つまり君はそんな奴なんだな
「そうか、そうか、つまり君はそんな奴なんだな」
激昂するでもなく何かを憂うわけでも無く淡々と目の前の男は言ってのけた。
俺のこれまでの葛藤や苦悩。
そんなものなど知ったこっちゃ無いその目は
自分の人生を否定するためだけに開いていた。
確かに俺はNARUTOをコミックからでは無く
同人誌から入った。
だがそれは男として最低限の教養を身につけようと思ったからとった行動であり、友達の少なさを悲観していた僕の苦悩を何も読み取らず
『そんな奴』と片付けてしまえるほど愚かな行為では