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チケットや半券をすぐに無くす癖が治らない。 

この記事でも少し出てきたお話。



日曜日の午前中、 
the first slam dunkを観に、一人博多駅へ向かった。

そう。博多駅の9階には映画館がある。

上映時間は11:10からだった。
私が9階に着いたのは11時ちょうど。

映画の初めはどうせCMだ。 
時間は十分にあった。 

わたしは一人、券売機へ向かう。
「一般大人」 
でチケットを購入した。

ポップコーンも食べたかったので、売店に並んだ。 
その時に、ふと思った。
「そういやチケットどこやった?」 

財布、ポケット、 
ありとあらゆるところを探した。 
だかどこにも見当たらないのだ。  


まさかと思いながら、いそいそと券売機に戻る。 

そこには、チケット出口に寂しく残っている 
「G-6シート」があった。 

「おお、チケットごめんヨォ」 
そっとチケットを抜き取りながら、自分はつくづくバカだと感じた。

そして、スラムダンク自体は良いものだった。  
チケットのせいでちゃんと見遅れたけれど。


その後は、 
午後2時から予約していた髭脱毛に向かった。 

クリニックでは、プライベート保護のため、レシート番号で顧客を呼ぶ。

私はいつも通り、レシートをもらい椅子に座って待っていた。 

5分もたたなかった。 

「番号札78番でお待ちの方ー」 
私の番号だ。 

目配せに気づいたスタッフ女性が、こちらに向かって歩いてくる。 

「番号札お見せしてもらってもよろしいでしょうかぁ?」 
そう尋ねられた私は、 
「ヒッ」となる。 


「あれ、どこやった?」
ほんの数分前の出来事だ。  
どこにも番号札が見当たらない。 

わたしはスタッフに半笑いを浮かべる。  

結局番号札は、パン屋のビニール袋に入っていたのだが、、、。  



その後からはもう最悪だ。

「番号札何番でお待ちの〜、番号札〜、番号札、、、」  

呪いだ。 
スタッフの女性たちが言葉にする「番号札」の声がやたら耳に残る。  

私は番号札の呪いにかかってしまったのだっだ。




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