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良い言葉でよい心を育てる
こんにちは、Yu+です。
今回はたてかべ和也さんの紹介をします。
たてかべ和也さんは、昔のジャイアンの声優です。
ドラえもんの映画を収録するときのお話です。
ジャイアンのセリフに「ばかやろう。」や「このやろう。」のような言葉が脚本にありました。
たてかべさんは「こんなきたない言葉をドラえもんを観る子どもたちの前で言いたくない。そんな言葉を使ったら子どもたちがまねをして使って、心が傷ついてしまう。」
何日も何日も、のび太への他の言い方はないか考えました。
そして、考えついたのが
「バーロー。」「こんにゃろー。」でした。
愛嬌のある表現に変えたことで、ジャイアンというキャラクターも憎めない存在として現在まであります。
たてかべさん自身は、一人っ子でのび太のような存在だったらしいです。
勉強嫌いというだけでなく、言葉も北海道訛りがあり、そのことでもいじめを経験したこともあるようです。
自分の発した言葉を、聴く人の気持ちになって考えていた、たてかべさんらしさが伝わってきます。
よい言葉を使えば、相手の気持ちを温かくします。
悪い言葉は、セリフを聞く子供に伝わるというたてかべさんのように、自身も傷ついてしまいます。
その後、たてかべさんが「ジャイアンの声優を担当する後継者を決めるとき、どんな人がふさわしいか。」と聞かれました。
すると、「ジャイアンと同じ性格の人だと、ジャイアン自身の悲しさやうれしさが表現できないから気持ちが優しい人がいいと思います。」と答えたそうです。
どこまでも優しさの感じる声優さんだなと感じました。
ジャイアンの言葉に、優しさが込められていると思うと、
表情も優しさが出ているような気がします。
これほど有名な作品である理由は、観ている人だけでなく、声優さんの想いもあるからだと感じました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。