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風を感じても動じない心をもつことが大切

「向かい風に立ち向かう」
困難や逆境に立ち向かいながら前へと進むことを表します。
人生において、逆風・順風など様々な風が吹いてきます。

仏教にも「風」のお話があります。
それは「八風」です。
これは心を動揺させる状況を風に例えているのです。

・利:得をする
・衰:うまくいかない
・毀(き):悪口を言われる
・譽(よ):名誉を与えられる
・稱(しょう):称えられる
・譏(き):そしりを受ける
・苦:苦しい
・楽:楽しい

これらの風が吹いても平常心を保てる人のことを賢人といいます。

誰もが生活の中で、このような風に吹かれています。
この風に流されてしまうと、すっかり自分を見失ってしまいます。

自分がどのような状況にあっても、平常心を保つために大切なことがあります。

それは、その風(状況)を受け止めること。
状況をよく見極め、最善を尽くす。

動揺することなく、どっしりと構え、自分の心に従って行動する。

踏ん張る場面、謙虚になる場面など、状況を見極めて物事を進められる人こそ、人として立派に成長します。

どんな風に吹かれても「八風吹けども動ぜす」の行動を心がけてください。

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