学校や放課後児童クラブで、子ども達がけんかをしている。どのような対応をすればいい?ーそんな悩みを抱えている先生方や放課後児童クラブの職員の方々へ。子どもの声を受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。 子どもの行動には理由があるはず 子どもを預かっているという仕事上、責任を感じてしまいますよね。人を傷つけたり、物を壊したりすることに対しては、一貫してやめるよう伝えることが大切です。しかし、子どもの感情があふれている状況では指導しようとする
初潮(生理)のこと 初めての月経は10~16歳。平均すると12歳で生理が始まることが多いようです。親がそのことを知った時に動揺すると、子どもは更に不安になります。子どもの不安な気持ちをしっかりと受けとめ,「びっくりしたよね」「おとなの体になってよかったね」などと声がけしましょう。そうすれば子どもは安心して自分の体の変化を受けとめられるようになります。 生理の説明 例 「女の子のお腹のなかには、子宮という赤ちゃんを育てる専用の袋(お部屋)があって、体が成長して赤ちゃんを産
チャイルドラインにかかってくる性の電話 男子の性の電話トップ3は、「包茎」「射精・マスターベーション」「ペニスの大きさや形」です。かつては、男子は近所のお兄さんや成長の早い仲間から情報を得ていましたが、最近は性の話題をしにくい状況にあるようです。 包茎のこと 「日本人の7割は包茎です。」と泌尿器科の岩室紳也先生は言います。包茎の原因は亀頭と包皮がくっついているか、包皮口が狭いかのどちらかです。幼少期からお風呂に入るときに、痛くない程度に包皮を身体の方に引いて、お湯をかけ
子どもの性教育は誰がする? 学校で性教育をやってくれているはずと思っていませんか? 現在は、国が性教育事業のサポートとして重要性を発信して自治体に任せているようです。親も国も学校もなんとなく他人ごとになっている気がします。学校任せではなく、おうちで性教育してみてはいかがでしょうか。性犯罪に巻き込まれないための基礎知識を子どもに学んでもらうために、まずは足元から子どもの安全を確保するための一歩を踏み出してみませんか? 年齢によって違う性教育 性教育は年齢によって伝え方が変
子どもが発達障害かもしれない。どんな対応をすればいい?ーそんな悩みを抱えている保護者の皆さんへ。子どもの声を受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。 なぜそう思うのか? 子どものどのような言動が心配なのでしょうか。落ち着きがない、集中力がない、コミュニケーションが苦手、すぐに暴力をふるうなど。親としては気になりますよね。ただ、親の一番の仕事は子どもを信頼することです。本人が悩んでいるようならしっかりと子どもの声を聴ける余裕をもちましょう
子どもが万引きをした。どのような対応をすればいい?ーそんな悩みを抱えている保護者の皆さんへ。よこはまチャイルドラインを受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。 大切なのは子どもの声 「まさか自分の子どもが…」保護者の皆さんは自分の子どもが万引きをしたという事実にショックを受けたり、パニックになったりするかもしれません。「万引きをしたの?どうしてなの?」と問い詰めてしまうこともあるでしょう。 でも大切なことは何でしょうか?事実を問いただ
子どもがマスターベーションしているところを見てしまった。子どもなのにおかしいのではないかーそんな悩みを抱えている保護者の皆さんへ。子どもの声を受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。 性欲があることは自然なこと 子どもは性欲がない、マスターベーションをしてはいけない、と思っていますか?そうであれば、その思い込みを捨てましょう。性欲があるのは自然なことです。マスターベーションは、自分の欲求を満たし、リラックスする行為です。自己コントロールを
子どもがリストカットを繰り返し、やめられないーそんな悩みを抱えている保護者の皆さんへ。子どもの声を受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。 死なないための精一杯の対処法何度も繰り返すのは、トラウマを抱えているかもしれません。リストカットすることで、今の状況に適応しているとも言えます。死なないための子どもなりの精一杯の対処法であると理解することが大切です。リストカットしない約束をしてはいけません。なぜなら、繰り返すのが当たり前で、約束は破ら
子どもが興味を持ったから通わせ始めたのに「習い事に行きたくない!」と言うーそんな悩みを抱えている保護者の皆さんへ。子どもの声を受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。 理由を教えてもらう 「行きたくない理由を教えてくれる?」まずは、なぜその言葉が出たのか、その理由を子どもに教えてもらいましょう。「責める」のではなく、上から目線で「聞く」のでもなく、「教えてもらう」ことが大切です。 例えば、「スイミングスクールに行きたくない」とある日小
娘が女の子を好きと言う。息子が男の子を好きと言う。ひょっとしてLGBTQ?どうすればいい?ーそんな悩みを抱えている保護者の皆さんへ。子どもの声を受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。 気持ちを受けとめる まずは「そうなんだね」と受けとめてあげてください。LGBTQであるかどうか見分ける必要はありません。大切なのは、子どもの気持ちを尊重することです。 一緒に考える 「分からないことや困っていることがあったら一緒に考えるよ」と伝えてあ
子どもが「死にたい」と言った。こんなとき、どんな言葉をかければいい?言ってはいけない言葉は?ーそんな悩みを抱えている保護者の皆さんへ。子どもの声を受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。 言ってはいけない言葉 子どもが自殺をしてしまうかもしれないー大人はびっくりして、死にたいと思うことをやめさせるような言葉をかけたくなってしまうでしょう。 「生きたくても、生きれない人もいるよ」「命を粗末にしないで」「命がけであなたを産んだのに、そんな
「きっかけは一斉休校だった。ゲームして、友人と連絡取り合って、休校が終わり、学校が始まると体に吐き気や頭痛などの異変が現れ、不登校になった。」コロナ禍で「登校しぶり」ともいえる状況が広がっています。 登校しぶりの背景にあるもの 「学校に行きたくない。でもなんで行きたくないのか自分でもよくわからない。」「勉強についていけない。行かないといけないと思うが、がんばれない」最近よこはまチャイルドラインに寄せられた「登校しぶり」に関係すると思われる子どもたちの声です。 「登校しぶ
子どもが性別に違和感を感じているみたい。どうすればいい?ーそんな悩みを抱えている保護者の皆さんへ。子どもの声を受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。 否定せず、どんな気持ちなのか聞く 「女の子だけれど、女の子グループに馴染めず男の子と遊びたがる」「男の子だけれどスカートの制服で登校したがっている」など、他の同性の子どもと違うーもしそう感じたら、とにかく否定せず、どんな気持ちなのか聞いてみましょう。「女の子なんだから」「男の子なんだから
2020年の春以降、子どもたちは新型コロナウイルスの流行により新しい生活様式を強いられてきました。子どもたちはコロナをどうとらえたのでしょうか。よこはまチャイルドラインは、2020年にアンケートを実施し、子どもたちの声に耳を傾けました。 新型コロナウイルスは「こわい」 「新型コロナウイルスをどう思いましたか?」という質問に対し、48%の子どもたちが「こわい」、33%の子どもたちが「少しこわい」と答えました。8割以上の子どもたちが恐怖を感じていることがわかります。 その理
どうやら子どもが仲良しグループから仲間外れにされている、でも話してくれないーそんな悩みを抱えている保護者や教員の皆さんへ。子どもの声を受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。 味方であることを伝える 心配されるのが嫌なのかもしれません。無理に聞き出そうとせず、味方であること、話したくなったらいつでも話して欲しい、と伝えましょう。 誰かに相談するよう促す つらい気持ちをため込んで思い詰めてしまわないように、誰かに相談するよう促してあげ
子どもの性教育どうしたらいいの?誰がいつやるの?ーそんな悩みを抱えている保護者や教員の皆さんへ。子どもの声を受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。 幼児期の性教育 幼児期は、家庭や幼稚園でプライベートゾーン(口、胸、おしり、性器)を人に見せないことを教えましょう。 小中学生の性教育 月経教育や射精教育を通して、自分の体と心を大切にして、相手に対しても思いやりを持って接することを伝えましょう。まずは同性の親から伝えるとよいと思います