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風船の灯

本日、「猫も杓子も」の新曲「風船の灯(ふうせんのともしび)」をリリースさせていただきました🎈

Bassをkakeyan様、Artworkを高市様にお願いし、ホムラサウンド上野スタジオで鈴木様にengineeringしていただきました。
ありがとうございました。

さて、日本のことわざの中に、こんな言葉があります。

「風前の灯火」・・・「風にさらされ、いまにも吹き消されようとする灯火。転じて、物事のはかないことのたとえ。また、目前に危機が迫り、いまにも命が尽きようとしていることのたとえ。」(コトバンクより)

これを私達の言葉で言い換え、「風船の灯」という曲は誕生しました。

 初めてまたたびさんからこの曲のラフを貰った時、とても良い曲だと思いました。
特にイントロ部分が気に入りました。
私は最初、ひとつの恋を失った曲であると思ってこの曲を受け入れました。


「失恋ソングではないよ」



またたびさんが言いました。
やっぱりそうなのか。
失恋ソングだったら良かったのにと思いました。
そうでなければ、苦しいからです。

歌詞をひとつひとつ丁寧に確認し、推測し、メロディーに言葉を乗せていくなかで、少しだけ泣いてしまいました。
丁度1年くらい前の夏のことです。
命について語るには、あまりに勇気がありませんでした。

それから暫く命について考えていました。

どこかでお話したと思いますが、私も生き物と共に暮らしています。
本来自然の中で生きるはずの生き物たちを、私たちの我儘で拘束する。
それはやっぱり不自然なことだと思います。

短くてはかない命。小さな命。
彼らが一生懸命生きる姿に何度も励まされるでしょう。
何時か来る別れ。
それがどんな形であるか、幸せな今は想像することも出来ません。

彼らの幸せと私たちの幸せ。

今回はそんな曲を作りました。
この曲が、皆さんの心に残るものであれば良いなと切に思います。

「風船の灯」を宜しくお願いします。



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