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ミョヌラギを見て

 ドラマ、『ミョヌラギ』と『ミョヌラギ2』を見終わった。『ミョヌラギ』では結婚してから「嫁」としての苦悩を、『ミョヌラギ2』では出産をきっかけにそれぞれ女性の苦悩を描いた作品である。もとはWeb版のマンガがオリジナルな作品としてあり、それがドラマ化された作品になっている。『ミョヌラギ』と『ミョヌラギ2』では女性を中心に結婚後の人生における苦悩が描かれている。大きな背景としてあるのは、家族制度あるいは家長制度といえる。すなわち女性が家に嫁いだという考えかた、結婚後女性が翻弄されている。それは社会でもこの価値観が根深くあり職場や人間関係、社会の仕組みなどにより女性たちを悩ませる。次に挙げられる背景には世代間のギャップがある。理想とする在り方がそれぞれ違う女性たち(例えば、嫁と姑)が互いにぶつかり合う。これは一方では価値観の押し付けと見えるが、正しいことをしているからより一層問題は根深い。具体例を一つ挙げると、子どもは家で育てるのか、ベビーシッターを雇うのか揉める場面が出てくる。これはどちらか一方が正しいと断言できるものではない。最後に『ミョヌラギ』と『ミョヌラギ2』の全体を通して、女性が社会で生きることの難しさを伝えている。なぜなら夫(男性)は今まで通りに暮らしていたが、妻(女性)は結婚を機に、女性と妻と嫁と様々なアイデンティティーを纏うことになる。もちろん男性も父親になるというアイデンティティーを纏うことも考えられる。しかし女性は結婚前までの日常の延長というより結婚と同時に複数の役割を担わされている。これらを踏まえて、今まで通りの生活を続けるというのは、至極困難である。今日のジェンダーの観点から考えた場合、どうしたら女性も生きやすくなるのか悩む問題である。わたしの考えられる範囲では、女性の権利を最大限配慮することが大事だと思う。
 一言メモ
 『ミョヌラギ』のミン・サリン役を演じた、パク・ハソンさんが『トンイ』の人顕(イニョン)王妃だったとは、検索するまでわかりませんでした。

 『ミョヌラギ』原作マンガのURL

 『ミョヌラギーわが嫁たちの物語』 ホームドラマチャンネルのURL 

https://www.homedrama-ch.com/series/16688

 『ミョヌラギ2 婚家ワールドあるある日記』 ホームドラマチャンネルのURL

https://www.homedrama-ch.com/series/16689

 おまけ
 『トンイ』 チャンネル銀河のURL

 【Kstyle12周年】パク・ハソンさんのお祝いメッセージ youtubeのURL
 https://www.youtube.com/watch?v=GB7XL1IFRxg

 


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