たかまつななさんの発言のまとめ、要約 その2
たかまつななさんの発言 youtube 2020年3月17日 投稿 その1の続き
たかまつななさんの発言 youtube 2020年3月17日 投稿
タイトル【相模原障害者 殺人事件】死刑判決 舞台裏・問題点を解説します
以下では、たかまつななさんの発言を読みやすく直してみたいと思います。その途中で発言された内容と意味が変わったとしたら書いている人(金子俊也)の責任です。
たかまつななさんは植松聖さんの死刑判決が下された日にyoutubeに動画を投稿されました。お話しの内容と大きく分けて事件についてと障害者がいる社会についてと死刑制度の3つにわけることができます。
事件については、ひどく残忍な事件ではあるけれども、自分自身が被告人と同じ立場だったらどうするかについてお話がありました。やってはいけないけれども気持ちはわかるとおっしゃっています。さらに、話は差別的な意識がいつ生まれたのかについてお話しがありました。この差別的な意識がいつ生まれたかについては丁寧な説明をされています。具体的に朝日新聞の証言や植松聖さんの生まれ育った環境や働いていた職場でのエピソードを紹介しながらお話しされています。
植松聖さんは小学生のころ、障害のある子どもがクラスメイトにいて、毎日親御さんが送り迎えをしていて大変だから、いなくなったほうがいいという作文を先生に提出しました。提出した作文に先生からのコメントがなかったことから差別意識が生まれたと指摘しています。
中学生のころはヤンチャで真面目、高校生のころは付き合っていた彼女がすごく真面目だったとお話しされています。大学生のときは、危険ドラッグや出会い系サイト、ギャンブルをやりすこし人となりが変わったという証言があったそうです。
大学を卒業してからは、学校で取得した教員免許を活かさず、運送会社で働いていたそうです。しかし、運送会社の働き方がきつくて仕事をやめて、お友達に津久井やまゆり園で働いているから一緒に仕事をしないかと誘われたそうです。
津久井やまゆり園で働き始めたころは、障害者は可愛い、この仕事は自分にとって天職だ、といっていたそうです。しかし、段々と税金を使うのは無駄だ、人間として可哀そうだと思うようになったそうです。
他の一緒に働く人が、利用者さんに暴力を振るっているのを見て、やめたほうがいい、と止めたら、職員が2,3年後も同じことを言ってられるかなとあしらわれたそうです。この発言について、園長はそんなことはないと否定していて、証言としてはあいまいになっています。
次に、障害者がいる社会についてお話しがありました。
たかまつななさんが自身が結婚をしていないことや、子どもを産んでいないことをまえもってお話しされたうえで、ご自身が障害がある子を身籠ったら、産まないで降ろすという選択もあるだろうと仰っています。今の日本の社会はすごく冷たいこと、自分に育てていく自信がないことをお話しされていました。それがまた差別かどうかは考える必要があるとも仰っています。
他にも、障害者の家族は障害者のケアがすごく大変なこと、施設の人たちかなりの負担を負っていることについて指摘され、この社会は見つめ直す必要があるともお話しされています。
この話のあとに、最初に話した内容に重なるのですが、なぜ事件が起きたのか。どうのようにして差別的な考えにいたったのか、もう一度振り返っています。
植松聖さんが、大麻を使用していたことにより、病院に措置入院することになり、その時に家族で暮らそうとなったようです。また、テレビでアメリカの大統領である、ドナルドトランプさんがメキシコとのあいだに壁をつくるということ発言しているのを見て、自分自身も行動に移さなくてはいけないという気持ちになったとお話しされています。さらに、当時付き合っていた彼女と映画『TED』を見て、自分の名前がいえるかどうか考えるシーンを見たとき、「これだ」と思いついたとお話しされています。自分の名前が言えるか、住所が答えられるか、意思疎通ができるか、それが人間として認められる基準と考えた、お話しされています。
そのあとは、死刑制度についてお話しをされています。
人間じゃないから殺そうとした、植松聖さんに最後にでた結論が死刑であることは、とても皮肉なことお話しされています。
たかまつななさんは死刑制度について、冤罪が一人でもある限りやめたほうがいいとお話しされています。さらには、世界の国々では死刑制度をやめている国が多くあること、命を大事にすることが重要であることをお話しされています。ほかにも、国民の8割以上が死刑制度には反対していると2014年の調査をもとにお話しされています。また、死刑制度がなくなると遺族が納得しないことは共感できますが冤罪は怖いとお話しされています。
最後になりますが、たかまつななさんはyoutubeを通じてみんながどう思うのかを、初めから最後までお話しされています。