい、選んでもらうような流れで、自主性を尊重して練習に取り組みました。

その結果、自身で決めた事/今やりたかった事という内容だったため、「休憩だよ~」と促しても、何人かはお茶を飲んですぐに同じ練習に戻っていくということが起きました。

改めて、ただ指導者側で考えて与えただけの練習というのは、子供の成長には効率が悪いのだなと痛感しました。

■どんな環境に身を置くのかはとても重要

越谷SSCでは
 ・罵声、怒声、恫喝の禁止
 ・失敗の奨励
を指導方針に掲げていますので、子どもたちにはどんどん失敗してもらいました。そうすると、徐々に子供たち自身で色々考え工夫しはじめたのです。
私自身、書籍などで勉強をしていましたし、以前所属したチームでもその「片鱗」を感じることはありましたが、ここまで効果を感じたことはなかったです。

おそらく前チームは既に「文化」が出来上がっており、他の”因子”が子供に影響を及ぼしていたからなのでしょう。

真っ白なキャンパスを持った子は「愉しい」×「出来るようになりたい」の道を作ってあげるだけで、本当に”勝手に”歩みだすのだと思い、感心してしまいました。そういう雰囲気ができると、「声を荒げる余地」などなかったです。
改めて、「どんな組織に身を置くのか?」がどれほど重要か痛感したと共に、そういう組織であらなければならないと感じ、身が引き締まる思いがしました。

■おそらく「ベースボール」の始まりは、丸めた”紙”とその辺に落ちてた”棒”から始まった?

今回の練習で特に印象に残っているのは、練習の最後に行った置きティーを使ったミニゲームでのことです。

<写真①>「大人」vs「こども」のミニゲーム

お父さんを含めた大人4人 VS 子供たち5人というカードです。

簡単なルールは、
・大人はある程度本気(簡単に子供に成功体験を与えないw)
・大人チームは1イニングで1点取ったら交代(満塁だとMAX4点)
・置きティーバッティング5回ミスでストライクOUT
で、プレイ!

この日は我が子を除いて、その他全員の子が遊びでバットとゴムボールを使った程度の知識の子たちで、プレイの合間に都度試合を止めてルールを教えておりました。(正直、完璧にルールは覚えなくても良いかな?という熱量でw)

試合始めの頃は、1stでフォースプレイをしても1塁に立つ子がいるし、
エラーをしたボールを”歩いて”捕りに行き”大人”に進塁を許したり、
フライ/キャッチアウトなのに進塁してアウトになったり、

”本気の人”がみたらとても野球をやっているとは思えない光景でしたw
それでもこのゲームの真ん中には「愉しい」を置くようにしておりました。

そのおかげか、
・失敗をしてもみんな笑顔で、
・子供たちは本気で大人に勝とうと工夫し始め、
・ルールが分かる子は声を出して仲間をサポートし、
・分からない子は「できる事」に集中して動く、

ということが起きました。

4回表、1点ビハインドでの子供たちの最後のプレイ。
バッティングで走者を繋いでいき、4人守備の大人の配置を考えた打球を打ち、進塁は全力で走る。
この瞬間、我々は明らかに「野球」をやろうとしていたと思います。

ルールの座学なんて一度もしたことがないのに、
愉しい遊びはこんなにも子供を夢中にし、、
勝手に成長させていくのか、、、と
前のチームで感じてた違和感が私の中でほぐれていく感じがしました。
(※尚、勝敗は当記事トップの画像をご覧くださいw)

屋外練習初日の3時間練習でしたが、愉しい時間はあっという間
一部の子からは「えぇ~もう終わり?次はいつ?」との発言まで。
この気持ちに「向上心」をどのように植え付けるか、が我々指導者の手腕ですね。

改めて「野球」の始まりは「遊び」なんだなぁと。
もっと主語を大きくして良いのでしたら、
「スポーツ」の始まりは「遊び」なんだなぁと。

たぶん野球って、、、
 ・どこかの牧場で働く大人2人が、
 ・暇つぶしに紙や牧草を丸めたボールとその辺に落ちている木の棒で、
 ・速球!消える魔球!「おりゃー」!とか言って暇つぶしで遊んだ、
ことが起源なんじゃないだろうか?と、考えさせられた一日でした。

。。。。。。起源の真偽は知らんけどww

以上、本日はここまでとします。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。
少しずつ発信してまいりますので、どうぞ気楽にお付き合いください。ノシ

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