決めた
結婚を決めた。
彼女と付き合って4年と3ヶ月ほどが過ぎた。
ふわっと考えていた結婚もいまでは限りなく現実に近い。
自分の人生で結婚するとしたら今の彼女しかいない。そう思う人が、人が今奇跡的にそばにいる。
余命宣告をされている父に、どうしてもこの人を紹介したかった。だから、このタイミングで私は結婚を決めた。
婚約指輪なんて買う金はもちろんなかった。
私が決意した日、白い花束を買って家に帰った。
帰宅した彼女に、花束と一緒に結婚の意思を伝えた。急に改まって少し照れくさかった。
「私も結婚したいと思っていた。」
涙ぐみながら彼女はそう言ってくれた。
彼女にとって家族とは、煩わしい存在であり、幼少期からのエピソードをよく聞いていた。
そんな中、他人の家族も迎え入れようと覚悟を決めてくれたことはとても嬉しかった。
結婚したって何か日常が変わるわけではない。でも、覚悟とか責任とか面倒だが、確かな繋がりができて一緒にいる理由が一つ増えた。
確かに進んでいく自分の人生を感じる毎日だ。これからもここに記していく予定だ。
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