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不妊治療、半年経過したリアルな感情。
今年の4月から不妊治療を始めている。
ここ数週間、不妊治療をしていて感じたことをnoteに書きたいと思い、下書きをしては消して、また書いてを繰り返している。
というのも、不妊治療中はメンタルが安定しないので、書き途中の記事を再開する頃には、気持ちが変わっていたりする。
なのでこの記事は今日中に書いてしまって、投稿ボタンまで押すと決めて今書いている。
明日には気持ちが変わってる可能性も十分あるからね。
感情を思いのままに書いているので、きれいなことは書けていないけど、正直な気持ちを書き残しておきたいなと思う。
長文になってしまったので興味のある部分だけでも読んでもらえたら嬉しいです。
不妊治療の内容と気持ちの変化
わたしが不妊治療を始めたのは、元々普通の人よりは妊娠しにくい体質であることを知っていたから。
生理不順で、かれこれ8年ぐらい産婦人科に通ってピルを飲む生活を続けていた。
結婚して2年目、そろそろ子ども考えた方がいいなと思い、不妊治療専門の病院へ行くことにした。
まずは一通り検査して、先生から説明を受ける。
わたしは多嚢胞生卵巣症候群という。普通の人より排卵しにくい体質らしい。
「まだ年齢も若いですし、まずはタイミング法でいきましょう」
という先生の指針のもと、数ヶ月間タイミング法を試した。薬をもらい、毎週のように卵子の育ち具合をみるのを続けた。
元々排卵が不規則なので、薬を飲んでもうまく育たなかったり、逆にたくさんの卵が育ちすぎて今回はスキップ、なんてこともあった。
卵子の育ち具合がよくなかったり、タイミングを取れても生理がきてしまったりすると「またダメだったかあ」と落ち込んでしまう。
最初のうちは、次頑張ればいいよね、と思えるけれど、何回もダメだと徐々に立ち直りが難しくなってくるなあと日を重ねるごとに実感。
結局数回タイミングをとったけれど、うまくいかなくて9月に初めての人工授精をした。
何となく人工授精なら大丈夫と思っていたのだけれど、結局うまくいかなかった。
人工授精がダメだったとき、「あ、わたしもう頑張れないかも」と思ったのを鮮明に覚えている。
1回ダメだったぐらいで、と思う人もいるかもしれない。だけど今まで何とか前向きに頑張ろうと思えていた糸がプツンと切れたような感じがした。
そんな状態のまま何とか病院に行き、再び人工授精に向けて、卵を育てるべく薬を飲む日がスタートした。
今回は自己注射も加わった。
きっと不妊治療ってこうやって徐々にステップアップしていくんだなあとぼんやり思った。
次に進みます!というよりも、そろそろこの方法にしよっか、みたいな。
何となく自分の意志とは遠くかけ離れたところで、物事だけがどんどん進んでいるような感覚。
今は2回目の人工授精を終えて、とりあえず待機期間なのだが、この6か月でだいぶメンタルが消耗されてしまったなあというのが正直な感想。
ゴールが見えない辛さと他人と比べてしまう焦り
わたしはこの人工授精がダメだったら、一旦休憩しようと思っている。
これ以上自分を追い込んでも、自分にも将来の赤ちゃんのためにもならない気がしたから。
とはいえ、正直休むのもすごく勇気がいる。
こうしている間にも、年月は過ぎて、周りが出産ラッシュを迎えていくのを横目でみていくのをわたしは耐えられるだろうか。
わたしが半年間不妊治療をして、特に辛いなと思ったのは、ゴールが見えないことによる不安、他人と比べてしまうこと焦りだった。
不妊治療の辛さでゴールがみえないのはよく聞く話。でも実際これがいちばんしんどいんだよなあ。
頑張って薬を飲んで、毎週のようにエコーをしても成功するかは分からない。
そしてこれがいつまで続くのかも分からない。
お酒を飲むのも控えようかな、とか転職したいけど今は難しいかな、とか小さなことから大きなことまで気を配る必要がある。
子どもを授かるために頑張っているはずなのに、不妊治療があるからこれができない!とストレスになってしまうことに対して、これじゃあ赤ちゃんもきたくないよね、なんて考えて1人で落ち込んでしまったり。
ゴールが見えないって辛いんだなあ、とぼんやり考えている。
そしてもう一つは他人と比べてしまうこと。
どうしても友人の妊娠・出産報告を聞いて100%全力で喜べない自分に罪悪感を覚えたりする。
わたしはちょうど周りが妊娠・出産ラッシュでSNSを開けば、わたしが手に入れたい光景が広がっている。
嬉しい気持ちは本当、祝福の気持ちも本当。
だけどそれ以外の無駄な感情が邪魔をしてしまう。
他人とは違う人生なのに、比べるものではないのに、分かっていても数秒後には何でわたしはできないの?という気持ちになる。
そんなこんなで、メンタルはジェットコースターのように激しく上昇下降する。
これからのこと
落ち込んで、前を向いての繰り返しだけれど、今のわたしに必要なのは、自分に向き合うことなのかもしれない。
不妊治療を通して、わたしは自分自身がみえなくなってしまっている。
本来はただ、子どもが欲しい。
温かい家庭を築きたい。
それだけなのに、不妊治療がストレスになって夫ともぶつかって、何度も泣いて。
目の前にある現実をなおざりにして、今を楽しむことを忘れてしまっているんだと思う。
今回の人工授精がうまくいくにせよ、いかないにせよ、とりあえずはゆっくり休もうと思う。
ただ好きなことをして、自分の心を癒す。
簡単なようで難しいんだよねえ、と思うけど
頑張って試してみようと思う。
ゆったりした心をもったその先に子どもがきてくれたらいいな、と思う。
本当に思いつくまま書いてしまったので、また日をおいて修正するかも。
同じように不妊治療をされている方、ひとりじゃないよって思ってもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おわり