スポーツトレーナーどう生きる?
スポーツトレーナーの働き方現実について記載してみます。
私がトレーナーを目指した1996年ごろはトレーナーの職業は世の中にまだまだ認知すらされていない状況でした。
専門学校が徐々にでき始めてはいるものの
学校に行った所で、卒業してから仕事がない。
スポーツクラブでインストラクターの道に進む
これがほとんどのケースの働き方でした。
とはいえ
今ほどスポーツクラブもないし
ジムなんか今の様にどこにでもある時代ではありませんでした。
私が目指した
プロ野球チームのトレーナーという職業も
当時
スポーツトレーナーとして
メデイアに出られていた
立花龍司さん(後に楽天イーグルスで一緒に仕事をさせて頂く事になる)
のお陰で世の中に徐々に認知される様になった程度の段階であり
まだまだ
どうすればなれるのか?
誰もわかっていない状況でした。
今の時代は徐々にトレーナーが職業として成立する状況が以前よりも出来てはいるものの
収入が100万円以下で他の仕事を何件か掛け持ちする状況や
ボランテイア活動がほとんどと言える状況です。ボランテイアで活動している限りレベルが高い仕事ができる訳がない。これは私の考えです。
ボランテイアで行けばありがとうございます!感謝しかもらえません。
ダメ出しもされなければ、失敗の認識もない。
ここは私たちの仕事にとってはとてもマイナスです。
私たちプロのトレーナーは今まで学んだ知識
技術に対して対価をもらい
チームを勝利に導き
選手の悩みを解決し
個人に結果を出してもらう為に存在します。
トレーナーが一人前になる為には相当の時間とお金をかけ自己投資をし
一人前になっていきます。
決して安売りをすべきではないし
アスリートと同様対価をもらえる価値を持っていると考えています。
事実強いチームには必ず優秀なトレーナーが存在しています。(あまり目立ちませんが、それはそれでそうゆう職業ですから笑 目立ちたがりの人は向いていないと言えます。)
レベルの低い自分では誰も受け入れてくれません。
契約して頂くクライアントから
ありがとう!
をもらえなければ即解雇なんて状況になる仕事です。
私は
やるからには一流を目指してやってきましたし
一緒に仕事をしている仲間にもいつもそこは忘れない様に伝えています。
ちょっと話がそれましたが
トレーナーとして
職業として成立させるには
プロ野球かJリーグなどのプロで仕事をするのがいちばんの近道ですが
採用の枠が限られている為
希望の現場に就職する事や、契約を取る事が難しい現実があります。
また
特殊な職業である為
病院や治療院で働いている方が
トレーナーとして契約を取ったとしても
即戦力として仕事をするのはほぼ不可能と言えます。(全く別の職業なので・・・)
トレーナーとして
仕事をしていくことを目指すならば
治療院や病院でもトレーナー活動をしている場所
あなたが目指している場所で仕事を5年以上経験している先輩や
経営者がいる場所で仕事をすることをお勧めします。
たった2、3年程度の経験では
経験値が高いとは言えません。これリアルな現実です。
私がプロ野球で仕事をしていた時は
先輩からは5年でようやく一人前
と言われていました。
もし
トレーナーとして仕事をしていきたいと考えているのであれば
準備が必要です。
・資格を取る (医療系やトレーニング系もしくは両方)
・現場で経験積む
・仕事を教えてくれる現場に行く事が一番大切(免許も取り立てや持っていない状況で自分1人で行っていても実際は大した仕事なんかできっこない現実)
長いスパンで考えて
今何が必要なのか?準備がとても大切ですね。
これはトレーナーの仕事だけでなく全ての仕事に言えることですが
未来のなりたい自分になる為に
準備をとにかく怠らない様に日々過ごすことが大切です。
筆者プロフィール
水戸部哲也
2000年柔道整復師国家資格取得
2000年〜2004年
日本代表男子柔道 アシスタントトレーナー
GLAY・EXILEなどアーテイストのトレーナーアシスタント
新日本製鉄柔道部 トレーナー
2005年から2012年
東北楽天ゴールデンイーグルス
メデイカルトレーナー
2013年から起業し現在に至る
大阪・東京・仙台にてトレーナー活動
治療院経営・治療院経営者向けコンサル
トレーナー育成機関 Act運営
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